2つの空間を結ぶ「tonari」が4.5億円を調達。
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元Google社員が立ち上げた2つの空間をつなぐ次世代遠隔コミュニケーションサービスを開発するtonari株式会社(渋谷区)は6月8日、4.5億円の資金調達を実施したことを明らかにした。
これにより量産体制の強化、組織拡大、国内外の認知拡大に取り組む。
2つの空間を結ぶ「tonari」が資金確保。
tonari株式会社は、元Googleのプロダクトマネージャーのタージ・キャンベル氏とエンジニアの川口良氏が2018年に創業したスタートアップ企業。多国籍で経験豊富な14名のメンバーで構成されている。離れた2拠点をシームレスにつなげる等身大の映像システムを自社開発し、2020年から法人向けに販売を開始。
ミッションとして仕事や教育の機会、コミュニティにいつでもつながれるよう、物理的な距離による境界のない世界を作り出すことを目指している。
現在はAmazon Echoなどのテレビ電話の延長線といったデバイスが主流の遠隔コミュニケーションサービスだが、「tonari」によってオフィスや自宅の居間などの空間が変わる可能性がある。
同社は現在、法人向けの販売に注力しているが、将来的に一般家庭用や教育、介護、遠隔医療の分野でも活用してもらえるよう、tonariの技術を誰もが利用しやすいユニバーサルなものにしていくという。
プロジェクター用スクリーンと高解像度カメラ、WIFI6や5G通信を利用した類似サービスが登場しやすいため一気に普及しないとのまれてしまう可能性があるものの、GAFAのエコシステムに組み込まれたら面白くなりそうだ。
似たサービスとしては限りなくリアルなアバターがAIによって勝手に会話してくれるサービスもある。
仮想の渋谷を提供してくれるサービスとも連携して、バーチャル渋谷にいる知人のAIアバターとtonariで空間を共有して過ごす日も近いのかもしれない。
Source:toner