トレンドマイクロがブラウザ閲覧履歴を無断送信、AppStoreから削除
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セキュリティー会社トレンドマイクロが提供しているマルウェア対策アプリ「Dr. Unarchiver」などがユーザーのブラウザ閲覧履歴を中国のサーバーに送信していたことがわかり、App Storeから削除されました。
トレンドマイクロがブラウザ閲覧履歴を無断送信
今回はじめに問題となった「Adware Doctor」は「ブラウザをアドウェアから保護する」と謳い、Mac向けApp Storeで4.99ドルながらランキング4位にあった人気ソフトウェアでした。有料アプリも安全ではないということでも話題となっています。
「Adware Doctor」をインストールするとユーザーのSafariやChrome、FireFoxのブラウザで何を閲覧したのか、その履歴を取得して「history.zip」というZIPファイルに圧縮、中国のサーバーへ送信していたことが報告されています。
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さらに9TO5MacによればTrend Micro,Inc名義のDr. Unarchiverという無料ソフトのランキング12位に入るソフトウェアでは、先ほどと同じくSafariやChrome、Firefoxのブラウザ履歴やGoogle検索、導入したアプリ一覧を収集しているそうです。ジャンクファイル機能を実行するとユーザーに対して権限を求められ、許可するとデータを収集し始めるということです。、。
これについてトレンドマイクロは9月10日、提供ソフトDr Cleaner、Dr Cleaner Pro、Dr. Antivirus、Dr. Unarchiver、Dr. Battery、Duplicate Finderがインストール前の24時間をカバーするために1回だけブラウザ履歴を収集していただけだと反論(?)しています。
同社はユーザーの懸念を払拭するため当該製品からブラウザの履歴集機能を削除することにしたと発表しています。