なんとE-INKが11FPS表示に、「Inkplate 6 MOTION」登場
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
Soldered Electronicsの電子ペーパーディスプレイInkPlateシリーズ最新モデルとなる「Inkplate 6 MOTION」はその名に恥じないリフレッシュレート11Hzを備えて誕生した。
E-INKといえば描写速度の遅さから電子書籍や看板に使われる程度であった。それがInkplateにて1つのブレイクスルーを果たしたことになる。
さらに描写内容を変更するときを除いて電力を消費しない従来の強みも継続しているという。
リフレッシュレートは11Hz!Inkplate 6 MOTION登場
この6インチという画面サイズを持つ電子ペーパーディスプレイはSTMicroelectronicsのデュアルコアSTM32H743マイクロコントローラーによって動作する。
コプロセッサとしてESP32-C3を搭載、通信はWiFiとBluetoothを備える。さらにジャイロ付き加速度計とモーションセンサーなど複数のセンサーも内蔵。
「Inkplate 6 MOTION」の解像度は1024×768となっており、情報パネルやデジタルアート、タイプライター、電子書籍リーダーといったデバイスに最適としている。
ディスプレイとして動作するためにデバイスとはUSB-Cで接続、WiFiまたはBluetoothでネットワーク接続して数行のコードをアップロードすることで簡単にプログラムできるという。
「Inkplate 6 MOTION」はシングルボードでお馴染みのArduino IDEをはじめ、MicroPython、Adafruit GFX、Home Assistant、ESP Homeといったオープンソース開発ツールと互換性がある。
ハードウェアとソフトウェアはかつてのInkplateファミリーと同じようにオープンソースとなっているため、Arduinoライブラリなどからアクセス可能。
「Inkplate 6 MOTION」はCrowd Supplyで発売され、1万ドルの資金調達という目的を達成している。本体価格は169ドル、筐体セットなら189ドル、さらに筐体と電池インストール済みモデルは199ドルとなっている。
米国内であれば送料無料、個人輸入の転送サービスを利用すれば安く入手できそうだが、米国以外は12ドルで発送してくれる。発送は2024年9月19日までに全てを終えるとのこと。