「BougeRV 12V電気毛布」の5段階レベル別に消費電力レビュー、注意点あり

公開日: : 最終更新日:2025/11/11 周辺機器 , , , , ,

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BougeRVブランドの12V電気毛布、前回の開封レビューに続いて今回はパワー別に消費電力がどれくらいかかるのかチェックしていきたい。

大判のUSBブランケットであれば同等のサイズも存在するが5VのUSB電力では発熱量や範囲に物理的な限界が発生する。その一方、昔からあるAC電気毛布はダニ退治できるほど発熱する代償として恐ろしいほどの消費電力がある。

大きなサイズと高い発熱量、そして少ない消費電力という良いとこ取りな12V電気毛布。

はじめに前回のレビュー記事から「BougeRV 12V電気毛布」のパワー設定を確認しておきたい。

コントローラーではレベル1から最大レベル5まで段階的に熱量を上げることが可能。

その様子はLEDランプの点灯状況から確認できる。スマホやタブレットで取説ページを撮影しておけば車中泊で「どのランプがLEVEL1なんだっけ?」といった時に見返しやすいだろう。

またコントローラー下段のLEDランプは上図のとおり「タイマー」となっていてデフォルトで1時間と2時間、3時間があり、さらに組みわせることで4〜10時間までのタイマーが設定可能となっている。

それではレベル別の消費電力を見ていきたい。

「BougeRV 12V電気毛布」のパワーレベル別に消費電力チェック

今回のテストは全て付属のシガーソケット式電源コードを経由している。12Vの電気毛布なのでバッテリー直結と同じ最も消費電力のロスが少ない検証となる。

ちなみにAC電源コード経由する使うと下記2段階の電力ロスが発生する。

  1. ポータブル電源やリン酸鉄バッテリーは12VなのでAC100Vへ変換するロスが発生
    →ポタ電やインバーターによって15W〜30Wは消費するイメージ
  2. AC電源コードで100Vを12Vへ変換するロスが発生

ここでは付属のシガーソケット端子にはLEDランプが内蔵されているので、おそらく1W〜2Wは消費ロスが発生している。

そのため全くロスをしたくない時は12V直結となるが付属していないので自作するなりして対応する形になる。

自己責任になるがシガーソケット式を切断してケーブルを確保、別途用意した端子を300円以下で購入して圧着ペンチでケーブルに装着し、12Vバッテリーへ接続すれば良い。

自動車で使う際はスターターバッテリー(鉛のやつ)を使うとエンジンがかからないといったトラブルが発生するので、必ずサブバッテリーか、ポータブル電源のシガーソケットに接続することをおすすめする。

余談だが自作の軽キャン(シェル)で外部電源(家庭やRVパークの電源)とサブバッテリーの自動切り替え(UPS)を制作したので機会があればレポートしたい。

パワーレベル別の消費電力を見てみよう

まずはポータブル電源のDC出力を起動して「BougeRV 12V電気毛布」を接続、起動した待機電力を見ていきたい。

ポータブル電源のアバウトな出力表示では「0W」となっている。

しかし、上図のとおり赤いLEDランプが待機中に点灯しているため1W以下は消費していると考えたほうが良いだろう。

私の軽キャンシェルは12V/200Ahを積んで走行充電とソーラーパネルを接続しているので常時接続でも問題ないと思うが通常サイズのキャンピングカーだと自宅の駐車場で放置することが多いはずなので常時ONには注意したい。

余談だが、老後の楽しみとして1000万円や2000万円を出してキャンピングカーを購入するのは注意した方が良い。まずは1泊5万円とか出してでもレンタルすることが重要だ。

その理由は運転が大変なのと、意外と故障が多く、しかも車のディーラーは対応拒否するからビルダーのある都道府県まで自走あるいは輸送するといった問題、さらに都会にいくほど駐車場を止める場所が見つからないといった話を聞く。まだまだあって燃費が恐ろしく悪い(見た目の装飾が豪華で不要な設備が多く無駄に重い、しかも黙っていると鉛バッテリーにされたりetc…)のと車検やら保険やらが特殊なので維持費が飛び上がるほど高いという。

そんな理由で軽キャンシェルを自作、費用は20万円ほどだが12V/100Ahx2個や走行充電器にインバーターといった電装関係が10万円くらいなのでキャンピングカーシェル自体は10万円以下だと思う。車検の時は外すので軽トラの車検など維持費は軽自動車4ナンバー、シェルを軽量化したので燃費もMT5速+4WDだが14Km/Lを維持している。

こういった燃費や居住性を突き詰めていく環境において12Vで動作する「BougeRV 12V電気毛布」は頼もしい存在なのだ。

レベル1(最も弱い)

最小の出力では23Wや19W、そこに0Wが加わるという形になった。

これは昨年レビューした電熱ベストと同じ挙動だ。

0Wを差し込んで交互に出力して発熱していくため、数字が目まぐるしく変わる。寒い朝などはレベル1にすると温まりにくいので落ち着いてからレベル1にするといったことになるだろう。

レベル2

上記2枚の写真のとおり、先ほどと同じ0Wを挟む形で動作する。

しかし、レベル2になると最大出力が上がり49Wや50Wという数字のほか、中間の23Wや19Wという数字も確認できた。レベル2は三段階の出力といった印象。

レベル3(中間の出力)

コントローラーのLEDランプだけを見ると右端にあって最大出力のように見えるが、違う。

5段階中の3段階目だ。

こちらは50W出力の割合がレベル2の時より増えていた。この出力する量と頻度を変えることで5段階のレベルを分けているのだろう。

レベル4

ここまで来ると予想できるかもしれないが50Wの割合が増えて、0Wの瞬間がなくなり23Wと49W、19Wにいって51Wといった動きになる。

レベル5(最大出力)

上図のコントローラーに映るLEDランプの配置が最大となるレベル5を意味している。

ここまで来ると常時50W出力をキープしていた。

AC電気毛布は大抵65Wといった印象なので、結構な発熱量になるだろう。

ただ家庭用の電気毛布は多くがACタイプなので変換ロスで追加15W〜30Wを消費する。その点において「BougeRV 12V電気毛布」は大きなロスがない。これが強い。

唯一の残念ポイント

これは購入すれば必ず直面する問題なので先に伝えさせていただく。

肌というか身体に当てる側の生地がUSBブランケットや寝袋にあるようなフワフワな素材ではないことだ。

フランネル素材などであれば電源OFFでも自らの熱で暖が取れるところだが、「BougeRV 12V電気毛布」の生地はヒンヤリしていて冷たい。山奥で日中の外気温9度の環境でシェル内で使う際は先に電源を入れて、しばらく経過して温まってから「BougeRV 12V電気毛布」へ入ると良い。

どんな風に伝えるのが最適か前回レビューの時から考えていたのだが、ようやく納得できる答えが出た。

実際に羽織ったことがなければ共感できないかもしれないが「防寒のないタイプのレザージャケット裏地」が近いと思う。

防寒タイプはモコモコが付いていたりする。

しかし、素というか、本格的なレザージャケットは裏地が生っぽい(伝わる?)感じで、最初は冷たいが体温でジワジワと暖かくなる。かといって暑くなるわけではない実用性を重視。そんな印象に近い。

つまり、最初はヒンヤリするが「暑くなった時に過ごしやすい」という隠れた優等生タイプ。

外側の1層目が風を防ぐので、やはりレザージャケットと同じように着た時に「冷たっ!」となるが、なんだかんだで「厚着しなくてもOK」みたいなイメージが近い。

キャンプ用品なので、アクティブユーザー向けで作られているのかもしれない。

BougeRVに製品提供を受けてネガティブキャンペーンみたいなことを書いているが、実際に購入してから知るのと把握してから手にするのでは大きく違う。

BougeRVサポートの負担も減るだろう。

今回のレビューで最大のレベル5は確かな発熱量を確認できた。使い方さえ誤らなければ車中泊の頼もしいアイテムになると思う。

「BougeRV 12V電気毛布」の価格・クーポン

「BougeRV 12V電気毛布」は通常価格14,980円。

BougeRVより読者向けに5%OFF割引クーポンコード「TABKUL12」が発行された。
レジで使うクーポンコードなので決済の際に忘れずに適用していただきたい。
有効期限は2025年11月4日(火)21:00から2026年4月4日(土)まで、早期終了あり。

新製品ということでAmazon価格情報履歴は短いが、その中において上記クーポンが底値となる。

また、発売間もないこともあってレビューは26件に。12V電気毛布というマイナーなジャンルで発売2ヶ月で26件もレビューを投稿されているのは、さすがアウトドアブランドといったところだろうか。

→最新の在庫状況と納期、在庫やレビュー等はAmazon販売ページ

前回のレビュー記事があります。
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