Fire HD 10タブレットで気軽にYouTube視聴できるか
公開日:
:
Amazon Kindle Fire, Fire HD 10, 製品レビュー
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
祭りの予告で値下げが期待されているFire HD 10タブレット(セール対象の2019年モデル)への質問をいただいているため、その中から数が多かった項目について記事で答えていきたい。
今回は個人的に意外だったYouTubeアプリのインストール方法、Amazonアプリストアでの配布状況も含めてレポートしたい。
Fire HD 10タブレットの実力
はじめてのタブレットとして検討している若い世代の方から質問をいただいているため、はじめにFire HD 10タブレットが通常のAndroidタブレットと異なる点から挙げたい。
まず、Fire OSというAndroid OSをカスタマイズしたオペレーションシステムを搭載した端末だ。
そのため、ドコモなどで販売されているAndroidスマートフォンのようにGoogle Playがプリインストールされていない。さらに言えばGoogleアカウントにログインするための関連アプリも排除されている。
このカスタマイズについては他メーカーも行っているが、Amazonのようにアプリストアを用意してGoogleアプリ削除といった大掛かりなことはせず、ホーム画面をシンプルにしたり、自社や関連企業のアプリをインストールする程度となっている。
Fire OSの目的はAmazonのサービスを利用しやすくすること、広告端末でもあるため価格は安い。
かといって、そのためにゼロからモバイルOSを開発・維持するほどでもない。そこでアマゾンはAndroidを採用、その代償として野良アプリ(Amazonアプリストア以外で配布されているアプリ)のインストールを許すことになった。
その鍵となるAmazonアプリストアはGoogle Playストアに比べてアプリ数が圧倒的に少なく、かつ各アプリのアップデートが遅かったり、更新されないと言う問題を抱えている。
この弱点をカバーするために行ったのが、過去の記事にあるGoogle Playの強制インストールだ。
以上のような経緯があり、Google Playのインストールは違反でも何でもない。
しかし、野良アプリであるため不安も残る。
また、Google Play経由でYouTubeアプリをインストールする必要があると思っているユーザもいるようだが、そんなことはない。
Fire HD 10タブレットへの質問1位「YouTube」
さて、本題の最も質問が多かった「YouTubeアプリがない、視聴できない」件について。
これはYouTubeアプリがプリインストールされていないこと、Fire TV Stick騒動によりFireシリーズでYouTubeが視聴できないと言う認識が広まったことが理由だと思われる。
しかし、Amazonアプリストアに「YouTube」アプリは存在する。
実際にFire HD 10タブレットへインストールして動画も視聴できた。しかし、アップデート情報を見ると最終日が2020年4月21日、iOS向けの2020年6月21日より古いまま更新されていない。
やはり、Amazonアプリストアのアップデートは遅いのかと言うと少し違う。
Google PlayやApp Storeで配布されている「YouTube」アプリのデベロッパー名は「Google LLC」だが、Amazonアプリストアは「Youtube.com」となっている。
もちろんGoogle LLC版も配布されているが、それはFire TV Stick限定(2020年06月22日時点)となっていた。
上記のような状況のため、YouTubeアプリの最新機能やバグ修正は遅れてしまう。それでも公式アプリストアから気軽にインストールできるのは重要なポイントだろう。
少なくともYouTubeアプリは気軽に利用できるので安心してほしい。
リンク:YouTubeアプリ(Amazonアプリストア)