eGPU対応の6型「GPD WIN4(2023)」発表、携帯ゲームPCのスペック・価格
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Shenzhen GPD Technologyは日本時間2023年7月11日、クラウドファンディングサイト”Indiegogo”において7月17日よりポータブルゲームPC「GPD WIN 4 2023」のキャンペーンを開催すると発表した。
「GPD WIN 4 2023」は現行のGPD WIN 4をベースにCPUとメモリをアップグレードするなどパワーアップしたモデルとなっている。
「GPD WIN4(2023)」のスペック・価格
新たに投入される「GPD WIN4(2023)」の製品ページには下記の特徴が挙げられていた。
- AMD Ryzen 7 7840U / Ryzen 5 7640U に対応
- 6インチ(16:9 / 1080P / 368PPI / 44Hz & 60Hz)
- QWERTYフルキーボード、2つのプログラムボタン、バックライト内蔵
- 外付けGPUソリューション:”OcuLink”端子あり(Direct PCIe Gen4 x 4)
- デュアルヒートパイプやターボファン搭載
- ALPS 3Dジョイスティック
- USB4ポートあり(65W PD充電)
- Smart Dockによる拡張に対応
- Wi-Fi 6対応(2042Mbps)
- Windows 11 Home 64bit
- ストレージ:512GB / 2TB / 4TB (M.2 SSD、読み書き5000Mbps以上)
上記の中で現行モデル”GPD WIN4”からCPUがアップグレードしたほか、目玉となっている外付けGPU対応、キーボードなどの入力関連も充実している。
インターフェイスはUSB4に対応、カスタムキーが背面に配置され、ディスプレイ左下には指紋認証センサー、4G/LTEカードスロットなど本体だけでも充実。
上図では見つけにくいが、MicroSDカードスロットの近くにマウスモードとゲームモードを切り替えるスイッチが配置されている。
外出先でメールを確認したり、スライドしてキーボード入力を行う際にマウスモードが活躍しそうだ。
さらにSmart Dockにより下図のような拡張性を確保するという。
USB3.2 Gen2 – TypeAが3ポート、TypeCが1ポート(充電専用)のほかにHDMI2.0(3840×2160 / 60Hzまで)、1Gbps有線LANを搭載。
「GPD WIN 4 (2023)」と大きめのディスプレイが1つあればWindowsで行う大抵の作業が行えてしまいそうだ。
GPD製品ページではFIFA22が152FPS動作、God Of Warが70FPSといった1920×1080解像度+60Hzで表示したAAAゲームの動作レポートも掲載されていた。
また本体サイズは小さく、人気のSteam Deckとの比較も行われている。
GPD製品ページではSteam DeckはeGPUに対応していないほか、RAMが16GBしかないといったスペック比較を掲載、RAM32GB/64GBに対応する「GPD WIN 4 (2023)」の強みを強調していた。
「GPD WIN 4 (2023)」の価格
クラウドファンディングサイト”Indiegogo”を開くと100台限定で6800U+16GB+1TBモデルが通常140616円のところ10%OFF=126,540円となっていた。
すでに48台の注文が入っている状態で、出荷は2023年5月を予定。
次に専用ドッグは12,677円(割引なし)で残り11台、出荷は2023年4月。
そして意外と売れているのは4G/LTEモジュールで20%OFF=13,986円と結構な値段にも関わらず500台中407台が注文されている状態だった。
本体とモジュールの数が合わないので早期出資割引で購入できた本体分は販売ページから姿を消していると思われる。
その出資額は日本円で559,317,552円と驚異的な金額となっていた。
GPDの実績と専門性、そしてクラウドファンディングで実績を積んできたことを思えば数少ない小型PCメーカーとして当然の結果なのかもしれない。
Source : GPD WIN 4 2023 / Indiegogo