Android搭載15.6型モバイルモニターは買いか、小型スマートTVの話。

15.6型Android内蔵モニターは買いか

EGOBAS 15.6インチモニターのスペック

はじめにEGOBASというブランドの15.6型モニターのスペックを確認していく。

画面サイズは15.6インチ、解像度は1920×1080となっており、製品名に「4K」とあるが正しくは「4Kデコード」、この4Kと誤解を招く表記にメーカーの姿勢を感じて不安を覚えた。また製品説明の中に「タッチ機能はiphone、iMac、Macbookでは動作しません。」という記載もあるので注意。

IPSでリフレッシュレートは60Hzのため、FPSなどのゲーム用途には適していないため動画視聴やブラウジングといった軽作業メインの使い方になりそうだ。

インターフェイスはUSB-C x 2（出力用と給電用）、mini HDMI、OTG x 1 、イヤホンジャックと表記されていた。スピーカーは2つ内蔵、OTGはキーボード・マウスやUSBメモリを接続できるとあった。

CPUはA53 x 4、GPUはG31 MP2、RAMは1GB、ストレージは不明。

以前ドンキがTVチューナー非搭載のディスプレイを「スマートテレビ」と謳って販売（発売時の記事へ）したことで話題となったが、それのモバイルモニター版と言えるだろう。

ここからがスマートテレビ的な仕様となる。

通信はWiFiとBluetoothに対応、OSはAndroid 9.0をプリインストール、アプリストアが入っていると記載されていたが「Google Play」とは明記されていないため独自ストアの可能性がある。

ここからは記載されていない仕様について、販売ページのレビューや質問から得た情報となる。

WiFiは5.0GHz非対応で2.4GHzのみ対応の模様、ホーム画面はSmart Panelと呼ばれる独自UIで、リモコンによる操作が可能。Google Playは用意されていないもののGoogle Playを利用できたという報告あり。

プリインストールアプリからAirPlayとMiracastに対応、プライムビデオやTVerなどは視聴できたという報告あり。

インターフェイスではUSB-PD供給ができたという話があり、タッチパネルは指紋がつきやすいものの操作に問題はなかったとのこと。

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やはり、15.6インチでスマートテレビ的な立ち位置からピュアAndroidではなくホーム画面やアプリを制限したカスタムROMとなっているようだ。

そうなるとメーカーのOSアップデートに依存することになるため更新されない場合は電子書籍リーダーやブラウザアプリなどがAndroid 9をサポート対象外としたときに使用できなくなる。

PixelやFireタブレットのようにメジャー端末なら有志からのカスタムROM配布も期待できるが、メーカー頼みになるだろう。しかし、最初から制限されたAndroid端末で「できること」が少ないためAndroidで動作するゲーム機のエミュレータ端末のように内蔵ソフトで満足できるならメーカー製スマートフォンの3年保証より長く使えるため、最新ゲームは手持ちのiPhone/Androidから映像を転送するなど割り切れば延命できそうだ。

価格の話。

画像：ドンキがAndroid搭載のチューナーレス・スマートテレビ発表、価格・発売日より

ドンキのTVチューナーレスは24型で税込21,780円と破格、42型でも32.780円と高いコストパフォーマンスに改めて驚いた。

EGOBASモニターは通常価格29,980円だが3000円OFFクーポンが配布されていたので26,980円で購入可能となっていた。

先ほどのドンキに比べるとスマートテレビとしては割高だが、携帯性・機動力、処分・売却の手間を考えると15.6インチは優れていて電源さえ確保できればAndroid＋iPhone or macOS or Windowsという使い方ができる。

アマゾンレビューによればモバイルバッテリーでも動作したとあるので短時間であれば場所に制限されず使えるかもしれない。

2月26日からAmazonタイムセール祭り（予告記事へ）が始まるので、値引きされなくても5000ポイント還元を利用すればドンキ並みの価格で入手できる。

シンプルなモバイルモニターを探していたがAndroid搭載により単体でYouTubeなどを視聴できたり、無線ディスプレイ機能が使えるためAirPlayでiPad miniの画面を15.6インチで表示・・・最近はiPadをマウス操作しているのもあって便利そうで快適そうで悩む。

→最新の価格とレビューはAmazon販売ページへ