携帯できる500ml電気ケトル「DeeRace V-06」購入レビュー・取扱説明書を翻訳
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Amazonで注文していたトラベル電気ケトルとも呼ばれている「DeeRace V-06」が到着した。
ビジネスホテルなどの電気ケトルに粗相をする人間が増えているらしく、旅先で身の安全を守るべく小型ケトルを持ち運ぶというケースもあるようだ。
電気ケトルといえばマイクロプラスチック問題が有名だが、今回はステンレス製。安全だ。
次にトラベル電気ケトルに限っていえば500mlという表記なのに実際は350mlしか沸騰できないとか、そもそも電源が入らない。いやいや届かないのよ。といったレビューが楽天とアマゾンで飛び交っている。
そこで下記の条件でトラベル電気ケトルを探した。
- ステンレス製
- 沸騰できる水量が500ml
- 水筒のような形状で携帯できる。
- 保温効果あり
- 怪しくない日本からのレビューあり
上記を満たす製品が今回の「DeeRace V-06」となっている。
トラベル電気ケトル「DeeRace V-06」購入レビュー
はじめに注意書きをしておくと、「DeeRace」というのはブランド名ではなくショップが自分で命名したと思われる。
というのも、同じ形状をした別ブランドを多く見かけたからだ。
それでは「DeeRace V-06」でなくとも良いではないか、と思うかもしれない。実は同じ形状でも360ml前後だったり、420mlだったり、よく見ると違う金型で製造されたような製品もあった。
そして、それらの多くは「500ml」と大々的に宣伝している。
そんな中で日本の信じられそうなレビューにて500mlと報告があり、かつ求めていたブラックカラーがあったので注文した。
もし本記事を参考に500mlのトラベル電気ケトルを購入してオフィスや車中泊・キャンプで試そうとしていた場合は、入念な事前チェックをお勧めする。
「DeeRace V-06」を開封する。
今回は珍しいアイテムなのでAmazon.co.jpでの取り扱いはなく、マーケットプレイスでの購入となった。
中国発送でサポートは期待できないものの、トラブルは少なく、かつ発送も早いということ。そして日本での貴重なレビューがあったこと(レビュー詳細はAmazonへ)から選んだ。
注文から2日ほどしてから発送通知は届くも、肝心のChina Postトラッキング番号は未登録。この番号は到着した後もステータス「No information yet.」のままだった。
もしかすると、日本郵便の延々に変わらない「引受」みたいな発送方法なのかもしれない。
3月22日に注文してから3月27日に到着、最終配達は郵便局となっていた。
Pixel 7aが良い仕事をしてくれて凹凸を目立たなくしているが、肉眼で見ると外箱は結構なダメージを受けている。
それもそのはず上図の薄い灰色ビニールに外箱が入っていただけなのだから。Twitter.comなどで流れる動画を見る限り放り投げられた際についた凹みだろう。
中国発送のアイテムを注文する際は覚悟したほうがよい。もっとも日本の配送も段ボールを放り投げている動画がアップされているので大差ないのかもしれない。
まぁ過去記事に詳しく書いたが、私がAmazonネットスーパーに頼んだ食品が入った袋も目の前でサッカーボールのように蹴られていたから期待しないほうが良い。
ちゃんと500mlと書かれている。あとは信じるだけ。
背面を見ると110VとBlackにチェックマークが入っていた。色違いという基本的なトラブルに遭遇する確率が減った。
ちなみにホワイトとブルーがある。楽天やアマゾンには他のカラーもあるが、ブラックと同じく後発のカラーという可能性も。
注意書きマーク。
朗報なのは電気ケトル本体は緩衝材で覆われていたこと。
バッテリーなどがない製品なので大丈夫であることを願いたい。
本体を取り出して撮影。他に何も入っていない。
天面には沸騰時の蒸気を抜くためのゴムが用意されている。これを閉めたまま使って大変だったというレビューを見かけたので注意しようと思う。
天面キャップは穴の中まで深く入るような仕組みになっていた。締まりも悪くない。
底面はゴムというかスポンジのような柔らかい素材がある。
本体の背面には電源プラグを自ら守るためのパッキン。
やっぱり3Pプラグ。
しかもミッキー型、部屋の片付けで大量にあった変換プラグを処分したあとなので買い足す必要がでてきた。
蓋を外すと緩衝材に包まれた何かと紙が入っていた。
電源コードは予想通りの3Pプラグ。
楽天とアマゾンにある類似商品を15点ほど見比べていて、最新モデルは全て2Pプラグという記載がはいっていたので後発のブラックも同じだと思い込んでいた。
Amazon販売ページを見返すと確かに3Pプラグと書かれている。
そうか、ホワイトやブルーはアップデート版として2Pプラグになった製品が出回り始めているのに対して後発のブラックは初代モデル。3Pプラグから始まるようだ。
説明書は英語のみで日本語の記載はなかった。
少し翻訳してみよう。
上図にはセキュリティに関するヒントがあり。ケトルをクレンザーや金属ブラシなどで掃除しないよう呼びかけていた。また、食洗機も不可。
ケトルを長期間使わない時は洗浄して乾燥させてから保管すること。ケトルの外側は防水ではないので水洗いしないこと。加熱中に音が鳴るのは仕様。ケトルの底面が黄色くなったり、縞模様ができるのも正常な範囲。
加熱方法はケトル底面にあるステンレス製のホットプレートで行なっている。そのため、沸騰後に水を全て注いでしまうと焦げる(正確には「底面が火傷する」と書かれている)ので注意。
水垢の除去方法についても記載あり。
水道水や非蒸留水に含まれるミネラルにより水垢が発生した場合、専門の洗剤やクエン酸、レモンを使用して取り除いてほしいとのこと。
- クエン酸と熱湯を1:20で混ぜて水垢がなくなるまでケトルに注ぐ。
- そのまま一晩、寝かせる。
- ケトルを再沸騰させると水垢を除去できるとのこと。
クエン酸は重曹と一緒に購入しているので、上記の方法で対処できそうだ。
このまま背面の取説も翻訳しておこう。
定格出力300W、定格周波数60Hz・・・って、関東は50Hz。中国製品ということもあり調べると電気抵抗を利用した熱機器(電気こたつ、電気ポット、電気コンロなど)は周波数を気にしなくても良いとのこと。
次に重要なのは上図右下に書かれている「お湯の沸かし方」という項目だろう。
翻訳すると100V/120Vの電圧と電源ケーブルを使うようにとある。次に使用前に注意深く内部を洗浄するようにとのこと。内側は流水で洗浄可能だが、外側は直接水洗いできないので注意してほしいとしている。
続いてオーバーフローを避けるために水位は最大マーク以下にすること。スイッチを押すとインジケーターライトが点灯して沸騰を開始。沸騰が終わると自動的に電源が切れるという。
そして、お湯が沸いてから2分ほど待って蓋を開けること。
注意点としては標高1000mを超える場所では推移を最大マークの2/3以下にすること。そして自動電源OFFは作動しないので手動で電源を切るよう案内されていた。
象印の魔法瓶などに比べると保温性能は望めないが、ステンレス製で厚みもあるので実際に使用するのが楽しみになってきた。
部屋を探し回ったが、やはり大量にあった3Pプラグ変換アダプタは全て処分したようだ。
どうせなら3P to 2Pプラグの電源ケーブルを入手したほうが携帯しやすいが、Amazonで見ると安くても600円前後からと割高(詳細はAmazon検索結果へ)。
そこへ百均に売っているという情報があった。何かしら手に入り次第、実際に使用した感想をレポートしたい。
→今回レビューした電気ケトル詳細はAmazon販売ページへ