軽くてサラサラ書ける『BOOX Nova Pro』購入レビュー、ワコムペンや専用ケースを試す
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最終更新日:2019/07/13
その他・中華タブレット BOOX, BOOX Nova Pro, 製品レビュー
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最大4週間は充電不要という電子ペーパーを搭載した7.8インチAndroidタブレット『BOOX Nova Pro』が届いた。付属するワコムペンの書き心地や特典で無料となった約4500円の専用ケースもあわせてレビューする。
質感に驚く『BOOX Nova Pro』購入レビュー
はじめに結論から言うと「買ってよかった!」となった。
その理由は記事末尾に記載する。
今回も画像が多いので、到着した際の透明カバーを外した後のパッケージから見ていこう。

このパッケージを手にした時から軽さを感じられた。専用ケースも販売ページの見た目から重いだろうと予想していたが軽い、これは期待できそうだ。

『BOOX Nova Pro』のパッケージ裏面を見るとスペックなどが中国語らしい文字で書かれている。技適マークも印字されていた。
『BOOX Nova Pro』を開封する。

『BOOX Nova Pro』の箱をスライドして取り出し、蓋を開けると上図のように本体が現れた。
やはり、この瞬間は高鳴る。

全ての同梱品を並べて撮影、USB-Cケーブルとワコムペンは袋に入っていた。他には保証書、説明書がある。

説明書、日本語ではなかった。

ワコムペンは電池不要なので軽い、使いやすさを左右する太さも丁度良くApple Pencilと変わらなかった。
プラスチックと思われるがマット仕上げのためか文房具のような質感、ペン先は爪で引き抜くことができたので交換可能と思われる。また、ペン先の反対側を押せるようになっていた。

側面にボタンが1つ配置されており、抑えめの程よいクリック音がした。

『BOOX Nova Pro』はiPad mini 5と同じ場所に戻るボタンが配置されている。写真では伝えられていないかもしれないが、ディスプレイもボタンも素材なのかマット仕上げなのか落ち着いた雰囲気がある。
最近Fireタブレットばかり触っていたせいかもしれないが、iPad mini 5と比べても上品な感じがした。

インターフェイスはUSB-Cを底面に配置している。3.5mmイヤホンジャックや音量ボタンがないあたり電子書籍リーダーに近い製品なのだろう。
天面にはポツンと電源ボタンがあった。
初回セットアップ

『BOOX Nova Pro』初回起動時のセットアップ、はじめは言語設定で日本語を選んだ。

次はタイムゾーン、日時設定。

スリープや電源オフの開始時間など電源設定。

ワコムペンを持つ手の設定、この右手などを選んだあとに四隅と中央をペンで認識させる作業がある。初回は意味が分からず変な位置を設定したため手書き入力する際にペン先から離れた場所で書き始まるようになってしまった。
そんな時は設定メニューから再設定できるので訂正すると良い。

初回セットアップを終えると上図のホーム画面が表示された。西遊記などの電子書籍がインストールされていたが日本語ではないので読めなかった。

ソフトウェアキーボードも独自と思われる。初期設定では日本語キーボードが有効になっていないので設定メニューからJapanese IMEを有効にした。

重量は261g、やはり軽い。
そして付属のワコムペンは7g、合計で268gだった。7.8インチというサイズ感と重量で文房具のような質感を演出しているのは素晴らしい。

ノートアプリを起動して手書き入力を行った。
筆圧感知に対応しているため、強めに書けば太くなり、弱めれば細くなる。ボタンを押しながらなぞれば消しゴムとして機能した。
全画面表示をサポートしており、ホームボタン(戻るボタン)を押すと解除される。投げ縄やテキスト入力、図形といったツールも用意されている。
手のひら検知も動作していて自然な手書き入力が行える。事前の動画チェックで確認していたとおり遅延もなく描写可能だ。
続いて特典で無料となった専用ケースを開封する。
BOOX 7.8 Grey Caseを開封する。

「BOOX 7.8 Grey Case」のパッケージ背面、特典の為か色は選べなかったがダークグレイなどが存在するようだ。

安くはない保護ケースだったので質感には期待していたが、その予想より触り心地はよく、しっかりとした造りだった。
そして、何よりも軽い。

僅か98gだった。
『BOOX Nova Pro』本体をホールドする固めのパーツと自動スリープ対応とペンホルダーを備え質感も確保したカバーなのに98gは素晴らしい。

縫い目の端に「ここで切りましたよ!」というような処理の後もない。BOOXの文字も素敵に見えてきた。

『BOOX Nova Pro』を挟み込む側は絶妙な硬さで、タブレットを収納すると応じて硬さを増すような造りになっていた。

ホールド部のフチが画面より前に出ているので落下時も保護してくれそうだ。
感想・まとめ
『BOOX Nova Pro』はスペック表で知ることができない「質感」に驚かされた。
Kindle電子書籍リーダーやFireタブレットのようなプラスチック感ではなく、落ち着いたマットな外観となっている。かといって何もできないような頼りなさはなくiPad mini 5と同じようなタブレット感もあった。
これまで開封レビューで長く質感について触れることはなかったが、それほど良かった。
それはワコムペンと専用ケースにも言える。3つで1つの文房具といった印象だ。

次に「軽さ」、改めて重要だと思った。
3つ揃えて重さ366g、これでワコムペンや電子書籍、Androidアプリで情報収集もできて数週間はバッテリー充電が不要なのだから感心してしまう。
そして、手書き入力は満点と言える。
iPad mini 5で感じていた「ガラスに文字を書く感じ」がしない。手書き入力中のコツコツ音もなく電子ペーパーのためかサラサラという音が心地よい。
Wi-Fi対応の電子メモとして使うだけでも利用価値があると思った。
次回よりGoogle Playの導入やベンチマークアプリのテストなどを行う予定だ。
アマゾンの販売ページでは記事投稿時点で39744円(プライム対応)となっていた。
続き⇒E-ink『BOOX Nova Pro』にGoogle Playをインストール、Kindleアプリで電子書籍は読めるか
前回⇒7.8型E-ink『BOOX Nova Pro』を注文、特典とプライムデーを待たない理由

気付けばブログ執筆そのものがライフワーク。ども、タブクル管理人です。
かつて夢見た「タブレットやスマホを操り、生産的な活動をする未来」。最近は、その実現を加速させるAIに夢中です。AIは思考力を奪うという意見もありますが「どう使うか、どんな指示を出すか」と、以前より思考力が試される時代の幕開けだと思います。





















