本格トラベルルーター「GL.iNet GL-A1300」は買いか、機種比較

本日の「ちびファイ4」発売を受けて無線LANルーターの買い替えを検討していたことを思い出した。

以前の記事「壁に直挿し無線LANルーター「WN-DX1300GRN」を8ヶ月ほど使った感想」でレビューした無線LANルーターは問題なく使えている。

しかし、海外のウェブサイトで調べ物をする際に危険なスクリプトがあったりするのでルーターでブロックしたり、NAS機能もほしい。

そういったことは日本の家庭用メーカーから入手するのは難しいだろう。

例えばセキュリティ機能のあるトラベルルーターがあれば、カフェやホテル、駅などの暗号化されていない公衆接続サービスでも安心してログインIDやパスワード、メッセージを送受信できる。

そこでルーターを調べ直した。

今から2年ほど前に小型ルーターを探したとき何度も見かけた香港のネットワーク機器メーカー”GL.iNet”社が着実な実績をあげており、日本ユーザーからの評価も良い。

”GL.iNet”は革新的なトラベルルーターを発売し続けており、新製品をリリースすると技適マークを取得するなど日本市場にも注力してくれているようだ。

GL.iNet社のトラベルルーターは使えるか

”GL.iNet”の製品はアマゾンでも売れており、9,372件というレビューのトラベルルーター(Amazon検索結果へ)もあった。

主にVPNでルーターレベルの広告排除や閲覧できない国の対処、公衆LANサービスでログイン情報やメッセージを暗号化したいという時に活躍しているようだ。

”GL.iNet”が取り扱う個人向けのルーターは次のようにジャンル分けされていた。

  • ミニルーター
  • セキュリティゲートウェイ
  • トラベルルーター

ミニルーターの最新モデルは9372件のレビューを誇る「GL-MT300N-V2 (Mango)」で価格は3999円(Amazonへ)と安い。

2年前は小さくて割安、多機能すぎることからリスクが高いと判断してしまったが、本気のネットワーク機器メーカーだったようだ。

この小さな筐体ながらOpenwrtを採用しているのも興味深い。

Openwrtはネットワーク特化の組み込みデバイス向けLinuxディストリビューションで、小さなLInuxとして何でも出来るという評価もある。

とくにOpenVPNやNASあたりの処理を無線LANルーターで処理してほしいというニーズを満たしてくれるようだ。

”GL.iNet”のルーター選び

人気のミニルーター「GL-MT300N-V2 (Mango) 」

やはり目がいくのは人気のミニルーター「GL-MT300N-V2 (Mango) 」。

プライム込み3,999円ながら、VPNにUSBストレージ機能、WAN/LANにUSB充電で技適あり、同時接続20台、本体サイズ58*58*25mmに39gという強みがある。

残念ポイントとしてはmicroUSBポートであること、有線LANがギガビット対応ではないこと、無線最大300Mbps、WiFi 5GHz非対応であること。

しかし、小さな筐体に普通の無線LANルーターと同じようなパーツを組み込もうとすること自体が発熱などから考えても難しい。

そういった意味では完成されたミニルーターと言えそうだ。

あとは最新モデルでUSB-C等のアップグレードを待つことになるだろう。

ちなみに「GL-MT300N-V2 (Mango) 」はiPhoneやAndroid端末のUSBテザリングを親回線としてmicroUSB対応のモバイルバッテリーで電源供給を行えば、どこでも簡易ルーターになる。

そういった多機能な面と手頃な価格が人気の理由だろう。

→レビュー9,372件と紹介動画など詳細はAmazon

バランスのとれたトラベルルーター「GL-AR750S-Ext」

2つめはGL.iNet社がトラベルルーターとして分類している「GL-AR750S-Ext」。

先ほどのミニルーターに比べると7,599円と約2倍の価格になってしまうが、ギガビット有線LANに同時接続数41台とアップグレードされている。

本体サイズは100x68x24mmで86gとなるが、それでも小さい。

また同社の旧世代ルーターなのでmicroUSBポートという弱点もある。

同じトラベルルーター分類で後発の「GL-MT1300 (Beryl)」になると、ここから更にUSB-C対応で、メモリとフラッシュメモリも倍となり、IPv6対応となっている。
ただ本体サイズが118x85x30mmで184gと一気に重くなってしまった。

GL.iNet社の製品は携帯するという使い方も多いようで、そういったユーザーからは機能と価格と大きさのバランスがとれている「GL-AR750S-Ext」を推す声もあった。

ちなみにアンテナが飛び出ずにmicroSDカードスロットを搭載した珍しいモデル「GL-AR750 (Creta)」(レビュー1630件はAmazonへ)もあるが、他のGL.iNet製と同じように有線LANポートが100Mbpsまでとなっていた。
やはり1Gbpsはないと固定回線で使う無線LANルーターとしては厳しいと思う。

GL-AR750S-Extの価格は7,599円(レビュー3,288件の詳細はAmazonへ)
GL-MT1300 (Beryl)の価格は9,299円(レビュー113件の詳細はAmazonへ)

最新モデル「GL-A1300 Slate Plus」

そして、GL.iNet社の公式サイトで「New」と記されている「GL-A1300 Slate Plus」もアマゾンで9,999円にて販売されていた。

本体サイズは118 x 84 x 33 mm / 181g。

同時接続は100台、NANDフラッシュまで搭載している。

下の表は公式製品ページより引用。

CPUIPQ4018, Quad Core@717Mhz
Memory / StorageDDR3L 256MB / NOR Flash 4MB + NAND Flash 128MB
ProtocolIEEE 802.11a/b/g/n/ac
Wi-Fi Speed400Mbps (2.4GHz), 867Mbps (5GHz)
Ethernet Speed10/100/1000Mbps
Antennas2 x undetachable external Wi-Fi antennas
Power InputType-C, 5V/3A
Power Consumption<6.5W
Dimension / Weight118 x 85 x 30mm / 181g

 

WiFi 5GHzは867Mbpsで2本の飛び出したアンテナ、有線LANは1Gbpsと通常の無線LANルーターと変わらない性能に仕上がっている。

→最新モデル「GL-A1300 Slate Plus」は9,999円(レビュー11件はAmazonへ)

まとめ、何を買うか

最初は「GL-MT300N-V2 (Mango) 」が3999円と手頃で十分かと思ったが、WiFi 5GHzに非対応のため無料LAN接続サービスが使えるような混線が予想される場所では頼りないと思った。

また、ギガビット有線LANも必要だと思う。

そうなると程よい大きさの「GL-AR750S-Ext」か、最新機種である「GL-A1300 Slate Plus」が候補。

上図の歴史から考えても最新モデルに位置する最新機種「GL-A1300 Slate Plus」が良さそうだ。

ちなみに16800円と高額だが4G/LTEにも対応する万能なルーター「GL-XE300 (Puli)」(レビュー29件はAmazonへ)もあった。
固定回線に接続できないときはモバイル回線で接続するというネットワークの冗長化を行えるモバイルデバイスとして貴重な存在だが、日本ではスマートフォンが普及していてテザリングで十分とも思えた。

やはり「GL-A1300 Slate Plus」が良さそうだ。

2023年1月23日時点でブログ等でのレビューは1件も見当たらないので、アマゾンに寄せられた11件が頼りに購入することとなるだろう。

→最新モデル「GL-A1300 Slate Plus」は9,999円(レビュー11件はAmazonへ)

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