手塚治虫お誕生日フェアで大幅値下げ、さらに2巻以上セット購入は30%OFFに

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株式会社 手塚プロダクションは11月3日、手塚治虫先生のお誕生日を祝して電子書籍フェアを開催している。これにより偉大な漫画家の作品が一斉値下げされた。さらに2巻以上のタイトルがすべてセット販売30%OFFで購入できる。

開催期間:2025/11/03-12/02

手塚治虫お誕生日フェア開催中

今回のフェアでは「2巻以上のタイトルがすべてセット販売30%OFF」という点が重要。

そのため、作品単体の販売ページでは「0%OFF クーポンあり」という奇妙な”0%”表示となっている。これは2巻以上という縛りから発生する話であって、レジで単品注文する際は注意したい。

またフェア対象作品は緑タグ「0%OFF」で見分けると良さそうだ。

それでは、もはや説明不要というツッコミが入りそうだが、偉人の作品を価格チェックしながら見ていきたい。

奇子 1
奇子 1
復員後、GHQの秘密工作員として働く天外仁郎。久しぶりに帰る天外家は、人間関係が汚れきっていた。呪われた出生を背負い、運命にもてあそばれる奇子。地方旧家、天外家の人々を核に、戦後史の裏面を描く問題作!
手塚治虫/手塚プロダクション
紙の本(単行本):5,500円
ポイント:2pt(1%)
レビュー:1,418件

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◇◇◇

電子書籍なんてない時代のタイトルながらレビュー1,418件、名作は色褪せないということだろうか。

なろう世代には怖くて文字を追加したくなる「奇子」(あやこ)というシンプルなタイトル、現代のコンテンツ飽和時代でも目立つから言葉というのは実に奥深い。

公式サイトの説明によれば同タイトルは「1945年、日本の敗戦とともに大きく移り変わっていく時代の中で、崩壊していく旧家の一族の姿を描いた社会派ドラマです。」とのこと。

火の鳥 1
火の鳥 1
火の山にすむという不死鳥–火の鳥!! その生き血を飲んだ者は、永遠の命を得られるという……!! 不死身の鳥をめぐって壮大な宇宙ロマンが展開する手塚漫画の代表傑作!!大波乱続出の黎明編第1弾、堂々大登場!!
手塚治虫/手塚プロダクション
紙の本(コミック):1,729円
ポイント:2pt(1%)
レビュー:2,837件

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◇◇◇

平成や令和とたどっても幾度となく話題となる不死鳥のような書籍。

何度でも何度でも蘇る。

ブラック・ジャック 1
ブラック・ジャック 1
全身傷だらけの天才的外科医ブラック・ジャック!その驚異的なメスさばきは、つぎつぎと不可能を可能にしていく!現代社会にするどくメスを入れる医学ロマン!昭和52年第一回講談社漫画賞受賞作品! 【目次】 第1話 報復 第2話 シャチの詩 第3話 閉ざされた三人 第4話 ときには真珠のように 第5話 からだが石に… 第6話 はるかなる国から 第7話 幸運な男 第8話 二つの愛 第9話 タイムアウト
手塚治虫/手塚プロダクション
紙の本(コミック):613円
ポイント:2pt(1%)
レビュー:1,743件

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◇◇◇

おそらく未来でも普通に「面白い」と評価され続けるであろう作品。

キャラの外見は大きく目を引き、登場人物たちの背景に魅了され、時代背景・舞台、テーマといったクリエイターたちを刺激する様々な要素が満載という印象。

アドルフに告ぐ 1
アドルフに告ぐ 1
神戸に住むドイツ領事の息子のアドルフは、パン屋の息子でユダヤ人のアドルフを通じて、アドルフ・ヒットラーの秘密を知る。その秘密とは…!?第二次世界大戦を背景に、三人のアドルフの運命を描く著者の代表作・第一弾。
手塚治虫/手塚プロダクション
Kindle価格:231円 2pt(1%)
紙の本(単行本):509円
レビュー:1,427件

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◇◇◇

まず、扱うテーマの広さに驚く。

次に主人公だ。

公式サイトの説明を引用させていただくと「第二次世界大戦当時の日本とドイツを舞台に、アドルフという名前をもつ3人の男がたどった運命を描く長編マンガです。」とのこと。

いかがだろうか。

現在「3人の男」をテーマに作品を描こうとする作家がどれくらいいるだろうか。

それこそJKやロリ要素を含んだスポーツタイトルといった見てくれの時代だ。そこへ「3人の男がテーマです」なんて概要欄に書けるだろうか。時代が違う? そうなのだろうか、もし映画作品として必死に練り上げれば令和でも対応できるかもしれない。(CMでは加藤小夏さんといったヒロインが前面にでるだろうけれども)

1つ1つの作品において完成度が高い。

人気タイトルの連載を続けようと編集側が暗躍、延命の結果として内容が薄くなり共倒れみたいな現代に色濃く映えるタイトルではないだろうか。

ブッダ 1
ブッダ 1
いまから三千五百年ほども昔、インダス川のほとりにアリアン人と呼ばれる種族が、遠く北方の地から移り住み、しだいにその版図を広げていった……。壮大なテーマに挑戦して、巨匠が描く釈尊の生涯!! ブッダ第1巻!
手塚治虫/手塚プロダクション
紙の本(単行本):1,428円
ポイント:2pt(1%)
レビュー:1309件

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◇◇◇

日本漫画の古典とも評される奥深い作品。

2025年でもヒストリエやキングダムといった歴史を扱う作品はある。

しかし、ヒストリエは休載中だ。葬送のフリーレンも今回は編集から休載発表があったことから「長かった告知なしの休載期間」よりも長い休載に入るだろうと予想されている。後者はアニメ展開もしているのでシンプルに多忙なだけかもしれないが——

深いテーマを描こうとすれば深みにはまる。

現代では一瞬でも外の声(文字や映像のSNS等)に耳を傾ければ休載したくなる気分になるだろう。まぁ大昔でも耳に届く声は変わらないそうだが…、そう考えると深いテーマの作品を連発した漫画家に只々、畏怖の念を抱く。

冬の温まる時間や年末年始のあらゆるところに潜む待機時間を活用して、偉人の描いた軌跡を探求するのはいかがだろうか。

開催期間:2025/11/03-12/02

→最新のセール対象作品はKindle特設ページ

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