個人向け3Dプリンタとは何か調べてみた―3D Systems Cube編
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アマゾンで本日19日より「3Dプリンタストア」がオープン、そこには個人でも手が届く168,000円の『3D Systems Cube』という3Dプリンタがありましたので使い方や関連動画などを記録したいと思います。
個人向け3Dプリンタ『3D Systems Cube』とは
はじめに製造している「3D Systems」を調べてみると、米国South Carolinaに本社があるラピッドプロトタイピングの総合メーカーでNASDAQに上場、業務用3Dプリンター分野で世界トップクラスの企業とのこと。1987年に世界で始めて光造形装置を製品化したパイオニア。STLファイル形式は、創始者チャック・ハル氏が提案し、普及した模様。
業務用3Dプリンター分野でトップクラスとなると期待してしまいます。
3Dプリンタとは何か、49秒の短い動画で紹介されていました。
iPhoneケースや、タブレットのカバー、サンダルやペン立て、フックにブレスレットなどなど、夢が膨らみます。
『3D Systems Cube』のスペック、造形性能ほか
『3D Systems Cube』の本体サイズは幅260×奥行き260×高さ340mm、重さ4.3kgと小型軽量な印象。
- 造形サイズ:(X x Y x Z): 140mm x 140mm x 140mm
- 材料:ABS / PLA
- ヘッド数:1個(単色プリントのみ可能)
- 対応ファイル形式:STLファイル
造形方法は、ABSかPLAの樹脂に熱を加えてプリントヘッドから絞り出し積層するPJP(Plastic Jet Printing)が採用されています。ヘッド数が1つのため単色での造形しかできませんが、材料は16色が用意されている模様。
3Dデータの作成と入手方法
『3D Systems Cube』が造形に使用するのは独自ファイル形式「.cube」で、STLファイル形式からのみ変換可能なため、CADデータ等から直接「.cube」形式への変換は不可、造形データとして利用できないようです。
STLファイルは「モデリングソフトで生成」するか、「cubifyなどの3Dデータ共有サイトから入手」することができるとのこと。
iPadアプリ「Cubify Draw」は無料で簡単に3Dデータが作成できるようです。
「.cube」ファイル形式への変換はPCに専用ソフト「Cube Software」をインストールして行い、ファイルの受け渡しはUSBメモリもしくは、無線LAN(IEEE802.11b/g WPS構造付き/アドホックモード)接続で行うとのこと。
『3D Systems Cube』での造形
『3D Systems Cube』での造形をしたレビューを見る限り、想像よりも「音が静か」で家庭用のインクジェットプリンター並の騒音ということです。また本体に備えられている小型タッチパネルでは3Dデータを基にした「造形時間」が表示されるようです。
実際の造形を撮影した動画がありました。
3Dプリンタ「3D Systems Cube」の価格
価格: ¥168,000円 /レビュー0件(2013/09/19現在)
<前回の3Dプリンタ>
アマゾンで個人向け「3Dプリンタストア」がオープン