ワコムペン「Galaxy Tab S6 Lite」は買いか、Fire Max11 / Pixel Tabletと比較

公開日: : サムスン , ,

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韓国Samsungのサムスン電子ジャパン株式会社は日本時間2023年6月20日、ワコムEMR方式を採用したSペンを搭載した10.4インチのAndroidタブレット「Galaxy Tab S6 Lite」を発表した。

すでにアマゾンで予約受付を開始しており、発売日は2023年6月23日となっている。

USI2.0ペンを採用しながらも前面に打ち出さない「Pixel Tablet」やスタイラスペンを売りにしながらAmazonアプリストアによるアプリ制限を説明せずに販売する「Fire Max 11」と比較して買いなのか、スペックを確認していく。

「Galaxy Tab S6 Lite」の価格・スペック

はじめにSamsungの売り文句から特徴を把握したい。

  • スリムで軽いボディに10.4インチの大画面を搭載。
  • 高速のWi-Fiスピードに対応。
  • スムーズな書き心地を実現したSペンが同梱。
  • デバイスをまたいでもシームレスに動作が可能。
  • スリムなタブレットでPCのような生産性が実現。

かなり抽象的な表現となっているが、最後の「PCのような」については外部モニターやテレビと接続することによりデスクトップOSのように振る舞える「Samsung Dex」対応という意味。

同社のDexページ(Samsungへ)を見ると最新バージョンではワイヤレス接続にも対応、マルチウィンドウによる複数のアプリ立ち上げなど生産性ある使い方ができるとしている。

「Galaxy Tab S6 Lite」のスペック・主な仕様

Samsungプレスリリースには次のように記載されていた。

SoC「Snapdragon 720G」は2020年リリースで、SHARP AQUOS sense4などで採用された型落ちとなっている。

RAM4GBと少ないことから軽量級のAndroidアプリであれば問題ないものの、Samsung Dexを活用してマルチタスクを試みたときにアプリ落ちなどが発生するかもしれない。

ストレージ64GBはmicroSDカードで補填できるため、無印iPadの代わりとして検討している場合は強みになりそうだ。

先ほどの売り文句に「高速のWiFi」とあったが「WiFI6非対応」なので注意。

生体認証は顔認証のみ、5万円を超えるAndroidタブレットで指紋認証に対応していないのは意外な印象。

同社のPDFで公開されたプレスリリース(PDFへ)では最大300%まで拡大可能なメモアプリ「Samsung Notes」に対応しているほか、端末間での接続・連携を提供する「SmartThings」に言及していた。

また、10.4インチながら重量465gと軽く、バッテリーは大容量7,040mAh搭載により最大15H動画視聴が可能としている。

「Galaxy Tab S6 Lite」の価格・キャンペーン

「Galaxy Tab S6 Lite」は価格56,799円、Amazonでの販売価格も同額でポイント1%(568円相当)が還元される。

発売日は2023年6月23日、すでに予約注文の受付が開始されており2023年6月21日午前6時に注文すると東京都内で「6月24日〜26日」着となっていた。

発売記念キャンペーンも実施している。

2023年6月20日(火)から6月30日(金)までに「Galaxy Tab S6 Lite」を購入すると、もれなく「Galaxy Tab S6 Lite」専用の純正アクセサリー「Galaxy Tab S6 Lite Book Cover」の3色の中から好きなカラーを1つプレゼントするとのこと。

「Galaxy Tab S6 Lite」は買いか

「Galaxy Tab S6 Lite」は型遅れのSoCを搭載しているもののバランスの取れたスペック、価格も高額という印象はない。

QualcommチップとSペンの実績を考慮すれば、Google Playストアも利用できる失敗しにくい選択肢となりそうだ。

それでは同じ時期に発売となったペン入力に対応する「Fire Max 11」および「Pixel Tablet」と比較していきたい。

vs 「Fire Max 11」

同じペン入力に対応する最新タブレット「Fire Max 11」はUSI2.0ペンに対応、Chromebookで慣れていれば使い勝手の違和感も少なく使いこなせるかもしれない。

しかし、Amazonアプリストアの制限があるためMicrosoft Office(サブスク契約)か、限られたペン入力対応アプリから選ぶことになる。

そう考えると同じRAM4GBでもQualcommかつワコムペンを持つ「Galaxy Tab S6 Lite」のほうが使い道があり、好きなアプリを試せるなど楽しい時間が続くと思った。

vs 「Pixel Tablet」

次に「Pixel Tablet」。

こちらもUSB2.0ペン対応ということでワコムペンに比べると優れたペン入力体験は期待できない。

Google自体がペン入力を推していないこともあってiPad+Apple Pencilのような最適化が行われているのか怪しい部分もある

そういう意味では、Sペンを長く運用している「Galaxy Tab S6 Lite」は強い。

「Pixel Tablet」についてはチップの不安もある。

Samsungが自社のGalaxy Tabでも採用していないSamsungチップを使っているため、そもそも重いイラストアプリが正しく動作するのか、そういう用途を想定しているのかというリスクが残る。

Pixelスマートフォン向けに展開してきたTensorチップを一般用途へ最適化できているのかも注目だ。

安定度で語るなら、歴史あるGalaxy Tab(+Qualcomm / S Pen)に敵わないかもしれない。

もっとも「Pixel Tablet」はApple Pencilを要するiPadなどと同じ土俵で競おうとしていないような気もするので、ペン入力を希望するなら「Galaxy Tab S6 Lite」のほうが失敗は少ないだろう。

以上のことから「Galaxy Tab S6 Lite」はAmazonタイムセール等で1万円ほど安くなれば「実績あるワコムペン対応Androidタブレットとして買い」だと思う。

Amazonで取扱うため、年に1度の「プライムデー」等で目玉アイテムとなるのかも注視したい。

→最新の在庫や出荷状況はAmazon販売ページ

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