iPad mini 7 (A17 Pro) 発表、第6世代とスペック比較・買い替え時の注意点は2つ
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Appleは日本時間2024年10月16日、第7世代となるミニタブレット端末「iPad mini(A17 Pro)」を発表した。筐体サイズは変わらず、重量も同じ、内臓パーツがアップグレードされているのが特徴。また最新モデルということで第6世代からの買い替え維持に注意すべき項目がある。
価格は128GBモデル=78,800円〜、すでに予約注文の受付が開始されており記事投稿時点で10月23日(水)となっていた。
この記事では第6世代とのスペック比較、買い替え時の注意点を記録する。
iPad mini 7と第6世代のスペック比較
はじめに今回発表された第7世代(A17 Pro)と第6世代で共通するスペックを箇条書きでチェックしていきたい。
- 画面サイズ:8.3インチ Liquid Retinaディスプレイ P3対応、True Tone 反射コーティング
- カメラ:背面12MP広角(4Kビデオ)+前面12MP超広角 センターフレーム対応
- 端子:USB-C
- 生体認証:トップボタンにTouch IDを搭載
- スピーカー:横向きステレオスピーカー+2つのマイク
- モバイル通信:5G携帯電話通信
- 本体サイズ:195.4 x 134.8 x 6.3mm
- 重量:WiFiモデル=293g、Cellularモデル=297g
- 駆動時間:WiFiビデオ再生=10時間、モバイル通信でのネット閲覧=最大9時間
- 決済:Apple PayとTouch IDを使ったアプリ内とウェブ上での支払いに対応
- センサー:3軸ジャイロ・加速度・環境光・気圧計
以上がApple StoreのiPad比較ページを見る限り全く同じ文言だった箇所。
ここからは第7世代で変わったことをチェックしていく。
iPad mini 7 (A17 Pro)で変わったこと。
ディスプレイについては同じ仕様で何かコーティングが追加されたり、カバーガラスが変わるといったことはなかった。ただApple Pencilに関する項目「Apple Pencilのホバー」だけが追加されている。
その理由はApple Pencil Proに対応したことがある。Apple Pencil (USB-C)にも対応しているが、Apple Pencil 2は非対応となった。
ここで記事タイトルにある注意点。
つまり、Apple Pencil 第2世代を使っているユーザーはUSB-Cモデルか、Proモデルを買う必要が発生するということ。
カメラについても絞り値といったハード面の更新はないものの、背面と背面のカメラが「写真のスマートHDR3」から「写真のスマートHDR4」へ更新されている。ビデオ撮影能力に違いがないことからハード面の更新がなかったことを確認できる。
WiFi規格はWiFi 6からWiFi 6Eサポートへとアップグレードされた。モバイル通信はギガビットLTEが最大32バンドから31バンドへと少なくなっている。
さらにnano-SIMのサポートが終了してeSIMのみ対応となった。物理SIMはバッテリー切れや機種変更の際にWeb手続きをせずに差し替えるだけで完了するため意外と便利なのだが今後はeSIMのみとなる。プロファイルの更新をミスしないよう注意したい。
そして最も大きな変化が搭載チップ。
A15 Bionicから一気にA17 Proチップへとアップグレードされた。6コアCPUと5コアGPU、16コアNeural Engineという構成は変わらない。
しかし、A17 Proチップとなったことで「Apple Intelligence」対応となった。それに伴いSiriの機能欄にも「Apple Intelligenceのパワーを活用したSiriは、コンテクストをより良く理解し、一段と自然でパーソナルです」という説明文が追記された。
以上、スペックの違いをみてきた。それでは買い替えする際に注意すべき点を確認していく。
iPad mini 7 (A17 Pro) へ買い替え時の注意点
第6世代からの買い替えで留意すべき点は次の2点ではないだろうか。
(1)nanoSIMの廃止
(2)Apple Pencil 2に非対応
物理SIMカードを愛用しているユーザーは、SIMスロットがなくて慌てるかもしれない。
iPad miniの側面にマグネットで装着していたApple Pencil 2ユーザーも製品画像だけでは見た目が変わらないので購入してから驚く可能性がある。
Apple Pencil Proのアップルストア価格は21,800円(税込)。決して安くはない。もともとLightningケーブルなど独自規格で周辺機器ビジネスを手堅く行ってきたAppleなので2年後にはPro2が出て非対応になるかもしれないが、とりあえず第6世代ユーザーは買い替えすることになりそうだ。
もしペンを使わず、2画面表示などiPadOSに価値を見出せない時はiPhoneの大画面モデルを購入して1台にまとめる機会なのかもしれない。