アマゾン、10.2型「Kindle Scribe」発表・価格一覧・発売日・スペック(ペンで出来ること)
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最終更新日:2022/09/30
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アマゾンジャパン合同会社は9月29日、手書き入力をサポートした電子書籍リーダー「Kindle Scribe (第1世代) – 2022年発売」を発表した。
付属するペンはスタンダードとプレミアムから選ぶ形となっている。
すでにAmazon.co.jpでは予約注文の受付中。
10.2型「Kindle Scribe」の価格・発売日・スペック
目玉機能となるペンは日本でもスタンダードとプレミアムが用意され、販売ページを見るとスタンダードペン付きモデルはストレージ容量が16GBしか選択できなかった。
プレミアムペン付きモデルは16GB/32GB/64GBから選べる。
スタンダードペンは次のような機能が特徴。
- 充電・事前のセットアップ不要
- マグネット着脱に対応
プレミアムペンは次のような機能が特徴。
- 充電・事前のセットアップ不要
- マグネット着脱に対応
- 消しゴム機能
- ショートカットボタン(側面)
ショートカットボタンはカスタマイズ可能で、ペンとマーカーの切り替えといった作業を割り当てることができる。
ペンで出来ること。
はじめにマンガ・雑誌・一部の実用書等を除く対応Kindle書籍コンテンツ(Kindle本)に対して「手書きの付箋を追加」できることが挙げられていた。
具体的にはメモを追加したい箇所をタップ、ポップアップ表示された入力スペースへ手書き入力する。
この書き込んだメモは自動的に保存され、あとで閲覧して読み返したり、すべてのメモやハイライトをEメール経由でエクスポートできるという。
次に「ノート・メモ帳・日記」の機能があった。
ユーザーは罫線付き、白紙、ToDoリストなどの標準テンプレートを使って、手軽にメモをとることが可能で、作成したメモはフォルダごとに管理できる。
実用例としてPDFファイルをインポートしてコメントを追加したり、Microsoft Wordなど対応する形式の文書に付箋を追加することが挙げられていた。
文書は、パソコンのウェブブラウザや、iOSデバイスまたはAndroidデバイスのKindleアプリで「シェア」ボタンを選択してKindle Scribeに送信できるとのこと。
ペン先は交換可能となっていて既に販売ページ(Amazonへ)が用意されていた。
Kindle Scribeのスペック、主な機能。
Kindle Scribeは画面サイズ10.2インチのAmazonディスプレイ(反射抑制)で解像度は300ppi、16階超グレースケールで明るい日差しの中でも快適に読み書きができるという。
LEDの数はKindleシリーズ最高の35個、これまでの最上位モデルKindle Oasisは7インチで25個だった。
ストレージは16GB/32GB/64GBで端末本体に数千冊保存可能 (一般的な書籍の場合)。
本体サイズは196 mm x 230 mm x 5.8 mm、重量は433g。
インターフェイスはUSB-C、充電時間はPCからUSB経由で約7時間かかり、9Wアダプター充電なら約2.5時間。
バッテリー、駆動時間は次のように案内している。
- 読書:1回の充電で最大12週間利用可能 (明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合)
- 手書き機能:1回の充電で最大3週間利用可能 (明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合)
通信はWiFi 802.11 b.g.nまで対応、発表時点でモバイル通信オプションは用意されていない。
米アマゾン発表時に記載のなかった「ページ送りボタン」については、やはり非搭載となっていた。また、防水性能はないので注意。
価格・発売日・カラー
Kindle Scribeのカラーはタングステンの1色展開、オプションでスタンダードペンもしくはプレミアムペンが付属、同梱品には交換用ペン先 (5個)、交換ツールあり。
価格はスタンダードペン付き+16GBが47,980円、プレミアムペン付きは16GBが51,980円、32GBが54,980円、64GBが59,980円となっていた。
SDカードスロット非搭載のため端末内に多くのKindle本やPDF等のドキュメントを保存したいときはストレージ容量を重視することになりそうだ。
購入したKindle本はAmazonクラウドで保存可能なため端末容量を節約することが可能だが、Kindle Scribeはモバイル通信非対応のため外出先ではテザリングやWiFiに頼ることになるので注意。
発売日は2022年11月30日を予定、すでに予約注文の受付を開始している。
リンク:Kindle Scribe