ARM版『Surface Pro』試作機を開発か、Snapdragon搭載モデルの可能性
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MicrosoftがSnapdragonを搭載した『Surface Pro』のプロトタイプを作成していると報告されている。同社はIntelやQualcommとモバイルに強い”Always Connected PC”構想を掲げている。
ARM版『Surface Pro』試作機を開発か
ThurrottがMicrosoftがIntelプロセッサではなくSnapdragonチップで動作するSurface Proプロトタイプを作成しているようだと伝えている。
それ自体は驚くことではなく、Microsoftは台湾で開催されたComputex Taipei 2017においてIntelおよびQualcommと協力して展開する常時接続PC『Always Connected PC』構想を発表していた。
2018年6月には初のSnapdragon搭載PC『Lenovo Miix 630』がAmazon.comに登場、2018年10月にはSnapdragon 850を搭載した『Lenovo Yoga C630』の日本投入も発表されている。
この『Always Connected PC』は、他にもASUSやVAIO、Xiaomiといったメーカーも参加しているプロジェクトだ。
同メディアによるとMicrosoftのARM版Surface Proは計画段階の可能性もあるという。そのためプロジェクト自体が終了することもあるとのこと。
これまでARM版Surfaceとして有力候補だった端末と言えば「Surface Go」だったが、関係者の話として当時はIntelの強いプッシュによりSnapdragonチップではなくなったと伝えている。
昨日、Google DocsなどオンラインサービスでMicrosoft Officeファイルを直接編集できるようになったと発表され、ハード面ではRAM8GB以上を搭載するSnapdragon採用スマートフォンが増えるなどモバイル端末の猛烈な勢いは変わらない。
Windows 10を活かしつつモバイル環境に強いデバイスとしてSnapdragonという選択肢はユーザーに受け入れられそうにも見えるが、Lenovoをはじめとしたメーカー製Always Connected PCの話題をチェックする限りMicrosoftが大手を振って支援しているようには見えない。
Chrome OS搭載ラップトップが教育現場で圧倒的なシェアとなり、iPadはAdobeの支援もありデザインの仕事が行える端末になりつつある。ゲームやメッセンジャーはスマートフォン、本を読むのに最適化が進む電子書籍リーダーもある。
何でもこなせる資産を抱えたWindowsの今後に注目したい。
Source:Thurrott