車中泊向けポータブル冷蔵庫に、最新9Lモデル「BougeRV CRH」現地レビュー

 この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。

アウトドア製品を展開するBougeRVブランドから新たな9Lモデルとして「BougeRV CRHポータブル冷蔵庫」が発売された。

前回レビューした9Lモデルは横長タイプ(下図、詳細はレビュー記事へ)だったが、今回は縦長タイプとなっている。同時期にリリースされたモデルなため、性能の違いというよりユーザーの使い方に応じて選べるようになっている。

この2機種を並べた比較は後ほど別の記事で見ていきたい。

今回は縦長タイプの「BougeRV CRHポータブル冷蔵庫 9L」を開封、実際に触って感じたことなどをレポートしていく。

「BougeRV CRHポータブル冷蔵庫 9L」

はじめは梱包された状態をチェック、最近は配送トラブルが増えていることもあるので適正な梱包なのか、それと同時に過剰が梱包で片付けが大変にならないかを見ていただきたい。

ご覧のとおり2重ダンボールというわけではないので、処分する量は少ない。

発泡スチロールで空間を確保する仕組みのため、配送業社の倉庫で雑に扱われても本体へのダメージは少なそうだ。

本体を取り出して撮影。

今回はキャンプ場や車中泊でも映えるカーキ色を選択させていただいた。ブラックカラーの展開もあるので色を統一したい時にはそちらを選ぶとよさそうだ。

天面にはペットボトルを置きやすい加工が施されている。

もちろん運転中に置くのは避けるべきだが、停車中や自宅の簡易冷蔵庫として使う際にテーブルとして使えるのは便利だと思う。

操作パネルは前面の右下に配置されている。

BougeRVのポータブル冷蔵庫はアプリ対応なので、無理に使う必要はないものの操作しやすい位置にあるのは助かる。

正面から見て右側面にはACポートとソーラーポートの2つが用意されていた。

ACポートの話が登場したので、ここで付属品を見ていこう。

BougeRVお馴染みの小箱を開けると電源関係が入った袋と取説が入っていた。

中身を取り出すとAC電源アダプタとシガーソケット対応の2つになっていた。

コンセント差し込み口は日本仕様なので別途3P変換アダプタを買わなくて良いのは意外と重要。それと3Pコンセントモデルである時点で電圧などが日本に合わないという別次元の問題もあったりするので、そういう意味ではBougeRVは日本仕様で安心できそうだ。

当たり前だが取扱説明書はガッツリ日本語となっている。

再び本体を見ていきたい。

ポータブル冷蔵庫はコンプレッサーを内蔵しているので、あなたが購入した場合は上図のような状態にして底面を見ることは避けるべきだと思う。もちろん横にした場合はすぐに電源を入れないように注意したい。

底面を見るとゴム足が4つあり、中央に製品シールが貼られていた。

せっかくなので拡大しておく。

コンプレッサー(冷媒)はR134a(24g)となっていた。

余談だがこの製品は美浜株式会社(東京都港区)がR-12(CFC12)の代替冷媒として開発した冷媒となっている。同社の説明によれば主にカーエアコン用冷媒として使用されているようだ。詳細は同社の製品説明ページを見ておくとよいと思う。

蓋を開けた状態で撮影。

ここで注目すべきは蓋の角度と密閉度だろう。全開しないタイプであり、ゴムパッキンが張り巡らされているのが確認できる。

車に積んで初めて意識する本体サイズと実際の設置スペースは上図の通り、ハンドル部分が背面に飛び出していて、蓋は90度に近い位置で止まっているのがわかる。

これくらいのスペースを確保することが必要になる。

それでは実際に軽トラックの助手席に載せていきたい。

「BougeRV CRH」を軽トラックに載せる。

まず運転席から見た状態を見ていただきたい。

助手席の背もたれがリクライニングしていないので背筋が伸びたみたいな感じになっているが、シートベルトをしてあげれば急ブレーキでもうまく支えてくれるだろう。

横置きと比べると安定性に不安は残ってしまうが、シートの半分しか設置スペースがいらないのは強い。

それと助手席の窓と同じくらいの高さにあるのでドアを開けなくても中身の出し入れができるのは便利ではないだろうか。ただ運転席から中身を取り出す時は少し助手席へ身を乗り出さないといけない点は知っておいたほうがよいだろう。

助手席の外から見てみよう。

横長タイプとの違いは車内が広く感じることができるのも良いと感じた。

蓋を開けた状態を撮影した。

高さが人間の肩くらいまでとなっているので圧迫感はない。この高さなら四人乗りの乗用車であれば後部座席の足元へ設置するといった使い方もできそうだ。

ちなみに軽トラックの荷台へ置くと、こんな感じになる。

かなり小さいが、この冷蔵室が狭いため早く冷えるし、バッテリー駆動時も電池消費を抑えることができる。二人で海へ行くような小旅行であれば冷やしたい飲み物やアイスをマイナス20度で凍らせていくには十分だろう。

メーカーによれば500mlのペットボトルであれば6本まで入るという。

最後にバッテリーについて見ていきたい

バッテリーの有無で価格が変わるので買うべきか悩むポイント。容量は173Whと大きく、さらに操作パネルにあったUSBポートから電源供給もできるようになるのであったほうが良いと思う。

横長モデルと同じバッテリーを流用できるので、来年になって最新モデルが販売されて現行モデルを売却するときも縦長モデルと横長モデルのユーザー向けに販売できるため、出口戦略としても間口が広いバッテリーとなっている。

これまでレビューでは「バッテリーが必要」なんて強調はしていないのに今回に限って言及しているのは、9Lという容量が少ないこともあって早期冷却=コンプレッサーの早期停止となるためバッテリーが目に見えて活躍しやすいからだ。

これが大容量ポータブル冷蔵庫でバッテリーパック2つ必要となれば、どちらかというとバッテリーは保険でおすすめして、基本的に大容量のリン酸鉄バッテリーあるいは大容量ポータブル電源を薦めると思う。

「BougeRV CRH」の価格、セール情報。

今回レビューした「BougeRV CRHポータブル冷蔵庫 9L」は定価18,999円(バッテリーなしモデル)。バッテリー内蔵型は定価36,249円だが20%OFFセール中で28,999円で販売中。

今回はメーカーよりタブクル読者向けに特別クーポン「TABKULCRH」を発行いただいた。こちらはAmazonで展開中のセールと併用可能だ。最終価格から5%OFFになるクーポンとなっている。

有効期限は5月23日から11月18日まで。

→最新の価格や早期レビュー20件はAmazon販売ページ

よく一緒に閲覧される記事

PAGE TOP ↑