E-ink『BOOX Nova Pro』にGoogle Playをインストール、Kindleアプリで電子書籍は読めるか
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その他・中華タブレット BOOX, BOOX Nova Pro, 製品レビュー
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電子ペーパーで動作するAndroidタブレット『BOOX Nova Pro』にGoogle Playをインストール、Kindleアプリは動作するのか試した。
先に結論を書くとGoogle Play経由のKindleは動作が重く、快適と言うには程遠い状態だった。しかし、最終的に問題ない操作感でKindle本を読むことができた。
『BOOX Nova Pro』にGoogle Playインストール、Kindleアプリを試す
はじめに”Google Playの導入”の話から書いていく。
しかし、Kindleやkoboo、Google Play Books、hond、ebooks Japanなどの電子書籍アプリが入手できれば十分という人は”Google Playの導入”という見出しの次から読むと良いだろう。
Google Playの導入
『BOOX Nova Pro』へのGoogle Play導入方法は、正規販売代理店となっているSKTの説明ページに書かれている。画像と説明で記載されているが、簡潔に書くと次のような手順だった。
ホーム画面⇒設定⇒アプリ⇒「Google Playを有効化」をON⇒現れる「GSF ID」を選択。
そうするとGoogleログイン画面が表示されるのでアカウント情報を入力する。その後、デバイスの登録をするためにAndroid IDを入力するためのテキストフィールドと登録ボタンがある画面になった。
その画面上にあるAndroid IDを選択するも反応がない。ロングタップやダブルタップをしてもコピーできないのでドラクエ1にあった復活の呪文よろしくテキストフィールドに入力、登録ボタンを押したところ、Android IDが2重に登録されてしまったので更に困った。
そこで説明ページを見ると、次のように書かれていた。
一度再起動を行い1~2日ほどお待ちください。(Google側に登録されるまでお時間がかかります。)
えっ、そうなの?
FireタブレットにはAPKファイルで直接Google Playをインストールした。その時は、すぐに使えたので戸惑う展開だった。
とりえあえず、指示に従い『BOOX Nova Pro』の電源ボタンを長押し、「再起動」を選んだ。
・・・。
なんと起動したら「English」になっていた!
しかし、言語設定で日本語を選ぶと戻ることができた。
次にホーム画面⇒アプリを開くとPlayアプリというアイコンがあるので、それを選択すると記事冒頭の画面が表示された。ここで再びGoogleアカウント情報を入力する。
無事にGoogle Playが使えるようになった。
Fire 7とBOOX Nova ProのGolge Play画面。
さっそくKindleアプリをインストール、Amazonアカウント情報を入力した。ちょうど先日、記事にしたKindle umlimited読み放題が3か月間99円というキャンペーンを申し込んだので読みたかった本を開いた。
テキスト主体の書籍はページ送りがもたつく感じで読めないというほどではない。しかし、雑誌や漫画といった画像主体の書籍はページ送りができなかった。全く反応しないので言葉を失う。
諦めきれずにKindleアプリの同期設定など負荷がかかりそうな項目をOFFにするも全くページがめくれない。アマゾンの販売ページにあったレビューに何か書いてあったのを思い出して探した。
どうやら「Google Play」ではなく標準の「アプリストア」からKindleをインストールすると画像主体の書籍も読めるようだ。
思い返せば、Android 6と古いOSを採用しているのでKindleに限らず最新アプリは不具合がでるのを覚悟していた。恐らく”それ”とE-inkディスプレイの問題ではないだろうか。
標準「アプリストア」経由のKindleは読めるか
それではGoogle Playではなく、プリインストールされている「アプリストア」経由でKindleをインストールしよう。
ホーム画面⇒アプリ⇒プレイストアの順に開き、ReadタブにあるKindleのダウンロードを選択すればインストールが行われた。あとはAmazonアカウントでログインするだけだ。
Google Play経由のKindleではページ送りができなかった雑誌、漫画ともに僅かな遅延でページ送りができた。ホッとした。
この標準アプリストアのReadタブには、楽天のKoboやGoogle Play Books、ebook Japanにhontoといった電子書籍アプリも用意されている。紀伊国屋書店のKinoppyまであった。
また、ToolsタブにはChromeやOneDrive、Gmail、Google Keepなどがあり、WorkタブにはEvernoteやFireFox Browser(なぜかChromeとは別タブ)、Dropbox、Google Drive、OneNoteなどがあった。
Kindleアプリの件を考えると登録されているアプリ数は少ないが、標準アプリストア経由でインストールしたアプリを使うのが間違いなさそうだ。
これで『BOOX Nova Pro』は電子メモとKindleアプリが使えることがわかった。アプリストアに掲載されていれば使えるということだろう。
次回よりmicroSDカードスロット非搭載によるストレージ不足の対策と自炊した電子書籍を読むための画像ビューアを探していきたい。
アマゾンの販売ページでは記事投稿時点で39744円(プライム対応)となっていた。
続き⇒Coming Soon.
前回⇒軽くてサラサラ書ける『BOOX Nova Pro』購入レビュー、ワコムペンや専用ケースを試す