執筆支援ツール「Nola」を契約、サブスク嫌いでも選んだ8つの理由
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いやはや、人生とはわからない。
私はサブスクで展開するサービスが大嫌いだ。NHKはもちろんAdobeでさえ解約してきた。唯一契約しているのはプライム会員くらいだろうか。
なんといってもサブスクは天涯孤独な一人暮らしと相性が悪い。孤独死でもした日には銀行預金が尽きるまで引き落とされるらしく、それを取り戻したという事例も見当たらない。つまり未払い人となって強制退会もしくは踏み倒した人として記録されて終わる。まぁ離婚はしたものの子どもがいるので連絡がなくなったり死亡したときは速やかに集金に来るよう伝えてあるが、あまり良い返事はなかったので毒親が先に獲得してしまうかもしれないのだけれども――――。
そんなサブスク大嫌いな私が月額300円の執筆支援サービス「Nola」を契約した理由について記録していく。
そうそう、小説や動画コンテンツのプロット作成だけでないのがNolaの強みだと思う。
たとえば営業や日常の目標をはじめとしたメモ・映像・時系列で管理したいタスクを抱えている場合はNola単体にまとめて、その箱庭のなかで作業できるから非常に集中しやすく、QOLが上がると思う―――とだけ先に伝えさせていただく。
それでも「Nola」と結びをつくる理由。
まず何といっても「自分のやりたいこと」を早期実現するのに必要だったから、これに尽きる。
どういったことがしたいのか、主に次のような感じだ。
- ブログの継続
- 動画配信の再開
- 小説を書く(目標はメディアミックス)
お恥ずかしながら、たった3つのことだ。
しかも、そのうちの1つ「ブログ」は長年続けてきたものだから、新たに挑戦するという意味では2つ。そうなると僅か2つのために「Nola」を契約したともいえる。
しかし、この2つが大きかった。
正確に書くなら構造化が必要な作業だと気付いたのが大きい。たとえば動画コンテンツにしても闇雲に撮りためた映像データとナレーションで流していくこともできるが、最終目標は「小説」なのだ。そこへ動画コンテンツをつなげたいと思ってしまった。そうなると単純に「カメラ撮影」と「Youtubeの台本」だけでは済まなくなる。
雑に話をすれば起承転結が必要になった。
このとき動画コンテンツの「結」は小説側の「起」へとバトンを繋ぐ。そういった理由で単純にレビュー動画をあげていればよいという話ではなくなってしまい、同時に小説側とのすり合わせも開始した。
とはいえ、私の性格上「Nola」契約前には例のごとく様々なウェブサービスや自作スクリプト、フリーウェアにシェアウェア、スマートフォン向けアプリにクラウドサービスなどを比較検討した。その中にはWordPressを加工して自作でNola風の環境を構築したツワモノもいた。
それでも、私は「Nola」を選んだのだ。
Nolaを選ぶ理由。

1つは私が欲しがった機能を満足いくレベルで提供していたことだろう。
私の調査は海外も対象にしているので「Final Draft」といった有名どころも試したし、iOS/iPadOS限定で個人開発の新進気鋭アプリも使ってみた。そのたびに「Nola」の魅力は増していった。
具体的には次の項目があげられる。
- プロット管理
→全体のプロットだけでなく、小プロットも作れる。 - 時系列
→ストーリー主体や登場人物の視点、相関図の変化などで年表を作れる。 - 登場人物・相関図
→人物は画像UP可能。相関図もグラフィカルで直感的、さらに人物と相関図を「時系列」へ組み込める! - 資料管理
→執筆ツールで資料管理できるのは大いに助かる。GoodNotesやEverNoteなど散らばっていた資料を1つに。 - メモ
→書籍タイトルごとにメモを作成可能。タグ機能で横のつながりもできる。iPhoneやクラウドサービスにGmailの下書きなど散らばっていたメモを整理整頓できた。 - iPhone/Androidと同期が無料
→たまに同期できていないときがあるので注意は必要だが、スマートフォンでメモを取るときに重宝している。 - PC版(WebUI)が使いやすい
→相関図のグラフィカル表示やマルチ執筆モードなどは秀逸、資料やメモを並べられて箱庭で完結できるのが素晴らしい。 - 運営の本気度を感じられる姿勢
→当初の月額980円から月額300円へ値下げしつつ、Nola自体で「カクヨム」のような執筆支援まで実施しているところ。
上記について、1つずつ読んでいただけた方には詳しい説明は不要だと思う。
何より執筆支援ツールを使ってきたユーザーなら相関図1つとっても「なんか違う」に悩まされた経験があると思うので釈迦に説法だろう。
そのため、ここからは「Nola」導入により私の導線が「どのように変わったのか」を触れていく。
Nola導入後の違い。
これまでは「いつか」を夢見てiPhoneのメモアプリやGmailの下書きに妄想というか、ネタを書き込んでいた。そこに音声や絵、イラストのコピーが必要だったりすればGoodNotesなどを使うこともある。また、構造的な視点が必要であれば「マインドマップ」などの階層化をサポートしたツールを使うこともあった。
そうなると、いよいよ情報が散らばってしまう。
定期的にまとめてはいたが、今度は「まとめることが目的」へと変化しやすく、そこから発展させるためには新たに時間をおいて見直す必要があった。
かといって時間管理やタスク処理の実用書を頼って「戦術」を磨いても20代で得た知見と変わらないことを理解している。そこで大いなる無駄に気付いた。ようやくといっていいだろう。
ふいに「限りなく機能を絞った専用のツールを探そう」と思った。
それまではEverNoteやらNotionとか、誰もが一定以上の満足度を得られるツールを使っては断念するといったことの繰り返しだった。そうじゃない。
自分に合う次の機能を1つの箱庭で使えるツールを。
- 画像と説明を1つのカードに(登場人物の機能)
- やりたいこと、それに必要な達成項目(プロットや時系列の機能)
- アイデアの相互関係を視覚化(相関図の機能)
- 様々なサービスではなく、1つの小さな世界で情報を管理(メモと資料の機能)
私はいくつもの企業向けタスク管理、チーム管理ツールを試してきた。しかし、Nolaのように小説を書く感覚で狭い箱庭のなか集中できるツールには会えなかった。それが例え「夢物語」や「絵空事」であったとしても営業目標のように数値化すると途端に「義務」となってしまいストレスや疲労へと繋がるのだ。習慣化の作法をもってしても病気や仕事で少しでも離れてしまえば「義務」となったものだ。
そうではないことに気付いた。
「あぁ、今ここの物語を歩いているんだ」
「少しでも早く、あの道へ戻らなきゃ」
そういった感覚を、私は求めていた。
パーセンテージで達成度を示したタスクに優先順位を設定して処理するのではなく、プロットを辿る冒険をしたかったんだと気付いたのだ。
倹約家(ケチ)な私にとって月額300円という金額もあっていた。
間違いなく元をとろうと必死に書くのは目に見えている。それだけではない。たとえ限界別荘地のクマに襲われて次の世界へ旅立ってもNolaのようなサービスなら支払ってもいいかなとも思えたのも契約へと背中を押した。
あとは「Nola」と未来に対して、この微かな火照りが冷めないことを祈るばかりだ。

気付けばブログ執筆そのものがライフワーク。ども、タブクル管理人です。
かつて夢見た「タブレットやスマホを操り、生産的な活動をする未来」。最近は、その実現を加速させるAIに夢中です。AIは思考力を奪うという意見もありますが「どう使うか、どんな指示を出すか」と、以前より思考力が試される時代の幕開けだと思います。






















