M1搭載「iPad Pro」発表、ミニLEDやRAM16GBなどスペック・価格一覧
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Appleは4月21日、フルスペックを選択すると税込279,800円となる新しいiPad Proを発表した。
価格は11インチ版=94800円〜、12.9インチ版=129800円〜。予約受付は4月30日より開始、発売日は5月後半を予定している。
iPad Pro 2021のスペックと価格
2021年のiPad ProシリーズにはMacのAシリーズと同じ基本アーキテクチャーの「M1チップ」が採用された。それにあわせてiPadOSもM1に最適化されている。
CPUとGPUは8コアずつ、Neural Engineは16コアという構成で1年前のiPad Proに搭載されていたA12Z Bionicに比べるとCPU処理性能は最大50%高速化、GPUは最大40%向上したという。
他にも画像処理ISP、最大16GBのRAM、ストレージは2倍に高速化されたとしている。
ミニLEDと5G対応も
大きな変化はディスプレイにもあった。
12.9インチ版はかねてより噂されていた1万を超える小さなLEDが内蔵されたミニLEDのLiquid RetinaXDRディスプレイを搭載、11インチ版はLiquid Retinaディスプレイとなった。
ミニLEDによりPro Display XDRのパフォーマンスを備えたことでカメラマンやビデオグラファー、映像制作者といったクリエイティブな現場で本物のHDR編集が行えるという。
さらにモバイル通信は5Gに対応、データ通信のみながらeSIMをサポート。米国モデルはミリ波対応で最大4Gbps通信が行える。
日本モデルはドコモとKDDI、ソフトバンクの5G対応が発表された。
その他、Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.0に対応。
インターフェイス(USB-Cとカメラ)
USB Type-CポートはUSB4、USB3.1 Gen2に対応し、Thunderbolt 3やDhisplay Portをサポート。
その帯域幅は最大40Gbpsで現行iPad Proの4倍となり、高速な外部ストレージやフル6K外部モニターなどの接続が想定されている。
「ウルトラワイドフロントカメラ」と名付けられたインカメラは僅か12Mpながら超広角とM1の機械学習を組み合わせた機能「Center Stage」を提供する。
同機能によりiPad Proを固定してユーザーが移動してもカメラが移動したかのように構図を維持、別の人物が現れると広範囲の撮影へとズームアウトして全員を映そうとする。
メインカメラは広角12MP(F1.8)、超広角10MPのデュアルカメラを搭載、スマートHDR3や光学2倍ズーム(デジタル5倍)に対応。いずれも5枚レンズ仕様となっている。
また現行モデルと同じ「LiDARスキャナー」が継続された。
生体認証はFace IDのみ、Touch IDやディスプレイ指紋といった機能は搭載されていない。
価格とボディ
本体サイズと重量が次のようになっている。
11インチiPad Pro
→247.6×178.5×5.9mm
→Wi-Fi=466g、Wi-Fi + Cellular=468g
12.9インチiPad Pro
→280.6×214.9×6.4mm
→Wi-Fi=682g、Wi-Fi + Cellular=682g
同梱品はUSB Type-Cケーブル(1m)と20W充電器。
カラーバリエーションはシルバーとスペースグレイの2色展開となっている。
価格は次のようになっていた。
<11インチiPad Pro>
128GB=94,800円(112,800円)
256GB=106,800円(124,800円)
512GB=130,800円(148,800円)
1TB=178,800円(196,800円)
2TB=226,800円(244,800円)
<12.9インチiPad Pro>
128GB=129,800円(147,800円)
256GB=141,800円(159,800円)
512GB=165,800円(183,800円)
1TB=213,800円(231,800円)
2TB=261,800円(279,800円)
リンク:iPad Pro(Apple)