アマゾンが第12世代「Fire HD 8」発表、新旧スペック比較・キャンペーン
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アマゾンジャパン合同会社は9月22日、現行モデルから30%高速化したという第12世代となる8インチの「Fire HD 8(2022)」と「Fire HD 8 キッズモデル」を発表した。
すでにキャンペーンを含めた予約注文の受付を開始しており、発売予定日2022年10月19日と案内している。
この記事ではプレスリリースにある特徴の抜粋と現行モデルとの新旧スペック比較を記録していく。
第12世代「Fire HD 8」のスペック
これまで最新の「Fire HD 8」として販売されていたのは2020年6月に発売された第10世代(発表時の記事へ)となっていた。それから第11世代として「Fire HD 8 Plus」が発売され、本日リリースの最新「Fire HD 8」は第12世代となっている。
はじめにアマゾンジャパンが発行したプレスリリースから新世代Fire HD 8の新しい機能という箇所を抜粋したい。
●パフォーマンスの向上:2GBのRAMを搭載し、前世代機より最大30%高速化を実現しました。高速化の実現により、従来機より搭載されている、ピクチャ・イン・ピクチャ機能(Prime Videoでお気に入りの番組を見ながらレシピを検索するなど、2画面表示に対応している2つのアプリを同時に表示)もよりスムースに使えます。
●たっぷり使えるバッテリー:最大13時間連続再生が可能になりました。動画などのコンテンツの視聴、ウェブブラウジング、音楽鑑賞など、さまざまな用途で長時間楽しめます。
●強化アルミノシリケートガラスでスクリーンの強度を向上: 新世代Fire HD 8シリーズは、8インチの189ppiの鮮やかなディスプレイと、強化アルミノシリケートガラスを採用し、スクリーンの強度を向上しています。
●コンパクトなデザイン:前世代機同様の8インチディスプレイを搭載しながら、さらに軽量、コンパクトなデザインを実現しています。
●ディスプレイミラーリングで家族と共に楽しめるエンターテイメントを提供: 新しく搭載したディスプレイミラーリングを利用して、タブレットの動画、ブラウザ、アプリ、写真などをテレビなどの大画面*4に映し出すことができます。
●豊富なコンテンツ: 新たにFireタブレットシリーズで利用が可能になるU-NEXT*5を始め、さまざまなアプリから、数百万点もの映画、テレビ番組、音楽、書籍、ゲームなどを楽しむことができます。さらに、Prime Video、ディズニープラス、Netflix、Hulu、ABEMAなどから映画やドラマを事前にダウンロードしておけば、オフラインでの視聴も可能です*6。新世代Fire HD 8シリーズでは、雑誌なら約250冊、漫画なら約500冊をKindleストアよりダウンロードして保存が可能です。さらに別売りのSDカードを使用して最大1TBまで拡張すれば、約10,000冊の雑誌、または約20,000冊の漫画をダウンロードして持ち歩くことができます*7。
●Alexaハンズフリーモード: 前世代機同様に、Alexaを搭載しています。ご家族やご友人と連絡を取るためのビデオ通話や音楽の再生などを、いつでもAlexaに話しかけてハンズフリーで操作が可能です。Fire HD 8およびFire HD 8 Plusでのおすすめの利用シーンは別紙をご覧ください*8。
●アクセシビリティ機能の拡充: 新世代Fire HD 8、およびFire HD 8 Plusには、新たに拡大鏡機能の搭載により、画面の拡大が可能になり、視覚障害のある方の利用をサポートします*9。その他、全てのアプリを縮小できるので、ユーザーインターフェース上のスペースを確保したい方にも便利な機能です。また、タッチ操作でAlexaを利用するお客様のために、「タップでAlexa」の利用も可能になりました。「タップでAlexa」は、Switch Access機能*10やText to Speech(テキスト読み上げ)機能と互換性があるので、会話をしなくても、文章をタイプして書き出すことが可能です。
ここからは具体的に何が変わったのかスペックをチェックしていく。
Fire HD 8 の新旧スペック比較
製品仕様を見ると画面サイズは8インチで1280×800(189ppi)IPSパネルとなっており、「高度な偏光フィルター搭載」といった文言も含めディスプレイは「変更なし」だった。
しかし、プレスリリースによると「強化アルミノシリケートグラス製のスクリーン」へ変更しており、落下テストでの耐久性はApple iPad Mini (2021)の2倍と案内している。
次に本体サイズと重量、プレスリリースでは小型化と軽量化を謳っていたが果たして・・・。
- 第12世代:201.9 x 137.3 x 9.6 mm/337グラム
- 第10世代:202 x 137 x 9.7mm/355グラム
長辺は0.1mm短くなり、短辺は0.3mm広く、厚みは0.1mm薄くなったということで数値を見る限りコンパクトになったとも言えず、軽量化も体感できるほどではないように見える。
しかし、これは後ほど登場する「バッテリー増量」にも関わらず小型軽量化したところがすごいのかも知れない。
次にメインとも言えるCPU/RAMの処理性能。
- 第12世代:2.0GHz 6コアプロセッサ、2GB RAM
- 第10世代:2.0GHz クアッドコアプロセッサ、2GB RAM
最大2.0GHz動作は変わらないため、4コアから6コアにアップグレードしたということになる。Fire HD 10シリーズが2.0GHzx8コアという構成のため、そこまでのパワーはないようだ。
またRAMも2GBで変わらないことからFire HD 10 のRAM3GBやFire HD 10 PlusのRAM4GBのような安定感を求めるとアプリ落ちなどで後悔することになるだろう。
続いてストレージ、こちらは空き領域がわずかに変化している。
- 第12世代:32/64GB(使用可能領域 25.2/54.5GB)
- 第10世代:32/64GB(使用可能領域 24.8/55.6GB)
ストレージ構成は変わらないものの32GBモデルは使用可能領域が増え、64GBモデルは減っていた。
最後の変更点はバッテリー駆動時間。
- 第12世代:最大13時間/充電5時間
- 第10世代:最大12時間/充電5時間
上記の最大13時間駆動はFire HD 10シリーズも実現していないため、軽量化しながら大容量バッテリーを積んだのであれば大きなアップグレードと言えそうだ。
USB-Cがバージョン2.0で変更はなく、充電時間が変わらない理由としてはQualcommなどの急速充電をサポートしていないことがある。
その他、カメラ両面200万画素やイヤホンジャックと内蔵Dolby Atmosデュアルステレオスピーカーに1TBまでのmicro SDカード対応といった項目は変わっていない。
カラー・価格・発売日・キャンペーン
「Fire HD 8(2022)」のカラーバリエーションはブラック/ブルー/ローズの3色展開となっている。
すでに予約注文の受付が開始しており、その定価は32GBモデルが11,980円、64GBモデルが13,980円。同時リリースの「Fire HD 8 キッズモデル」の価格は15,980円。
いずれも発売予定日(発売日)は2022年10月19日と案内。
また、全モデルがPrime Videoクーポン2000円分プレゼント・キャンペーンの対象となっている。キャンペーン詳細は特設ページへ
Fire HD 10シリーズの時は在庫切れになるほど注文が殺到したが、今回はマイナーアップデートということで静かなスタートとなりそうだ。これがFire HD 10 同等のスペックを8インチで実現していれば変わっていただろう。
ちなみに第10世代FIre HD 8も併売しており、価格は9,980円(Amazon販売ページへ)からとなっていた。
→最新の価格と在庫状況は第12世代「Fire HD 8」販売ページ(キッズモデルへ)へ
同時リリースの製品
→優等生な第12世代「Fire HD 8 Plus」発表、新旧モデルでスペック比較