激安840円のiPhone向け「隠しカメラスタンド保護ケース」(BENTOBEN製)購入レビュー
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Apple iPhone13Pro, 保護ケース, 製品レビュー
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新たに入手したiPhone 13 Pro向けに保護ケースを注文した。
今回は何故かPROモデルにしか販売されていなかった「隠しカメラスタンド」を選択、iPhone15のときに試せなかった保護ケースということで楽しみにしていた。
このジャンル、有名どころではESRがある。
ESR保護ケースは何度も購入していて耐久性など高く評価している。他にもMagSafe充電+スタンドといった製品も購入したが、こちらは発熱が酷くて使用頻度は少なかった。それでも保護ケースに関してはESR製品は”アリ”だと思っている。
しかし、今回はESRより1000円ほど高い4000円前後で販売されていたBENTOBEN製を選んだ。
その理由の1つは記事タイトルにあるとおり840円と激安価格になっていたからだが、他にも選ぶ理由がある。それを含めて開封レビューを記録していく。
BENTOBEN隠しカメラスタンド保護ケースの購入レビュー
今回はAmazonのマーケットプレイスで注文した。
それは楽天(検索結果ページへ)やアマゾンの公式らしきショップから購入するとESRより高い3980円前後となるが、Amazonマーケットプレイスでは在庫処分なのか大特価840円で販売していた。
この金額はESRの隠しカメラスタンド保護ケース販売価格2799円(レビュー13,401件の詳細はAmazon販売ページへ)と比べても安い。有難いことにESR製品はレビューが桁違いに多いため、クリアケースにありがちな「黄色くなる」「汚れる」といった感想を確認することができた。
それに対してBENTOBEN隠しカメラスタンドは「黒色の半透明」となっており、変色しにくい。とくに半透明を活かしてシエラブルーを淡く見えるシースルー効果も期待した。ファッションで外套として最後に黒のアウターを着込むことがあり、インナーに青系というのも不自然ではないと思ったのが選んだ理由。
実際に開封〜外観チェック。
さっそく到着時の状態から見ていきたい。
まず残念なことに下図のようなチープな梱包となっていた。アマゾンの梱包も段ボールではなくプチプチのない封筒タイプ。3990円などで販売されている方は化粧箱があるのだろうか。
ここは価格「840円」なので覚悟していた。それでもESRと比べると残念に思う。もし定価の4000円近い金額で購入していたらショックを受けたかもしれない。
本当に簡易的な梱包。ケースの形状を維持するための発泡スチロールだけが入った状態で説明書というか取扱注意のような紙も入っていない。
しかし、透明ビニールを開けた途端に評価がガラリと変わった。
写真で伝わるか不明だが質感が良かった。
電熱ベストの時にも感じた「当たりかも」という高揚感を覚える。
スタンドのヒンジ部分は溶接されていて頑丈そうだ。
今回の「隠しカメラスタンド」と似た製品で「MagSafeリングスタンド」(実際に映像やレビューはAmazon検索結果へ)がある。当初はそちらも検討していたが有名ブランドを含め軒並み「ヒンジが折れた」という報告が存在した。その破損が開封当日なのか1週間後、1回目の使用といった違いはあったが漏れなく故障する構造のようだ。
それに対して「隠しカメラスタンド」タイプはESRはもちろんBENTOBENも含め壊れたという報告が少なかった。リングタイプのような回転したり、リング部が薄くて長いので負荷がかかりやすいといった構造上の問題を抱えていないのが強さの秘訣だろう。
いかがだろうか。
ヒンジ部分の構造からMagSafeリングスタンドに比べて故障報告が少ない理由が伝われば幸いだ。
次に内側をチェック。
MagSafeの形状に沿ってマグネットが仕込まれていてiPhoneがなくてもMagSafeアクセサリーが吸着することを確認した。そのため保護ケースを装着したらMagSafeアクセサリーが張り付かない、離れやすくなったという問題は怒らないと思う。
写真を撮影していると興味深いことに気付く。
チリや埃の付着が少ないのだ。
大抵の保護ケースは開封直後でもゴミが付着してレビュー用の写真撮影に「掃除」という手間を追加する。具体的には白い点々が映ってしまうわけだが、ご覧のとおり限りなく少ない。
とくに上図のような黒系のカラーは目立つはずだ。
そこでアマゾン説明欄の素材をチェック。
そこには「熱可塑性ポリウレタン」とあった。いわゆるTPUケース、シリコンのような柔らかさはなく、外側を含めてサラサラとした手触りなのが印象的。
ちなみにTPU素材は太陽光の紫外線に弱く、透明や白色は黄変しやすいので注意。今回は半透明かつ黒色にしているので黄変しても目立たないだろう。また熱に弱いので暖房機器の前で放置したり、車のダッシュボードで日向ぼっこさせると変形する。手入れ方法は柔らかい布でやさしく拭き、それでも落ちない汚れは”中性洗剤”を染み込ませた布で拭うと良いようだ。
上図(Amazonへ)のようなESR版はホワイトカラーとブラックカラーを選んでもケースは透明なので黄変は避けられない。
BENTOBEN隠しカメラスタンド保護ケースは意外なことに長く変わらずに使用できるポイントを押さえた製品だったのだ。
物理ボタンはくり抜きではなくカバータイプとなっていた。マナースイッチも最小限の穴が開けられている。
電源ボタンも前面を覆う形になっていた。
改めて見てみると白いチリの付着が少ないことに驚く、仮に付着しても風を送るか、指で払えばサラッとなくなるので素材的に良いと思った。
カメラカバーの保護フィルムを剥がしたところを撮影。840円で購入したが元々の値段は4000円近いだけあって傷などもなく、完成度が高い印象を受けた。
実際にiPhone 13 Proに装着する。
ここからはiPhone 13 Proへ装着していく。
シリコン製のような柔らかさがないので装着を心配していたが、格安のクリアケース(TPU)を少し固くした程度で、工夫を凝らす必要もなく装着できた。
黒のアウターから覗くシエラブルー。
よし、悪くない。
カメラスタンドは無段階、————というか硬めのヒンジで好きな位置でピタッと止まりiPhone+MagSafeバッテリー程度の重さなら揺らぐことなく支えてくれた。これは高評価ポイント。
保護ケースのスタンドはグラつくイメージがあったので、ここまで頑丈だとは思わなかった。
ミリ単位で角度調整できるほど硬いヒンジなので故障報告が少ないのも頷けた。
マナーボタンの操作も邪魔しない。
それにしても目立つと覚悟していた白いチリが付着していないのは素晴らしい。この時点で同じ天板に置いてあるiPhone 15保護ケースやPixel 7a保護ケースは付着してしまっていた。
ただ「皮脂」は目立つように感じた。
皮脂はティッシュ等で乾拭きすればなくなるが、皮脂がついたまま放置した場合が気になるところ。
MagSafe製品は使えるのか
ここからはカメラスタンドが大き過ぎるがゆえにMagSafe製品を邪魔するのではないかと思い実際に装着して試していく。
まずはAnkerのモバイルバッテリー。
なんとギリギリセーフ。
正直なところ実物を見た時点で「無理だろうな」と思っていたので意外な結果だった。
続いて横向きを試す。
ご覧の通りカメラスタンドに干渉して浮いてしまった。
横向きのスタンド利用やMagSafe充電はできないことがわかった。
それでは、もう横向きにはできないのだろうか。
上図のとおりバッテリーを縦向きで装着して、カメラスタンドで自立させることで対処できた。
この状態(重さ)でも動じないカメラスタンドのヒンジが頼もしい。
まとめ、感想。
BENTOBEN隠しカメラスタンド保護ケースを良かったのはTPUケースにしてはサラサラした手触りでチリ・埃が付着しにくいところ。
またメイン機能であるカメラスタンドが見せかけではなくキチンと動作することだろう。こうしたギミックは見掛け倒しに終わることも少なくない。それとカメラスタンドの透明カバーにより完全防御できる点も有難い。
その一方、マイナスポイントとしてはカメラスタンドが頑丈な造りゆえに重いことだろう。iPhoneを持ち上げた時にカメラ部分の重さに違和感を覚えるくらいの重量はある。
それとカメラカバーの透過率が高いことで「カバーを外さないで撮影」してしまうことがあった。細かいことを言えばカメラ撮影時に毎回カバーをパカっと開ける手間が増えることもマイナスではないだろうか。
そして、先ほども書いた通りカメラカバーが大きいため「使用できるMagSafeアクセサリーを制限する可能性」がある。幸い手持ちの充電スタンドやモバイルバッテリー、MagSafe財布は正常に装着できた。
その他、全体の質感・素材感は満足できるレベル。
最近はシリコンケースばかり購入していたがTPuケースも良いと思えてきた。
マイナスポイントとして書いてしまったが「カメラカバー」があることで清潔感というか、玄関のドアが閉まっているような安心感があった。
→今回レビューした製品詳細はAmazon販売ページへ