複数端末を同時ワイヤレス給電できる『Rezence』発表―2014年初めに製品化へ

公開日: : 周辺機器

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 ワイヤレス給電の団体Alliance for Wireless Power(A4WP)は12月12日、複数端末の同時ワイヤレス給電が可能となる技術の名称『Rezence』(商標)を公開したと発表しました。2014年初めにも製品化される見込み。

rezence

複数端末を同時ワイヤレス給電できる『Rezence』

 『Rezence』はWiPower(ワイパワー)の名称で開発が進められてきた技術。

 『Rezence』(レゼンス)ブランドは消費者が見分けられるアイコンを提供し、A4WP認証プログラムを支援する目的で使われるとのこと。メーカーは『Rezence』アイコンにより、Rezence認証製品パッケージング、技術説明書、将来のソフトウエア・アプリケーションを追加が可能で、A4WP製品認証プログラムの正式開始は2013年末が目標。

 A4WPは、クアルコムやサムスン、ブロードコム、インテルなどが参加。

ワイヤレス給電規格「Qi(チー)」との違い

 A4WPと同じくクアルコムがメンバーとなるWireless Power Consortium(WPC)では「Qi」規格を提供、日本でもドコモの「おくだけ充電」として提供されており、最近ではNexus 7 2013/Nexus 5にも採用されています。

 ワイヤレス給電規格「Qi」と『Rezence』の違いは、コイル接点の距離。「Qi」規格(電磁誘導方式)が充電器と端末のコイルを密着させる必要がある一方、『Rezence』は約5cmまで離れても充電が可能で、これにより複数端末への同時給電ができる利点があります。

 『磁界共鳴方式「WiPower」のメリットとデメリット』の記事

LINK:Rezence

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