Fireタブレットのカスタマイズに、15秒でADB構築「15 seconds ADB Installer」のインストール

公開日: : 最終更新日:2020/01/28 Amazon Kindle ,

 この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。

2020-01-27 21.10

有難いことにタブクル読者より第9世代Fire HD 10 タブレットのカスタマイズを見たいという要望をいただいた。

しかし、第7世代のようにFireタブレット単体で気軽にroot化して楽しむことができないため、今回はパソコンでADB環境の構築から行っていく。

ADB構築「15 seconds ADB Installer」のインストール

タブクルの過去記事にもあるが、これまでADB( Android Debug Bridge )の構築は手間のかかる作業だった。それ故に第7世代Fire HD 10ではタブレット単体の手法にこだわったのだが残念ながらシステムアップデートで対策されてしまっている。かといって、root化できたという報告も挙がってきていない。

こうなってはADBでカスタマイズを行うしか選択肢は残っていないのだ。

過去のADB構築方法を繰り返しを改めて記事にしても面白みがないので、今回はXDAで配布されている僅か15秒でADB環境を構築できるという便利ツール『15 seconds ADB Installer』を使って導入したい。

それでは始めよう。

15 seconds ADB Installerの注意点とダウンロード

これから行う作業はツールが様々なコマンドを自動で入力するため楽だが、危険でもある。

どういうことかというと通常であればJDKをインストールした後、Android SDKをインストール、次にWindowsの環境変数「Path」を書き換えるといった流れだが、このとき環境変数をミスするとWindowsの復元を求められる事態になる可能性がある。

それを半自動で行うわけだから下記に書かれていることを試す際は参考程度にして「自己責任」で行って欲しい。なぜなら管理人と読者のPC(本体から環境まで)は同じではないからだ。

ただ忘れているだけで古いJDKやAndroid SDKをインストールしていたり、導入するバージョンによっては競合するハード、ソフトもあるだろう。メーカー名や環境で検索して随時解決していく必要があるため「自己責任」となる。

黄色のマーカーを上から順に辿ることで簡単にインストールを行えるようにしたが、2回目以降の実行時に利用してほしい。

はじめにWindows向けツール「15 seconds ADB Installer 」をXDAのページからダウンロードしよう。これ以降、バージョン1.4.3を前提に話を進めていく。

リンク先にある「Downloads:Version1.4.3」から圧縮ファイル「adb-setup-1.4.3.zip」を保存したら、ZIPファイル内に1つだけあるファイル「adb-setup-1.4.3.exe」を解凍して実行する。

実行すると記事冒頭の画像にあるコマンドプロンプトが表示された。

最初の質問「ADBとFastbootをインストールする?」に「Y」と入力して「Enter」キー。次にADBを幅広く導入して良いのか、デバイスドライバーもインストールするかを質問されるので同様に「Y」+「Enter」を入力した。

そうするとWindowsの「デバイスドライバのインストール ウィザード」が起動するので全て「YES」または「はい」といった回答をしてインストールを済ませる。

2020-01-27 21.22

上記のようなチェックマークがついていれば成功、ウィザードを閉じるとコマンドプロンプトに戻り「完了!」というメッセージと共にウィンドウが閉じた。

ADB環境のチェック

ここからはADB環境が構築できているかの確認を行うため、「Win」キーを押して「cmd」と入力、コマンドプロンプトが選択された状態になるので「Enter」キーを押して起動しよう。

コマンドプロンプト画面で「adb」と入力して「Enter」キーを入力して、長い説明が表示されたら導入に成功している。しかし、「認識されていない」などのメッセージが表示されたらインストール失敗ということになる。

以上、15 seconds ADB InstallerによるADB構築は想像以上に簡単だった。確かに2回目からは15秒で導入できるだろう。

次回は第9世代Fire HD 10 タブレット(2019年モデル)でアプリの無効化やNova Launcherの導入といったことを試したい。そして第7世代のようにFire HD 10 レビュー記事まとめで行ったこともできるかもしれない。

続き(1)⇒ADB接続エラー「adb error: device ‘(null)’ not found"」の対処法 
続き(2)⇒Fire HD 10 タブレット(2019)の標準ランチャー無効化、Nova Launcherの有効化
前回の話⇒新旧Fire HD 10の最安値チェック、過去の値引き額を振り返る

よく一緒に閲覧される記事

Fire HD 8 が4,000円OFFに、過去1年間の価格から底値チェック

アマゾンジャパンが2024年11月4日より開催しているキャンペ

【プライム感謝祭で最大9000円OFFに】Fireタブレットが一斉セールを実施中

アマゾンジャパンがプライム会員へ向けたイベントとして開催する「プライム

アマゾンが第12世代「Fire HD 8」発売、RAMなど増強したスペック・特徴・価格

アマゾンジャパンは2024年10月3日、人気のFireタブレッ

→もっと見る

PAGE TOP ↑