(更新)テントでも使える5KW「BougeRV一体型FFヒーター DHG003」開封レビュー
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(更新)
メーカーよりタブクル読者向けの独占クーポンが届いた。セール価格に対して追加5%OFFが適用可能。記事末尾に追記してある。

まず先に「BougeRV一体型FFヒーター DHG003」を使用した感想から書かせてほしい。
車載FFヒーターとして設置が圧倒的に簡単だった。
それは同時に施行ミス————すなわち安全に運用できることを意味する。そのため、自作した軽キャンのシェルと山小屋みたいな別荘で気軽に試すことができた。
「FF」という外部吸入の仕組みを取り入れたヒーターやストーブ、薪ストーブは通常のモデルより設置が大変であり、施工を失敗すると一酸化酸素が逆流してしまう危険性もある。そのため大型FFストーブなどは専門の業者に委託することが多い。
そんなFFヒーターを簡単に設置できてしまうから驚きだ。
去年、山奥へ移住した時にベバストの模倣品みたいな中華FFヒーターを購入して設置したがポンプの角度やら、灯油缶の穴あけと灯油が漏れないようにする工夫、排熱の位置など非常に大変だった。
そんなことは一切、気にしなくて良い。
「BougeRV DHG003」ならね。
それなわけで、そろそろ写真を見ていこう。
「BougeRV一体型FFヒーター DHG003」の開封レビュー
はじめに下の写真にあるような状態で届く。

大きくて重そうという先入観で持ち上げると意外な軽さに驚いた。
燃料タンク5Lを入れたら重くなるとは思うが、5KWという高火力としては有り難い重量だ。

防水のためか厚めの防水シートみたいなもので覆われている。
キチンと日本モデルにチェックが入っていた。

カッターで製品パッケージを開くと上の写真にあるような状態だった。
自分で購入したFFヒーターはもっとゴチャゴチャしていたのでさすがブランドを掲げる製品は違うなと妙なところで感心する。

発泡スチロールがみっちりと入っていて抜けない。
非力な私には腰を曲げて何度も挑戦するのは無理と判断、大人しく上の写真のように横へ倒して引っ張り出した。
キュッキュッという音とともに少しずつ上部や下部を引いていく。ここまで丁寧に保護されていれば運送会社の倉庫で結構な扱いを受けても大丈夫そうだ。

なんとか取り出して撮影。
銀色に輝くボディ、指紋を警戒しながら指先で触れるとヒンヤリとしていた。

タンク一体型なので、石油ストーブの給油みたいな感覚で使えそうだ。
これが従来のバラバラなFFヒーターはタンクやポンプの高さに繋げるホースが微妙に頼りないから別途注文したり、うまくビス打ちなどでポンプの角度を75度くらいで維持できるようにしないと燃料が漏れたりと散々だった。
そういったことがないのかと思うと「今まで私は何をしていたんだ?」という気にさえなる。

使い方のヒントがあったので拡大して撮影。

温風パイプを接続する側を撮影。

上の写真は吸気と操作パネル。
別途リモコンも付属しているが、運転状況やエラーメッセージなどはこちらで確認することになるので設置する際はパネルが見えるようにしたほうがよいだろう。

底面も撮影しておく。
単純なゴム足かと思いきや熱対策なのか脚長タイプとなっていた。

何かと使いやすいリモコン。
上の写真を見ると赤外線になっているように見えるが別の部屋にある「BougeRV DHG003」を起動することができた。
ちなみに電池は最初から入っている。

本来FFヒーターは取扱いが難しい製品だ。
一体型となったとはいえユーザーマニュアルには目を通しておきたい。

日本モデル「DHG003」というだけあって全て日本語。
多言語対応の恩恵で写真やイラストを中心となっているためシンプルでわかりやすい。

先ほどのリモコンと操作パネルの説明。
実際に使い始めると「現在どれくらいのパワーなのかを知る方法」などを知りたくなるはずなので、このページが役立つだろう。

それでは付属品のページを見ながら内容物をチェックしていきたい。

とはいえ、一体型なので野良の取り付けパーツは多くない。
ここは種類別に見ていく方がよいだろう。

まずは電源関係、こちらは3種類に対応している。
左からACコンセント、DC直結、DCシガーソケット経由だ。
「BougeRV DHG003」というかFFヒーター自体が車載アイテムなので、当然ながらAC100VではなくDC12VおよびDC24Vで動作するように設計されている。
そのため、AC経由で行えばAC-DC変換のロスが発生する。ポータブル電源のACボタンを押した時点で製品によって15Wから30W前後が常時失われる。そこへ「BougeRV DHG003」の消費電力が加わる。
つまりDC経由の残り2つを選べば、少ない消費電力で「BougeRV DHG003」を動かせる。
北海道の最果てで走行充電+ソーラーパネルを持ってしてもAC経由では電力不足になる可能性があるので、そういった時は迷わずDC経由をおすすめする。
この電源関係で1つ重要なことがある。
それを説明するには下記の製品画像をみていただきたい。

上図左にあるBougeRVの小型ポータブル電源のようにシガーソケット搭載モデルであればテントやガレージといった排気先を確保できる場所なら自由に使えるということだ。
これって凄いことではないだろうか。
FF(外部吸入)ヒーターは、その性質から「固定するヒーター」という認識が強い。
それがポータブルFFヒーターになっているのだ。
テントの中に石油ストーブを入れると調理もできて便利と思うかもしれないが換気の問題がある。また風が強い日には可燃物が触れて火の海になる可能性もある。その手間とリスクを排除できるのは画期的、新しい選択肢と言えるだろう。

次は空調関係、かなりシンプルだ。
銀色のパイプとマフラーが排気用、黒色のタクトと吹き出し口が温風用。袋に入っているのはパイプを締め上げるグッズとなる。

袋に入っている締め上げパーツの使い方はパイプなどに括り付けられている上の紙にイラスト付きで説明されていた。
ここまでサポートしてくるのか———野良の中華FFヒーターに説明書なんてなく、なんなら付属品と書かれているので存在しないパーツもあって苦労したくらいだから異なる時代に来たみたいに思えてくる。
時間という大切な資産を失わないという意味では「BougeRV DHG003」のようなブランドを背負う製品が良いのだと思う。

上に広げたのは先ほど袋の中に入っていた締め上げパーツだ。
それぞれの直径から該当するパイプ、ダクトがわかると思う。
ここで少し前の写真を振り返りたい。

上の右側を見ていた句と「設置手順」とある。
- パイプ類を取り付ける
- 電源を選んで取り付ける
以上。
いや、マジか。
そうなの? 最近のFFヒーターってそうなの?
よく考えたら電源を選ぶのはポータブル電源とか、なんならスマートフォンを充電する時だってQi充電やモバイルバッテリー、USB充電器と選んでいるので、実質「パイプ類の取り付け」くらいしかない。
結構な長さになってしまったので実際の使用レポートは次回レビューで行いたい。
石油・灯油は使えるの? メリットとデメリット
FFヒーターといえばキャンピングカーのディーラーに取り付けてもらうものという認識が当たり前だった。
そのうち高額なモデルと同じスタイルの中華FFヒーターが登場して20分の1程度の価格でDIYできるようになっていた。私もその流れに合わせて設置した。
その後、今回の「BougeRV DHG003」みたいな一体型FFヒーターが増えてきたことで一般層へも普及している。身近な存在となってきたのだ。
そして多くのユーザーが都市伝説のように思い、実際に利用しているユーザーからは当たり前なんだけどなぁ、という認識のズレが1つだけ存在している。
それが「軽油ではなく灯油を使う方法」ではないだろうか。
もともとキャンピングカーの多くがディーゼルエンジンで動き、その燃料タンクから分岐して供給していたことが始まりということもあり「FFヒーター=軽油」という印象が強い。
それゆえFFヒーターのメーカー側も「軽油のみ」という表示が多い。
これは「BougeRV DHG003」も同じだ。
しかし、軽油には明確なデメリットが存在する。
◇軽油を使うデメリット
最大のデメリットは年1回の清掃だろう。
なぜ必要なのかというとディーゼル(軽油)は煤が多い。誤解を恐れずに例えるなら薪ストーブの煙突掃除みたいなものが必要になる。
それに対して灯油を使うと適切なポンプ供給量なので煤が少ない。
だから灯油を使うと年1回の大掛かりな清掃が不要になる。
わざわざ購入した遠方のディーラーまで清掃のために遠征しなくてよいのだ。
それでもディーゼルエンジンの車にとっては別のタンクを用意したり、設置するスペースを確保したり、車とは別に給油するといった手間が発生しないというメリットがある。
しかし、日本の主流はガソリン車だ。
たとえ軽油を選んでも2つの燃料を給油することになる。それなら年1回の掃除が不要かつ1リッターあたりの単価が安い灯油がよいという判断になる。
それゆえに未購入者にとって灯油使用が都市伝説となり、使用者にとっては当たり前というギャップが生まれる。もちろん例外はあって車種やFFヒーターの種類によっては白い煙を吐き出すなんてことになる場合も存在するが、それは無知が罪なのであってFFヒーターの問題ではない。
◇灯油は使えるのか
じゃあ「BougeRV DHG003」で灯油は使えるのか?
最も気になるところだろう。
メーカー側の回答は下記のようになっている。
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本製品は軽油を推奨燃料としています。
灯油の使用はメーカー保証の対象外となります。————————————————————————
そこで去年購入したFFヒーターで灯油を使ってきた私が人柱となり、雨を降らs———ではなく「BougeRV DHG003」を使った実録レポートは次回レビュー記事として残したい。
そのため、次回レビューの内容は下記の文言を入れさせていただく。
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本製品は軽油を推奨燃料としています。
灯油の使用は個人による検証であり、メーカー保証の対象外となります。
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「BougeRV DHG003」の価格+独占クーポン
「BougeRV DHG003」は定価42,980円。
記事投稿時点ではタイムセール中で19%OFFとなるSALE特価34,979円になっていた。
(追記)
BougeRVよりタブクル読者向けの独占クーポン「TABKULFF」が届いた。追加で5%OFFになるのでレジで忘れずに適用していただけたらと思う。有効期限は本日2025/11/11から2026/4/11まで。しかし、予定数量を超過した場合は早期終了する場合がある。
次回のレビューでは軽キャン(自作)のシェル内と、自宅で使用した実録レポートを予定している。
→最新のレビューや製品動画などはAmazon販売ページへ
この話には続きがあります。
→ポータブルFFヒーターで灯油は使えるか、「BougeRV一体型FFヒーター DHG003」導入レビュー

気付けばブログ執筆そのものがライフワーク。ども、タブクル管理人です。
かつて夢見た「タブレットやスマホを操り、生産的な活動をする未来」。最近は、その実現を加速させるAIに夢中です。AIは思考力を奪うという意見もありますが「どう使うか、どんな指示を出すか」と、以前より思考力が試される時代の幕開けだと思います。





















