未発表の8型ゲームPC「Lenovo Legion Go」、AMD Ryzen 7040U搭載か
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Lenovo Lenovo Legion Go, ゲーム機, リーク
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中国Lenovoが台湾ASUS ROG Allyに匹敵するWindows 11ベースのゲーミングハンドヘルドを開発していると海外メディアが独占スクープとして報じた。
Value Steam DeckとASUS ROG Allyの成功事例によりLenovoも参戦するようだ。
「Lenovo Legion Go」の噂。
独占リークとして記事を公開したWindows Centralは冒頭、ゲーミングハンドヘルド分野がValueのStaem Deckから始まり、ASUS ROG Allyの成功事例によって加熱していると切り出した。
さらにAYANEOなど古くから開発してきた企業も好調であるという。
その一方でMicrosoft側もXboxに対して新たなカテゴリーとしてハンドヘルド機を迎え入れ、Windowsエクスペリエンス向上に努めているようだと続ける。
そして、今回は大手PCメーカーが新たな勢力として名乗りをあげた。
同メディアは情報筋からの話としてLenovoが「Legion Go」と呼んでいるハンドヘルドゲームPCを開発中と聞いたとしており、PCゲームの互換性を最大限まで高めるためにOSはWindows 11を搭載するようだと伝えた。
詳細は不明としながらもAMDの新しいPhoenixプロセッサを搭載する計画があり、チップ会社によれば超薄型でウルトラブック向けのゲーム、AI、グラフィックスに重点をおいたチップとのこと。
「Legion Go」がRyzenチップ搭載されば、Lenovo社の人気シリーズ「Legion」ブランドの1製品であり、Windows搭載ゲーミングハンドヘルドである可能性が高まると伝えている。
残念ながら筐体の画像はないものの、数年前にLiliputingがリークしたAndroid OS搭載デイバス「Lenovo Legion Play」に似た製品ではないかと画像を掲載した。
上図の「Legion Play」は結局リリースされなかったことから、今回の「Legion Go」も発売までたどりつかない可能性はある。
しかし、当時のAndroidゲーミングハンドヘルドを発売する時期に比べて2023年8月の状況はSteam DeckとROG Allyが成功を収めているタイミングのため、PCメーカーとして参入しないという選択肢は低いようにも見える。
ヒット中の2機種は7インチで外部モニターやテレビへの出力を考慮したサイズとなっているが、「Legion Go」は8インチのため重量の課題さえクリアすれば大きなアドバンテージを得られそうだ。
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最後に同メディアの記者は、ASUS ROG Allyを愛用していることを打ち明けたうえで、ASUSソフトウェアのエクスペリエンスは最高ではなく、オーバーレイは応答性が低く、Armoury CrateとMy ASUSアプリの個別アップデートトラックに移動するのは混乱を招くなど課題を挙げた。
その一方でMicrosoftがロサンゼルスで開催したXboxイベントでは同社がゲーミングハンドヘルドという新たなデバイスカテゴリをOEMでサポートする準備を整えていること、その取り組みにLenovoが関与している可能性が高いことに触れた。
ゲーミングハンドヘルドという特殊形状がライト層を巻き込んで大ブレイクするためにはWindowsというOSレベルでのサポートが鍵なのかもしれない。
もちろんタブレット向けWindows UIのような完成度では困ってしまうがーーー画面が小さく用途が限られているという点でゲーミングハンドヘルドモードは設定しやすいはず、そうなれば中国メーカーも大量参戦ということになりそうだ。
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Source : Windows Central / Via : Liliputing