Pixel 7 Pro発表、新旧スペック比較・価格・発売日
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米Googleが10月6日に発表した最新スマートフォン「Pixel 7 Pro」について予想通りPixel 6 Proと同じ価格で発表されたが、残念ながら日本は円安等の影響を受けて値上げされた。
それでもGoogleは抑えめのレートで換算してくれており、値上げされたというよりは企業努力で吸収しきれなかったという印象。
今回、Googleストアで販売が継続されているPixel 6 Proとの新旧スペックおよび価格を比較していきたい。
Pixel 7 Proのスペックや価格・発売日
ここからはPixel 7 ProとPixel 6 Proのスペックを順番に確認、その違いを知りたい。
スペック情報の見方は基本的にPixel 7 Proの仕様を記載して、下線部分がPIxel 6 Proと異なる仕様となり、スペックリスト下で調べた内容を記載している。
カメラを除く新旧スペック比較
Pixelシリーズはカメラに注力していることから主要スペックとカメラ仕様を別の項目として比較していく。
ディスプレイ仕様
はじめにPixel 7 Proの「ディスプレイ仕様」は次のようになっていた。
- 6.7 インチ(170 mm)フルスクリーン ディスプレイ
- QHD+(1,440 x 3,120)LTPO OLED、512 ppi
- アスペクト比 19.5:9
- 最大 120 Hz 対応
- 24 ビット フルカラー(1,600 万色)
- コントラスト比 >1,000,000:1
- HDR サポート
- 傷が付きにくい Corning® Gorilla® Glass Victus™ のカバーガラス
- 常に表示状態のディスプレイ
- 「この曲なに?」機能
- スナップショット
- 最大輝度 1,000 ニト(HDR)、1,500 ニト(ピーク輝度)
上記の中でPixel 6 Proと唯一異なっているのが下線の項目で「高輝度モード」となっていた。つまり輝度の記載が詳しく書かれている。
これについてPixel 6 Proの概要ページおよび技術仕様ページを隈無くチェックしたが輝度に言及した言葉は見当たらなかった。
しかし、Pixel 7 Proの製品ページをみると下図のように「屋外での輝度が25%増加」となっているため性能が向上していることは間違いなさそうだ。
本体サイズ
「本体サイズ」も見ていくと次のようになっていた。
端末名 | Pixel 7 Pro | Pixel 6 Pro |
高さ | 162.6mm | 163.9mm |
幅 | 75.9mm | 75.9mm |
インチ | 170mm | 170mm |
6.7インチという画面サイズは変わらないものの高さが1.3mm小さくなっている。そのため、重量の項目はなかったが数グラム軽くなることが予想される。
バッテリー仕様
続いて「バッテリー仕様」。
- 標準 5,000 mAh
- バッテリーは 24 時間以上持続可能
- スーパー バッテリー セーバーを有効にすれば最大 72 時間使用可能
- 急速充電
- 急速ワイヤレス充電
- バッテリー シェア: 他のデバイスをワイヤレス充電
上記の各項目には注意書きへのリンクが全て付与されていて、何か小さな違いがあると期待したが同じ注意書きへのリンクとなっていたので割愛する。
ここでの違いはPixel 6 Proのバッテリー容量が「5000mAh」でスーパーバッテリーセーバー有効時「最大48時間使用可能」という2点だった。
バッテリー容量は僅か3mAhしか違わないのに駆動時間が倍近くなっていることからソフト面ではなくTensor G2等の搭載パーツによる改善が予想される。
デザイン
次に「デザイン」をチェック。
- ふちなしの Corning® Gorilla® Glass Victus™ 背面ガラスとポリッシュ仕上げアルミニウム製フレーム
- 指紋が付きにくいコーティング
- IP68 準拠の防水、防塵性能
上記の下線部分がPixel 6 Proは丸ごと「ー」(ハイフン)となっていた。防水性能やコーティングは同じようだ。
主要スペック
そして「メモリとストレージ」「セキュリティ」「プロセッサ」を一気に見ていく。
- 12 GB LPDDR5 RAM
- 128 GB / 256 GB / 512 GB UFS 3.1 ストレージ
- Titan M2 セキュリティ チップ
- セキュリティ コア
- Google One の組み込み VPN(近日提供開始)
- 指紋認証
- 顔認証
- Google Tensor G2
上記のうち異なるのはPixel 6 Proで「VPN」と「顔認証」が(ー)ハイフンとなってい、プロセッサが「Google Tensor」となっていること。
ストレージ構成とRAMのLPDDR5まで同じとなっているため事前リークにあったとおり、大幅な処理速度の向上は期待できそうにない。
オーディオ・その他
ちなみに「オーディオ」仕様は変わっていない。
- ステレオ スピーカー
- マイク 3 基
- ノイズ抑制
その他「ネットワーク」仕様にある「5G」という1つだけの項目も変化なし。
カメラ性能の新旧スペック比較
ここからはPixel 7 Proのカメラ仕様を同じ記載方法でチェックしていく。
背面カメラの仕様
はじめに「背面カメラ」のメインカメラ。
- 50 メガピクセル Octa PD Quad Bayer 広角カメラ
- 絞り値 ƒ/1.85
- LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサー
- 光学式および電子式手ぶれ補正機能
- 画角 82°
- ピクセル幅 1.2 μm
意外なことにメインカメラの違いは下線部分がPixel 6 Proで「ワイドレンズ、望遠レンズ対応 OIS(光学式手ぶれ補正機能)」となっていただけだった。
今度は「背面カメラ」のウルトラワイドカメラ。
- 12 メガピクセル ウルトラワイド カメラ(オートフォーカス機能付き)
- 絞り値 ƒ/2.2
- 画角 125.8°
- ピクセル幅 1.25 μm
- レンズ補正
いわゆる超広角カメラについてはPixel 6 Proに「オートフォーカス機能付き」の記載がなく、画角が「114°」と結構な違いがあった。
先ほどのメインカメラの画角が82°のため超広角らしい差をつけたとも言えそうだ。
続いて「背面カメラ」の望遠。
この項目は総入れ替えといった内容のため表で掲載する。
PIxel 7 Pro | Pixel 6 Pro |
48 メガピクセル Quad Bayer PD 望遠カメラ | 48 メガピクセル望遠カメラ |
絞り値 ƒ/3.5 | 絞り値 ƒ/3.5 |
画角 20.6° | 画角 23.5° |
ピクセル幅 0.7 μm | ピクセル幅 0.8 μm |
光学ズーム 5 倍 | ー |
超解像ズーム最大 30 倍 | ー |
ご覧のように画角を含め大きな仕様変更が行われていた。
特に「光学ズーム」と「超解像ズーム」が追加されたのは大きい。
前面カメラの仕様
最後に「前面カメラ」を見ていく。
- 10.8 メガピクセル
- 絞り値 ƒ/2.2
- 固定フォーカス
- 超広角な画角 92.8°
- 画素サイズ 1.22 μm
上記のうちPixel 6 Proは画素数が「11.1メガピクセル」で、画角が「ウルトラワイド広角 94°」となっていた。
画素数が少し下がり、望遠よりに変更された。
また、「カメラ機能」という仕様を見ると結構な数があり、基本的にPixel 6 Proと変わらないものの新たに追加されたのが「ボケ補正」と「マクロフォーカス」の2つ。
ソフト面では上記以外の「シネマチック機能」「消しゴムマジック」「デュアル露出補正」といった機能に違いはなかった。
価格の違い、発売日
米国をはじめ多くの国と地域でPixel 7 ProはPixel 6 Proと同じ以下の価格となっていた。
- 128GBモデル:899ドル
- 256GBモデル:999ドル
- 512GBモデル:1099ドル
しかし、日本では円安の影響等からPixel 6 Proと価格差が発生しており次のようになっている。
端末名 | Pixel 7 Pro | Pixel 6 Pro |
128GBモデル | 124,300円 | 116,600円 |
256GBモデル | 139,700円 | 127,600円 |
512GBモデル | 未発売 | 未発売 |
128GBモデルの新旧価格差は7700円、256GBモデルは12100円となっていた。
先日のGoogle創立記念セール(当該記事へ)でPixel 6 Proは定価から31,620円の値下げとなっていたことから過去のPixelスマートフォンと同じく投げ売りが開催されるまではPixel 7 Proを購入したほうがよさそうだ。
発売日はGoogleストアやauなどで10月13日とアナウンスされている。
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Source:Googleストア