7型「ROG Ally」のSDカードリーダー不具合、発熱原因とASUS発表
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
異常なほど売れているASUSのポータブルゲーミングPC「ROG Ally」。
2023年7月18日時点の価格コム売れ筋ランキングでは次のような結果となっていた。
- ノートパソコン:2位
- ゲーミングノートPC:1位
- モバイルノート:1位
さらにレビュー投稿の数が他社PCで0件や1桁台が多い中350件超えとゲーミングPCやUMPC界隈にとどまらない人気デバイスとなっている。
そんな人気の「ROG Ally」だが、これまでRedditや公式フォーラムで指摘されてきたSDカードリーダーが機能しなくなる不具合について公式見解が発表された。
ASUSが「ROG Ally」の不具合に対処へ
ASUSは現地時間2023年7月11日、ROG公式Discordで購入者から指摘されているmicroSDカードスロットの不具合について「特定の発熱状況でSDカードリーダーが不具合を起こす可能性がある」と発表した。
その対処として「最小のファン速度を調整するアップデート」を提供する予定だと明らかにしている。
現状では海外ユーザーが報告する破損リスクが存在するため、高額なMicroSDカードは使用しないほうが良さそうだ。
(低価格なSDカードのほうが壊れそうだけれども…。)
「ROG Ally」については他にもジョイスティックやオーディオの不具合も報告されているが、それらについては「調査中」とした。
なお、「ROG Ally」に限らずハイエンドUMPCというジャンルの製品は発熱・排熱の問題は常に存在し、過去にレビューした製品も”高速充電ができない”や”充電できなくなった”、”起動しない”、”画面や筐体の異様な発熱”などを体験している。
Windows OSに起因することもあれば、筐体の無理な詰め込みが原因というケースもある。
ハイエンドUMPCは想像以上にデリケートなため、ASUSからアップデートが配信されても即適用ではなく「アップデートを適用したら起動しなくなるかもしれない」という可能性を常に考え、より慎重な行動が求められる。