クリスタ非対応となった古いGalaxy Note9に強制インストール、動いたか。

公開日: : 最終更新日:2024/01/27 サムスン , ,

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先日よりレビューしている「Galaxy Note9」は、Android 10を最後に更新が終了した。OSが古くなればインストールできるアプリも変わる。

当時インストール可能だった絵描きアプリ「CLIP STUDIO PAINT for Galaxy」も2024年1月時点で非対応(クリスタのサポートページへ)になっていた。このままでは筆圧検知4096段階のSペンを活かせない。

なにより「CLIP STUDIO PAINT for Galaxy」は未契約でも『毎日1時間まで無料』という大きな特典がある。

そこで強制インストールした。その方法と実際に使えたのかをレポートしていく。

クリスタ非対応になったGalaxy Note9の現在。

はじめに断りを入れておくとCLIP STUDIO PAINTというアプリをクラックして強制インストールするといった怪しい話ではない。そんなことはしない。

私は以前の液タブ記事(クリスタの記事一覧へ)に書いたとおり「CLIP STUDIO PAINT EX」を年契約している。macOSでは液タブで、Windowsでは富士通のワコムペンでクリスタを使用中だ。

そして、今回は「Galaxy Note9」の話。

「CLIP STUDIO PAINT for Galaxy」は2024年1月時点でGalaxy Note10から対応可能となっている。もともとはNote8から対応していた。その名残なのか、ワコム液タブが使えるDexモード対応機種は「Note8以降」という表示が残されていたりする。

まず当たり前だが、Galaxy Storeにアプリ「CLIP STUDIO PAINT for Galaxy」は存在した。しかし、「Galaxy Note9」がインストール対象外となったことで端末で検索しても表示されない。ブラウザで無理やりアクセスしてもインストール不可と拒否されてしまった。

次にGoogle Playで通常の「CLIP STUDIO PAINT」を導入しようと試みた。こちらも対象外でインストールどころか検索結果すら表示されない。というわけで、2つのストアから端末が対象外という扱いを受けた。

それでは古いバージョンをインストールすれば拒否されないのではないか。そう思った。試しにAPKMirrorでAPKファイルを探す。(for Galaxyではない通常の)「CLIP STUDIO PAINT」はすぐに見つかりインストールも無事に成功した。

さて、あとは動作するかだ。

非対応になった「CLIP STUDIO PAINT for Galaxy」を試す。

APKファイルをインストールして初回起動時にアプリのアップデートが始まる。その後、Galaxyと認識されたのか下図右にある「毎日1時間無料」「最大3ヶ月無料」というメニューが表示(スマートフォンは全て共通の画面かもしれない)された。

今回は「毎日1時間無料」を選択してスタート。上図左のホーム画面が表示された。最新ニュースなども普通に表示されている。

さっそく新規ファイルを作成して線を引く。描写は遅れず、筆圧も検知されている。

上図のSペン先端に位置するゲージが「毎日1時間無料」のタイムリミット。60分のバーが徐々に青く染まっていく。

上図の下部にあるスライドバーによりペンの濃さといったツールも正常に動作した。ファイルの保存も行える。このまま契約中のクリスタアカウントを接続してもよさそうだ。

レイヤーを何枚か追加し、色を染めたりしたが描写が遅くなる気配はない。最近の韓国系コミックで多用されているであろう3Dデッサン人形も置いてみたがサクサク動いた。これは凄い。M1 MacBookでも重くなることがあるので最適化されているのだろうか。

クリスタをGalaxy Note9で試した感想。

突然だが「Galaxy Note9」はドコモ版(ahamo含む)とau版がある。5年前なのでSIMロックが存在し、対応周波数も丁寧に分けて販売されていた。そのため今回レビューしているau版はドコモのプラチナバンドに対応していないし、その逆も然り。

つまり、「Galaxy Note9」は2024年1月時点で通信機器として使いやすいかと言えば難しい。というか、オススメできない。

私といえば通信機器としては捉えていない。災害時にワンセグ、日常ではロディアのメモ帳代わり、風呂では6.4インチの防水スマホ、そこへSペン+クリスタによるお絵描きができたらと期待していた。そして、その願いは叶った。

そう、最後の願いも叶ったのだ。クリスタをGalaxy Note9で試した感想としては大満足と言っていいだろう。

画面オフで動作するメモ帳アプリは便利だ。しかし、筆圧を検知せずレイヤーはなく、キャンバスサイズも設定できない。これではSペンの実力が発揮できない。

他にも筆圧検知ペンに対応したAndroidアプリはある。iPadOSならもっと数が増えるだろう。ただイラストや絵を描くならクリスタを徹底的に使い込んだ方が良いと思った。そして、「Galaxy Note9」のスマートフォンサイズという手軽さは武器だ。iPhoneはApple Pencilに対応していない。

たとえクリスタと未契約であっても1日1時間まで無料というのも良い。ピアノなどの習い事は毎日15分でも続けたかが大きく分かれるという。1時間もあれば十分ではないだろうか。

クリスタが想像以上に使えたので保護ケースを購入することにした。バスタイムにも活躍できるように手帳タイプではなくシリコンやTPUタイプが良いと思っている。

「Galaxy Note9」は人気だったのだろう。5年前の機種なのに未だAmazonや楽天で結構な数の保護ケース(Amazon検索結果へ)が見つかった。何かしら入手したらレポートしたい。

→今回レビューした「Galaxy Note9 SCV40」を購入したゲオモバイル楽天販売ページ

次回→ルプラス保護ケース「PALLET」購入レビュー、Galaxy Note9 で使った感想
前回→980円で純正というTVアンテナケーブル購入レビュー、Galaxy Note9で使えたか

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