2015年からノートPCはワイヤレス充電「Rezence」対応に―Core Mの次世代Skylakeプロセッサ
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新しいCore Mプロセッサ(Broadwell)は短命かもしれません。
Intelがサンフランシスコで今週開催したIDF2014にて2015年後半より市場に登場予定と発表したCore Mの次世代Skylakeプロセッサでは、ワイヤレス充電規格「Rezence」を採用するほか、4K映像の無線転送、顔認証によるパスワード入力の省略などが可能になるようです。
次世代Skylakeプロセッサの話
2014年末までに搭載端末がリリース予定であるCore Mプロセッサ(Broadwell)の次世代プロセッサ「Skylake」は、Broadwellとは異なり開発が順調に進み2015年後半には市場に登場する予定とのこと。
Intel SkylakeプロセッサではWindows端末の完全ワイヤレス化とパスワード入力不要な環境、自然なUIという3項目を導入するとしています。
外部モニターに近づければ自動で映像切替
Intelによると、過去にノートPCの有線LANをWi-Fiへ切り替えた時と同じようにACアダプタとモニターケーブルからユーザーを解放するとして、最新WiDi5.0(Wireless Display 5.0)と”WiGig”を利用した無線によるドッキングステーションなどのデモを行いノートPCをディスプレイに近づけるだけで自動で出力が切り替わる様子を披露。Intelは機器間におけるデータ転送にも用いる計画があるようです。
QiよりもパワフルなRezence採用へ
ワイヤレス充電について、Qualcommが提唱したA4WPに参加しているIntelは磁気共鳴方式の無線給電技術「Rezence」(レゼンス)を採用したノートPCによる同時充電を披露、今後は空港ラウンジなどにRezence給電装置を用意するといった可能性を述べています。
記事投稿時点で「Rezence」はAndroid端末で普及しているQi規格より離れて充電できるほか、ノートPCの充電にも対応できる給電能力が伝えられています。(2013年12月16日の『Rezence』記事へ)
しかし、Qiもまた将来的に120Wまで給電できるよう改善しているという情報もあります。
RealSense 3Dカメラの顔認証によるパスワード入力の省略
すでにDELLから2014年内にもリリースされるRealSense 3Dカメラ搭載端末では奥行きを把握できる3Dスキャニング技術を使いユーザーの顔認証によるパスワード入力の省略が実現するとしています。
この奥行きを検知できるところが重要で顔写真を使った悪意の第三者から端末を守れるようです。(3Dプリントされた顔については言及されていませんでした。)
なお、IDF2014にて披露された3Dカメラ搭載「Dell Venue 8 7000 Series」はFCCを通過(2014年09月11日の記事へ/スペック記事へ)、FCC資料には内部画像が掲載されています。