MacとiPadのキーボードとマウスが共有可能に、対応機種について(macOS12.3 / iPadOS15.4beta)
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米Appleは現地時間1月27日、開発者向けにmacOS Monterey 12.3およびiPadOS15.4のベータ版をリリースした。
このバージョンはMacとiPadで1つのキーボードとマウスを共有できる「Universal Control」(ユニバーサルコントロール)に対応しているのが特徴。
macOS12.3 / iPadOS15.4 betaの話。
Luna Displayのディスプレイ機能に続きLogicoolのFlow機能もOSレベルで取り込もうとしているApple、今回の新機能「Universal Control」はWWDC21で披露されていて2022年春には利用可能とアナウンスされていた。
このbeta版を入手してテストしたMacRumorsは、新機能「Universal Control」を使ったMacとiPad間のファイル転送を行い、MacのキーボードからiPadのアプリにテキスト入力を行うほか、iPadからMacを操作できたとレポートしている。
さらにUniversal Controlは複数のMacと複数のiPadでも使えるとしており、システム環境設定の「ディスプレイ」内にある「詳細」から設定可能。iPadは設定アプリを開き「一般」からAirPlayとHandoffから行える。
まだベータ版のため完全ではなく、今後はジェスチャー操作などに対応することも期待されている。
対応機種について
MacとiPadを所有しているユーザーには待ち遠しいUniversal Controlだが、利用するには2ファクター認証によって同一Apple IDによるiCloudへのサインインが必要となっている。
また、デバイスの共有をワイヤレスで行う際はBluetooth、WiFi、Handoffが有効になっていて、端末同士が10m以内にあることが求められる。USB接続時は「信頼できるデバイス」として許可が必要。
そして、記事投稿時点で確認できたMacの対応機種は次のようになっていた。
- iMac (Late 2015以降)
- iMac Pro (2017以降)
- MacBooK(Late 2014以降)
- MacBook Air(Early 2015以降)
- MacBook Pro(Early 2015以降)
- Mac Pro(Late 2013以降)
- Mac mini(Late 2014以降)
続いて利用できる可能性が高いiPadシリーズの端末は次のとおり。
- 12.9インチiPad Pro(第1世代以降)
- 11インチiPad Pro(第1世代以降)
- 10.5インチiPad Pro
- 9.7インチiPad Pro
- iPad Air(第2世代以降)
- iPad(第5世代以降)
- iPad mini(第4世代以降)
実際に動作している様子は下記のレビュー動画より確認できる。
Source:Apple Developer / MacRumors