9月だョ!7インチ集合2013、最新Androidタブレット5機種でスペック比較
公開日:
:
まとめ、スペック比較 スペック, 比較表
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
ここ2ヶ月の間にハイエンドな7インチAndroidタブレットが登場してきたのでスペック比較表を作成しました。昨年とは異なり中華パッド不在となっています。
7インチAndroidタブレット5機種、スペック比較
本日、最終回を迎えた「あまちゃん」の喪失感は大きいですが、7インチのAndroidタブレットをスペック比較で「あまロス」を吹き飛ばします。
(「あまちゃん」総集編は、10月14日に約3時間にわたり放送予定)
画像はクリックで拡大します。
クアッドコア標準の時代に
昨年9月のスペック比較では、デュアルコア搭載タブレットが多く、Nexus 7 などのクアッドコアが珍しいほどでした。しかし、今回はQualcommのSnapdragon 600/800 や NVIDIA製Tegra 4 と処理性能の高いクアッドコア搭載タブレットが並んでいます。来年はオクタコア(8コア)プロセッサとなるのか、はたまたAppleのように副プロセッサを搭載するスタイルが主流となるのか今から楽しみです。
Qualcomm製プロセッサ搭載3タブレットを性能順にランキング形式で見てみます。
- Amazon「Kindle Fire HDX 7」:Snapdragon 800 /2.2 GHzプロセッサ
- SHARP「AQUOS PAD SH-08E」:Snapdragon 600(APQ8064T)/1.7GHzプロセッサ
- Google「Nexus 7 2013年モデル」:Snapdragon S4 Pro /1.5GHzプロセッサ
ここにTegra4が参加するとベンチマーク上では「TEGRA Note」シリーズが1位のタブレットとなるかもしれません。本当のところは、NVIDIA以外がSnapdragon 800とのベンチマーク比較や体感レポートをしてくれるのを待つしかありません。
OS/カスタムの差を考える
AndroidはカスタムできるOSゆえに管理会社が重要です。NexusシリーズはGoogle管理下にあるので最新バージョンをいち早く入手したり工場出荷状態に戻すことができますが、最新バージョン登場前のアプリでテレビ視聴ができなくなるなどデメリットもあります。最新OSに触れられる反面、新バージョンが登場する数ヶ月単位で構築した環境を壊れるという覚悟も必要です。
Amazonでは「Fire OS」というカスタムされたAndroid OSになっているのでユーザー側で行えるカスタマイズに限界があります。Amazonの場合は、同社のコンテンツへシームレスにアクセスできるようUIからカスタマイズされています。AndroidアプリもGoogle Play経由ではなくAmazonアプリストアから行うよう設定されているため、Google Playで購入したアプリが使えないケースも考えられます。その一方、最新版では更なる進化を遂げており「Mayday(メーデー)」機能が追加され24時間フルタイムでテレビ電話によるオンラインサポートが受けられるようになっています。ここまで来ると純粋なAndroidよりも便利と感じる人が出てくるかもしれません。
SH-08Eなどのドコモ管理OSも判断が難しいですね。ソニーのXperiaシリーズなどであれば海外有志によるカスタムOSを入手できますが、シャープなど国内販売メインの端末はドコモのアップデート待ちとなります。また国内限定の おサイフケータイやフルセグなどがあるため、アップデートが遅れたり、プリインストール(広告)アプリなどが大量にインストールされ本来のスペック以下でしか動作しないといったユーザーには気の毒過ぎる事案が発生しています。(それゆえ白ロムが破格になったりと恩恵もありますが、、、。)
TEGRA NoteシリーズはNVIDIA管理下のTegra4搭載のタブレットシリーズで、TEGRA ZONEといったTegraプロセッサの性能を引き出す目的のアプリストアが用意されています。
ZOTAC、Tegra 4搭載ゲーミング・タブレット『ZOTAC Tegra Note 7』を発表
進むモバイル化「重さとGPS」
高解像度化やプロセッサの進化で重くなるのかと思いましたが、ハイエンドでも重さ「300g」付近の7インチAndroidタブレットが出てきています。Kindle Fire HDXは303gとダイエットに成功して先代の重いイメージを払拭しました。Nexus 7もまた290gとなり外出時の荷物にならない重量となってきています。
最近ではGPSも7インチのタブレットでみかけるようになりました。GPS搭載は、Google側のユーザーを管理したり高度なアプリ開発支援といった思惑もあるかもしれませんが、GPS搭載によりカーナビや地域情報の取得、アプリとの連携がリアルタイムに近くなるなどユーザーのメリットが非常に大きくなっています。
GPS搭載や軽量化で7インチを歩行者や自転車用のカーナビとしても使えるレベルになってきたと言えそうです。
価格を考える
昨年9月に行ったスペック比較に比べると普及型タブレットの価格が高くなっています。Nexus 7は2012年モデルが199ドルだったのに対して新型は229ドルからとなっているほか、Kindleも前回同様Nexus 7に価格をあわせて値上げしています。(199ドルから229ドルに)
そんな中、ハイエンドではありませんが、「Kindle Fire」から入れ替わりでエントリーモデルとなった「New Kindle Fire HD」が地味に良く仕上がっているので比較表へ掲載しました。先代に比べCPUが1.2GHzから1.5GHzにアップグレードされ、重量も軽くなっています。日本では未発表ですが、米国では広告付きで169ドルと手頃な価格となっています。
どのタブレットが買いか
Nexus 7 2013年モデルといいたいところですが、先代に比べ値上げしたり、同価格帯でTegra4搭載のTEGRA Noteシリーズが控えているなど今は何ともいえない状況です。最新OSを試す目的で購入しているので満足していますが。。。
Amazonの新型「Kindle Fire HDX」シリーズについては、日本で発売されるのか疑問もあります。それは「MayDay」機能があるためです。日本語という限られた民族が使う言語をサポートするシステムを構築できるのか、それともMaydayなしで提供されるのか、、、。まぁ日本はコンテンツに最も金銭を投入する国でもあるのでリターンが期待できるのかもしれません。
新型『Kindle Fire HDX 7』が予約開始、10/18発売―スペック表と価格
続いてSHARP「AQUOS PAD SH-08E」ですが外出先でのフルセグ視聴や防水機能と日本らしい素晴らしい特殊機能が備えられていて魅力的です。ハイエンドだけに価格も高めでドコモと2年間の契約書をかわさずに白ロム購入しても結構な値段がします。特殊機能が価格に見合えば突入する価値ありのタブレットだと思います。
最後にTegra Noteシリーズですが、Tegra 4搭載という最大の魅力がありますが、GPS搭載や独自機能で筆圧感知にも対応、価格も2万弱など、一昔前の中華パッドに感じた未来を見せてくれます。唯一、残念なのは解像度1,280×800です。解像度を1920×1080までアップグレードして、2万弱で販売したら、昨年のNexus 7 のような人気タブレットになりそうです。
<昨年の7インチ集合>
9月だョ!7インチ集合 中華パッド勢 vs メジャーメーカー スペック比較