電話はAIが応答する時代に、Google Voice「通話スクリーニング」の話
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知らない電話番号からの着信に困った経験はないだろうか。
そんな時、Google Voiceを搭載したスマートフォンなら「通話スクリーニング」を選ぶことで音声アシスタントが要件を確認して、発信者の話し言葉を画面にテキスト表示してくれる。
これは2018年にGoogleが発表して大きな話題を集めたコールスクリーニング機能で、米国とカナダでは先行リリースされていたが、日本でも一昨日あたりから利用できるようになった。
Google Voice、通話スクリーニングの話
はじめにGoogle Voiceアプリについて簡潔に書くと次のような項目が挙げられる。
- Androidだけでなく、iOS/iPadOS、Windowsに対応。
- 留守番メッセージを読み上げる。
- 連絡先の表示が可能
- 通知のカスタマイズ
- 不在設定も可能
- (NEW!)代理着信・応対が可能
Googleの機能なのでPixelスマートフォンしか対応していないと思ってしまうが「Google Voice」としてアプリで提供、Apple製品を使っているならApp Storeから入手可能だ。
しかし、生まれたての機能ということもあって2021年6月のアップデートではPixelシリーズでのみ利用できたと各所で報告されている。
「通話スクリーニング」のレビューを見た感想。
ようやく日本でも提供開始となった「通話スクリーニング」、対応端末でアップデート後に通話アプリで項目が追加されていればON/OFFの設定不要で使えるようだ。
使い方はシンプル。
端末に着信があると「通話をスクリーニング」という項目が表示される。この時に米国・カナダでは自動モードもあるが日本は手動応答のみ、それを選ぶとGoogleアシスタントが応対を始める。
発信者には「Googleのスクリーニングサービスを利用していること」「文字変換データを受信するため要件を話してほしいこと」が伝えられ、その様子はチャット形式で表示される。
実際に相手が話し始めればリアルタイムで文字に変換、表示されてゆく。受信側は常に通話開始ボタンか、通話終了ボタン、緊急なのかと言った質問項目をタップすることができる。
これらの行動とテキストは通話終了後の履歴画面から確認できるようだ。
知らない固定電話番号から電話がかかってくると楽天ショップや配送業者や海外メーカーがサンプル提供のために発送した製品の税関なのかと思って通話ボタンを押してしまうが、予め掛けないでほしいと伝えてあるカード会社や銀行の勧誘ということも多い。
これからは電話での交渉や勧誘、雑談がなくなり、「要件を伝えるだけ」「要件を知るだけ」といった映画「トトロ」にあるような本来の使い方に戻るのかもしれない。
Source:Google Voice(ヘルプページ)