固定回線としての「povo2.0」導入レビュー、Pixel7aでスピードテストほか
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昨日の朝に申し込み手続きをしたpovo2.0が本日午前中に到着した。
SNS等では3日後や4日後、それ以降になると審査が通らないという連絡があるといった報告があり戦々恐々としていたので、この電光石火の物理SIMカード到着に戸惑っている。
この記事ではpovo2.0到着物の開封からPixel 7aで行ったスピードテストの結果、キャンペーンの話を記録していく。
povo2.0はPixel7aで使えたか
今回の申し込みから到着までの日時は前回の記事に記載しているため詳細は割愛するが、過去に発行されたSIMカードの中では最短・最速だったと思う。
GoogleストアでPixel 6aとPixel 7aの購入期間が2ヶ月間ということもあり、povo2.0キャンペーン内容は全く同じだったことからPixel6aのプロモーションコードで申し込んだ。
SIMカードはヤマト運輸で配達、封筒タイプの宅急便コンパクトとなっていた。
記事冒頭にあるパッケージの中身は以下のとおり。
上図は左から上段がpovoシールとSIMピン、下段がマニュアル兼SIMカード入れとスターターガイド。
SIMカードは標準SIMやMicroSIM、NanoSIMに対応できるマルチタイプとなっていた。
povo2.0はPixel7aで使えるか
KDDIが2023年5月11日(プレスリリースへ)にpovo2.0の対応端末として「Pixel 7a」を追加したと発表していることは調べていたので心配はしていない。
ただ高速通信を実現するバンド42に小さなアンテナで繋がるのかが不安だ。
とりあえず、付属のスターターガイドに従いpovo2.0アプリからSIMカードの有効化、SIMカードの背面にあるバーコードをスキャンした。
この認証作業には時間がかかると説明が表示されたが1分もかからず完了。
次にPixel7aへSIMカードを差し込む。
そうするとAPN設定をすることなく「povo」というAPN設定が追加、4Gマークが表示された。
スターターガイドに従い電話開通の確認番号「111」へ発信し、音声ガイダンスが聞こえたら完了。
ほぼ設定することなくSIMカードが使えるようになった。
最近はBICSIMなどeSIMばかり使っていたので物理SIMカードの気楽さと設定の少なさに感心してしまう。
スピードテストを試す
さっそくGoogleスピードテストを実行した。
上図は左から9時台と12時台のスピードテスト結果。
ご覧のとおりバンド42は掴んでおらず低速だ
とくに混雑する昼間は土曜日と言えど下り5.13Mbps/上り0.41Mbpsという悲惨な結果に終わった。
そこで掴んでいる周波数をリアルタイム表示できるアプリを実行、Pixel7aは次の周波数を掴んでいた。
- Band 1(B1): 2.1GHz
- Band 3(B3): 1.7GHz
- Band 18(B18) : 800MHz
Pixel7aはBand 26をサポートしていないがB26はB18を内包しているため、問題はサポートしているはずなのに掴めていないB42(3.5GHz)だ。
プラチナバンドとも称される700~900MHz帯、この数字が大きくなるほど電波の直進性が高まり建物内では届きにくくなる。
実際2.5GHzのB41であるWiMax 2+は接続に不満を覚えるユーザーも多い。
それ以上の難易度であるB42について、KDDI自身も「800MHz帯のプラチナバンドに組み合わせる小さなダイヤモンドバンド(3.5GHz帯)」(2014年3月時)と説明している。
そう考えるとPixel 7aのようなスマートフォンに組み込まれる極小アンテナでは基地局まで出向くくらいしないと安定しないかもしれない。
前々回の記事で月額4950円の30日間データ使い放題という裏ワザに触れたが、マンション付属の光回線は常時400Mbps前後だったことを思うと不安になってしまう。
やはりモバイルルーターまたはホームルーターを購入してSIMカードを差し込んだ方が良さそうだ。
次回はpovo2.0を高速化するためのルーター選びという記事になると思う。
前回→Povo2.0に申し込んだ話、審査など日程の記録。
前々回→「Povo」は固定回線代わりになるか、裏ワザや制限・注意点
続き→Pixel7aはモバイルルーターになれたか、Pixel6aに劣る仕様あり