原付一種な電動キックボードで「改造したい5つ」のこと
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まもなく限界別荘地に移住するというのに私は車を持っていない。
かなりの時間を費やして移動手段の最適解を探していた。だのに見つからない。
今後もガソリン代の高騰は続き、電気代も高くなるということで最初は無難にPHEVやハイブリッド車を探していた。しかし、近所を動き回るなら4WDの軽トラや軽バンが経済的かつ遊べるはずと求めはじめる。
そのうち大昔に調べていたミニカーの資料を発見して再調査を開始、いざ買おうとしても市場に出回る数が少なく引越しに間に合わない。(いつか買うと心に決めたけれど)そんな紆余曲折を経てナンバー取得まで時間的に間に合う電動キックボードへとたどり着いた。
この記事では2023年7月の法改正で誕生した免許不要の「特定小型原動機付自転車」は取り扱わない。第1種免許で乗れる50cc原付バイクのEV版、それを電動キックボードと呼ぶ。
数日後、私は電動キックボードを手に入れる。
その前に「やりたい5つのこと」をまとめておきたい。
電動キックボードのあれやこれや。
免許不要の電動キックボードは20km以下という制限はあるが定格出力350Wと原付モデルと変わらない製品があり、法令セットを装備してリミッターカットする安上がりルートがあった。また、ミニベロに電動化キットを追加するのも楽しそうだ。
だが、いずれも引っ越しまでに終わるとは思えない。
他には自転車タイプの電動原付もあった。そのどれもが30kgオーバーで輪行できる重量を超えているので引越しには使えない。転倒防止なのかタイヤも太く駐輪場に入らないのも使い勝手の面で躊躇した。
そうして重量がかろうじて輪行できる範囲に収まっていて、駐輪場を借りずに済むサイズまで折りたためる電動キックボードにたどり着く。
原付は警察署へ向かわなくても役所にて30分ほどでナンバーが発行(事前にモーター出力などが記載された販売証明書を用意)され、コンビニで自賠責へ加入すれば乗り出せる気軽さが魅力だ。
一部ショップではガソリン原付にあるような法定速度を超えて走行できるグレーな車体も販売されていた。10インチでは小さな段差でさえ危ないはずだ。たとえばママチャリでコンビニ駐車場の車止めブロックへスピードを上げて突入するような・・・ましてや公道、小さなタイヤで50km以上の走行は自殺行為ではないだろうか。
次に現れた選択肢は電動キックボードのバッテリー内蔵モデルと着脱モデル。大抵は全重量が28kg前後あるため、輪行する際はバッテリーを外してリュックへ放り込んだほうが腕の疲弊を抑えられるだろう。そうなると車両と「やりたいこと」は絞られてくる。
やりたいこと。
サクッと箇条書きで記していく。
- バッテリーの増量(距離を2倍や3倍に、目指せ日産リーフ超え!)
- 積載量を増やす(せめてコムスのデリバリーくらいは・・・)
- モーターの交換(速度UPではなく坂道走行性能UP)
- フェアリングの搭載
- タイヤの巨大化
どれもが電動キックボード乗りなら実現したいことではないだろうか。
◇バッテリーの増量
バッテリー増量は「走行距離」を増やすため。
たとえばEV軽自動車は片道50キロ未満の通勤利用が多いという。冬場にエアコンをかけると走行距離の数字が著しく減っていく(東芝を除く)らしい。その対策もいくつか考えているので動画で追求していきたい。
その点、電動キックボードは構造がシンプルなので電池追加がしやすい。安い電池はリアルタイムで変わるので昇圧や降圧で対応できるのかも試したい。単純に15Ah前後の車両が多い 電動キックボード。もし100Ahを積んだらどうなるのだろう・・・。
◇積載量の問題
電動キックボードは荷物スペースがない。
かといって大きなリュックを背負って走行すれば高い位置が重くなって危険だ。ハンドル周りに下げても不安定、危ない。30km走行なので抜かされて受けた風で荷物があおられ転倒するリスクだってある。
いかにも純正ですよ? といった体の荷物スペースを設けるかが課題だ。
そして、どうにか20kgほどを安定して積める荷物スペースを設置しても今度は車体が重くなって走行速度が遅くなる。 それを解決するのがモーターの交換だろう。
◇モーターの交換
ここは法律が絡んでくるのでデリケートな問題だ。
私が調べた限りでは定格600Wまでの電動モーターは役所で通るらしい。それ以上になると第二種原付の領域になってしまう。こちらの免許は125ccバイクや二人乗りといった魅力がコロナの影響で見直され、今や短期合宿が人気となり待つことが多いそうだ。
私は普通自動車の免許しかないので電動キックボードとミニカーで遊んでいく予定。
話を戻そう。
2024/05/14時点の原付・ナンバー取得できる電動キックボードは定格出力350Wあるいは500Wのモーターを搭載していた。そこへ600Wのモーターを積もうという計画だ。
とくに350Wの電動キックボードは安く販売されているから車体自体が500W相当の品質ならモーター換装+バッテリー増量(100km走行)しても10万円以下に収まるはず。そんなパーツが販売されていた。
◇フェアリングの搭載
いわゆる「風防」と呼ばれるアイテムをご存知だろうか。
フェアリング(fairing)というのは飛行機や船、自動車の表面を流線形にして空気や水の抵抗を軽減するカバーのこと。ある程度の速度を求めるとフェアリングが登場する。代表的な例なら各駅電車と新幹線の先頭車両だろうか。
あれを電動キックボードに付けたい。
もちろん速度なんて求めていない。風になりたいなんて恐れ多い話だ。どちらかというと「あばばばばば」となりたくない。虫も嫌だし。
これを追い求めると最終的に「電動リカンベント」を開発した方がよいのではないかという話になってしまいそうだ。 なので、当面は風を受けていく予定でいるぅぁばばばばば。
◇タイヤの巨大化
(画像)500W出力のAINOHOT EcoGo、詳細はAmazonへ
電動キックボードの多くが10インチを履いていた。
16インチのミニベロでさえ歩道の途中に存在する段差にタイヤをとられる時があるというのに、手のひらサイズの車輪で30km走行というのは恐ろしい。
吐露するなら購入して真っ先にインチアップをしたい。でも、できない。
それは電動キックボードの全車両(2024/05/14時点)がもれなく極太タイヤを履いていたから。この極太タイヤ、意外と特殊だった。
手のひらサイズのタイヤで速度30kmを耐えるなら太さは必要、仕方のない話ではある。まさに特殊用途向けと言ったところ。まぁこの太さは限界別荘地でALLオフロードな世界へ行く私には有難い仕様なのだけれど。
正直、これならミニベロを電動化したほうが安くて軽量化もできると思う。その際はBAFANG製品の電動化キット(Amazonへ)を買うような気がする。これはこれで動画にする予定。
もはやタブレットさえ登場していないが、ナビ端末として搭載するつもりなので目を細くして見逃していただきたい。えっと目を細くするやり方がわからない? 確かエルフの魔法使いが上手だったような…。
後ほど注文したら改めて記事にしていく。
編集後記
タブクルではネットが繋がるかどうかも怪しい限界別荘地でのガジェット活用術を掲載していく予定です。手持ちの3回線いずれも圏外なら衛星通信で記事の更新を。
そこまでするほど読者がいてくれるのかも怪しいですね。
意外なことに3Dプリンターやロボット掃除機、電動キックボードに電気自動車が活躍しそうなので楽しみではあります。
オフグリッドや薪ストーブ、車中泊・キャンプ、DIYでガレージを基礎工事から建てるなどやりたかったことを果たしていくつもりです。