iPadを板タブにできるアプリ「Astropad Slate」発売、対象機種一覧・価格
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米ASTRO HQは2024年2月16日、iPadとApple Pencilを用いてMac端末を制御することを目的としたアプリ「Astropad Slate」をリリースした。
すでにApp Storeでの販売を開始しており、日本向け価格は3,000円となっている。
この記事では対象機種や下記動画にあるような出来ること・主な機能を記録していく。
アプリ「Astropad Slate」とは。
ASTRO HQ社といえばiPadをMacのワイヤレスディスプレイにできる「Luna Display」が有名だ。しかし同機能は便利すぎてAppleというジャイアンにOS機能「SideCar」として取り込まれてしまった。所謂sherlockingされた形だ。
しかし、同社はAppleが買い替えを促すため同機能を古い端末でサポートしないことに目を付け、Luna Displayでは古い機種でも動作するという抜け道(当時の記事へ)を見つけた。それでも厳しい戦いが続いていた。
他にもGoodNotesをはじめとするキラーアプリは手書き機能を備え出したApple標準のメモアプリがOSレベルで取り込みはじめていて、やがて手書きの文字認識も奪われるかもしれない。
ちなみに同社はAppleにSherlockingされた開発者向けの記事を公開している。
話を戻そう。
ASTRO HQ社によれば「Astropad Slate」は大きく4つの機能があるという。
- マウスとトラックパッド
- お絵描きペンタブレット
- 手書き入力
- タッチジェスチャー
上から順に見ていくと、【1】はペンでマウスカーソルを制御する機能。
【2】は筆圧感知に対応したペンタブレット(板タブ)として使える。液晶ペンタブレットのような映像は描写されないので注意。また、新しいiPadではホバー機能をサポート。古いiPadは擬似ホバーとなるようだ。
【3】はiPadに書いた文字がリアルタイムでテキスト変換されMac端末に送信される機能。
【4】はトラックパッドと同じようにスクロールやズームを行える機能。1本指と2本指に対応する。
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「Astropad Slate」はMacとiPadそれぞれにアプリをインストールする。接続方法はWiFi / USBケーブル / P2Pに対応。アプリ設定で筆圧とジェスチャーを調整できるという。
なお、液晶ペンタブレットのように使いたいときは同社がリリースしているアプリ「Astropad Studio」を使うことになる。
「Astropad Slate」対象機種・ソフトウェア要件
「Astropad Slate」を使うにはMacがmacOS11.0以降であり、iPad側がiPadOS 15.0以降を実行している必要がある。
Macの対象機種は以下の通り。
- MacBook Pro (Late 2013 以降)
- MacBook (Early 2015-2017)
- MacBook Air (Mid 2013 以降)
- iMac (Mid 2014 以降)
- Mac Mini (Late 2014 以降)
- Mac Pro (Late 2013 以降)
次にiPad。
- iPad Mini 4 (2015以降)
- iPad Pro(2016以降を推奨)
- iPad 第5世代(2017年以降)
- iPad Air(2014以降)
「Astropad Slate」の価格
「Astropad Slate」はMacのコンパニオンアプリが0円、iPadの本体が3,000円(米国では19.99ドル)となっている。
キャンペーンがあるときは毎日更新しているセール記事で取り上げたい。