固定電話への通話料0円、楽天『Viber』が便利だった話
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アプリ間の無料通話で携帯電話並の通話ができるサービスといえば「LINE」が有名ですが、『Viber』(バイバー)もまた便利なサービスだと利用して思い知りました。
『Viber』はクリアな音質で遅延も少なく通話できるアプリ間の通話に加えて、日本国内の固定電話への発信が無料で利用できるのが魅力です。
楽天『Viber』が便利だった話
『Viber』はバイバーメディア(Viber Media)が開発・提供しているスマートフォンからパソコンまでサポートするインターネット電話アプリ。同社は楽天が2014年2月に約9億ドルで買収すると発表し子会社となっています。
関連記事:楽天、無料通話アプリ『Viber』買収を発表―固定電話へ無料通話など
タブクルでは過去にFUSIONのIP電話サービス「FUSION IP-Phone SMART」(記事一覧へ)を利用して無料通話を試しましたが携帯電話に比べると会話に遅延が発生して実用的とは言えませんでした。
ネット回線を利用した電話サービスがかかえる最大の問題は音質よりも遅延だと思っていたところ、LINE通話が遅延なく話せることがわかり便利だと感心していましたが、『Viber』も同じく遅延ゼロに等しく、さらにクリアな音声を実現していて驚きました。耳元で話している感じといいましょうか、それくらいハッキリ声が聞こえます。
この記事ではインターネット回線「auひかり」を使って通話した内容を記しています。
国内の固定電話0円キャンペーン
楽天が買収してから発表された衝撃のニュースとして”国内の固定電話への通話料無料キャンペーン”が挙げられています。楽天がバイバーメディアを買収した理由として『Viber』のIDがユーザーの電話番号であることが重要だったと述べられていますが、この通話料無料キャンペーンは多くのユーザーを引き込むのに有効な宣伝と言えそうです。2014年から現在も続いているキャンペーン、終了時期は未定とのこと。
実際に「Viber Out」で通話してみた
この電話発信オプション「Viber Out」を利用したキャンペーンを実際に試しました。最初にクレジットカードの登録が必要なんだろうなと構えていましたが、そんな必要はなく、ダイヤルパッドで03~とレストランに電話をかけるだけで通話できました。
「Viber Out」の申し込みや決済カードの登録といった作業をせずに利用できる。これは凄い!
しかし、『Viber』同士のアプリ間通話とは異なり遅延が発生していました。レストランの予約で3件ほど電話したのですが全て遅延が発生しました。店舗側の電話番号は050などではなく03番号でした。(ホテル内のレストランなので電話品質が悪いという事はないと思います。)
通話開始時に「もしもし~」、「もしもし~」と数回繰り返す感じで、ちょっとしたトランシーバー状態と申しましょうか。電話を切られたら大変と思い「予約したいのですが~」とだけ伝え、あとは担当者の方がトランシーバー状態であることを察してくださるのを祈りながら会話、そして、お互い話してから1秒ほど間をあけるという阿吽の呼吸で必要な情報の交換を終える事ができました。
この状態をイメージしてもらえる良い例えが思い浮かびました。ニュース番組で現地レポーターとスタジオの微妙なズレに近い感じだと思います。あれに限りなく近いですね。
今回は相手がサービス業であったから良かったですが、これが営業する側だったりすると大変でしょうね。そういった点がクリアできたら「Viber Out」は本格的に普及しそうです。
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「Viber Out」による国内通話料ゼロ円は魅力ですが遅延という課題がありました。それでも『Viber』同士の遅延ゼロ+クリア音声のアプリ通話は強力、オススメしたく記事にするほどです。
次回は格安SIMカード同士でも『Viber』のアプリ間通話は快適に使えるのか試した感想を記録します。
前回のViber
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この話には続きがあります。
→格安SIMカードで『Viber』アプリ間の無料電話を試す、通話6分間のデータ通信量
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