違反品つかってない!?、新基準に適合したガストーチ「イワタニ 炙りの達人Ⅱ」の注文理由

公開日: : 周辺機器 ,

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PSLPGマークをご存知だろうか。

たとえ知らなくてもガストーチなる製品をキャンプ等で使おうと思った時に「着火しない」とか「火がすぐ消える」「引火した」といった経験があると思う。

それらは単純に「ハズレの個体を引いた」みたいなレビューで片付けられることが多い。

違う。

もっと深刻な、構造的な欠陥が潜んでいる。

私も軽キャンのシェルで煮炊きコンロ「タクード」や「薪ストーブ Soomlomm KAKA」へ着火する時にガスバーナー・ガストーチを1日数回は使っているが、結構な頻度で着火に失敗する。

カチカチと何度かやって点くので「そういうもん」として諦めてきた。

しかし、経済産業省令で定める方式による表示(PSLPGマーク)が2025年2月6日に新基準として「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」(液石法)の改正を施行している。

それは次の機能を製品に求める。

  1. 点火レバー:手のひらで握って点火と消化ができる安全な設計であること
  2. ロックつまみ:点火レバーの誤作動を防ぐ

あなたが所持しているガスバーナー・ガストーチも下図のようなモデルではないだろうか。

上図のようにダイヤルでガスを排出してから、点火スイッチを押すタイプ。

こういった製品が多い。

ガス充電式のモデルであればライターのように着火できるが、Amazonレビューを見て回ると気付くと思うが「点火しなくなった」「火がすぐ消える」といった投稿が多い。

それはライトなキャンパー向けブランド「SOTO」であっても、料理人などプロ・業務用と設定されている名義「新富士バーナー」で売っているモデルでも評価は変わらない。

私も先ほどのガストーチを使うのに不安を覚えていた時期もあって、調査したので結果を報告したい。

新基準に適合「イワタニ 炙りの達人Ⅱ」の注文理由

はじめに重要な点を抑えておきたい。

PSLPGマーク(詳細は岩谷へ)というのはカセットコンロとか調理をする前提のガストーチが対象であり、先ほど画像で示したような純粋なガストーチやガスランタンといった調理外で使われる製品はPSLPGマーク対象外である。

「なるほど、それなら対象外の製品を使っても良いのでは?」

そう思うかもしれない。

まずは下記の動画を未定いただきたい。

第一情報はNITEなのだが、珍しく内容が偏らず見やすくまとめられていたのでオールドメディアの動画を掲載させていただく。

ご覧のとおり、バケツで水をかけても火が消えないといった様子が映されている。

また「なかなか引火しない」という時に火が一面に広がるといった経験をした人は多いと思う。私は最近ガストーチ(SOTOブランド品)を使っていて頻繁に発生している。

しかし、火事になったことはないので「自分は大丈夫、これは当たり前」と思っている節があった。

どちらかというと買い替えのきっかけは「両手を使わず、簡単に使えるガスバーナーが欲しい」という怠惰な理由からだ。

そこから調べていきくと「買ったほうが楽」から「買い換えないと危険、今までは運が良かった」に変わってきた。

料理に使わないガストーチでPSLPGマーク対象外だから問題ない?

ここで私と同じように捻くれた性格をしている人なら「調理用ではないガストーチだから対象外だし大丈夫では?」と思うかもしれない。

記事の冒頭で触れたように新基準は「点火レバー」でガス排出と着火が同時に、かつ必要な量だけ行われるという安全設計なのだ。

この火を放出させるという行為に対して、炙りバーナーだからとか焚き火用のバーナーだからという区切りはない。私が持っているような従来の「ダイヤルを回し始めた時からガス放出」という設計自体が危険だという話を、私はしている。

ご覧の通り、点火レバーがないので手を離しても高火力のまま延々とガスが放出されている。

PSLPGマーク対象外だから、とかではないと思う。

新基準は「ガス放出が最低限、点火も最小時間」なのだ。

しかも片手で扱えるから何かあれば、もう1つの手を使って対処できる。そもそも手を離せば消火する。

だから「調理用の炙りバーナー」を「薪ストーブとコンロの着火バーナー」として使いたいと思った。

今後は新基準に適合していない調理用コンロは販売禁止になるようなので、自然と淘汰されていくが基準の抜け道となるガスランタンやガストーチを「安いから」「小さくてかっこいいから」といった理由で選ぶ予定なら家や家族を失くしたり、近所を燃やして金銭を失う前に新基準の「調理用バーナー」に変えた方が良いと思う。

たぶん3000円前後の費用なんて失火による何千万円という損害に比べたら安いはずだ。

日常で、1日に何回もガスバーナーを使う関係で即購入となったが、キャンプ用途などで倉庫に眠っている古い両手を必要とするカセット式バーナーがあれば時期を見て買い換えた方が良いと思う。

年々恐ろしいスピードで数が減り続ける日本人、世界が羨む生活スタイルを維持できるのは我々の間合いでしか存在しない。火災が多い年末年始を健やかに過ごしてもらいたく、記事として取り上げさせてもらった。

なお、私が購入したのは下記アイテム「岩谷 炙りの達人2」だ。

初代モデルとの決定的な違いは「残火が出ないバーナー構造」だ。

これは消火後に残ったガスが燃焼する”残火”を出さないという極めて安全性の高いモデル。同時リリースのIWATANI最新ガスバーナーにも搭載していない「炙りの達人2限定機能」となっている。

実際に下記URLのレビューと、SOTOなどのガストーチ、最新の炙りバーナーのレビューを50製品ほど見比べてみたが、唯一といっていいほど低評価のないバーナーだった。

私が調べた限りだが「世界で最も安全なガスバーナー」だと認識している。

日本製でも安全性の評価が高い岩谷製、そこへ新基準への対応を謳う新製品。しかも、類似品はない。

もし金銭的な余裕があって時間が経過して本記事の内容を忘れて旧規格のガストーチを使う前に、自宅や家族を燃やすかもしれないがガスバーナーから乗り換えすることを推奨させていただく。

→実際に注文したアイテムの詳細はAmazon販売ページ

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