iPad活用術、GoodNotesでペン習字を始めよう。
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その人が丁寧なのか繊細なのか、知らない一面に触れる手書きの文字。嗜みとして文字を綺麗にと思っても大人に習字・書道を習うのは難しく、ウィズコロナ時代では直接指導の時間も減るだろう。
そんな時にiPadを使ってペン習字はできないか調べたので、その内容をシェアしたい。
iPadとGoodNotesと名作でペン習字。
大人になってペーパーレスが進んだ環境にいると学生のように座ってノートへ書くことよりも、立ち上がった状態やソファの上でプラスチック板に置かれた1枚の紙や手帳に書くといった状況が増えた気がする。
そういう意味でも今回のiPad画面にApple Pencilでコツコツと文字を書く練習は「実践向き」なペン習字スタイルではないだろうか。
iPadでペン習字を始めよう。
この特殊な習字教室で学ぶためには次のチケットが必要だ。
- iPad
- Apple Pencil
- 筆圧検知とPDF対応のノートアプリ
- PDFファイル
1枚目と2枚目のチケットの説明は省くとして、3枚目のノートアプリには「GoodNotes」を使っていく。有名なノートアプリは他にもあるがPDFの扱いやノートとしての操作方法がシンプルでわかりやすいため選んだ。
4枚目のPDFファイル、これは画像ファイルでも不可能ではないが画面の長押しで画像が移動してしまったり画像機能に制限されるので、PDFファイル自体がノートとして扱われるPDFファイルを前提に話を進めていく。
記事:第6世代iPadx定番ノート「GoodNote4」を手帳・メモ帳として活用する方法より
上図はGoodNotesとカレンダーのPDFファイルを使ってスケジュールまたは日記・手帳として使ったという2018年5月の記事だ。
ハロウィンのイラストは素材配布サイトの画像を使っているが、PDFファイルをノートとして扱うことによって自然な形で画像を貼り付けられる。例えば子どもにペン習字を始めさせた場合、手書きの「はなまる」と好きなキャラクターの画像をつけてあげるといったこともできる。
このようにPDFファイルであれば画像向けの機能だけでなく、GoodNotes本来の全機能を利用できるのが大きい。
ペン習字のPDFファイルをダウンロード。
ペン習字に使えそうなPDFファイルの配布サイトを色々と探し回った結果、「まる字」さんのウェブサイトが見やすく便利だと思った。
同サイトでは次のようなペン習字向けPDFファイルが配布されている。
- 青空文庫の名作
- ボールペン字のテキスト
- 漢字検定ドリル
- 英単語・英会話
- その他
青空文庫は「源氏物語」や「吾輩は猫である」から懐かしのホラー「耳無芳一の話」まであった。また、漢字検定ドリルは10級から1級まで用意されている。実に素晴らしいサイトだ。
今回は「吾輩は猫である」の(1)というPDFファイルをMacでダウンロード、そこからAirDropでiPad miniへ転送した。そうするとiPad mini側で保存先が表示されるので「GoodNotes」を選択、既存ノートか新規ノートか選べるので「ペン習字」という新しいノートを作成してファイルを追加した。
iPadでペン習字した感想。
最初の1ページ目を書いて実用的でなければ記事にしないつもりでいた。
文字の習い事といえば「同じ文字を繰り返し書く」というイメージがある。今回の名作ペン習字は次々と異なる文字が登場するため、そういった意味での効果は薄いだろう。
しかし、マス目が用意されていることで「文字の位置感覚が養える」というメリットがあった。これは次々と登場する別の文字によって「気づけば何となく把握」といった感じになる。
似た例としてピアノで相対音感が身に付く感覚に近いと思う。
また、「は」や「た」といった文章で多く登場する文字は繰り返し練習が行えるので真剣に1文字ずつ向き合っていればペン習字の効果は上がりそうだ。何より名作なので書いていて楽しい。
iPadでペン習字をするメリット
次にiPadで行うことにメリットはあるのかというところだが、ペン習字のテキストを購入するのに比べて次の点が良いと思った。
- 間違えたときの修正・やり直しが簡単。(Undo)
- ちょっとした隙間時間に行える。(かさばらない板1枚)
- タイマーやカレンダーと連携して時間管理できる。
このPDFファイルを試す前に、ペン習字のアプリを探してインストールしたが、落ち着いて習い事として行えるのは今回の方法だと思っている。(音楽やアニメーションにアップデート、評価の催促などなくて快適)
日本語を美しく書ける方は英語のドリルもあったのでチャレンジしてみてはいかがだろうか。また、PDFファイルで文字を練習するという発想は世界にもあるはずなので外国語を学ぶのにも使えるだろう。