これは快適、Fire HD 8 タブレットのロック画面を無効化して「時短」しよう

Fire HD 8 タブレットのロック画面を無効化した話

この作業を行うには前回同様、root権限を取得した状態になる必要がある。もし参考にして実行する場合は「自己責任」で行って欲しい。

ロック画面の広告だけ非表示にしたいという場合はroot権限は必要ない。Fire OSの設定画面から簡単に実行できる。これだけでも広告を表示するためのデータ送受信がなくなるのでバッテリー消費を少しは押さえられるだろう。

ロック画面を無効化する方法

（追記ここから）

本記事に書かれた内容でロック画面の無効化ができない場合は、下記リンクにある2020年11月の記事が参考になるかもしれない
→Fire HD8 Plusでロック画面を無効化する方法（要Google Play）

（追記ここまで）

この作業は前回の”画面の上下にあるバーを非表示”にする時と同じくPCをUSBケーブルで接続してADBコマンドを打つ方法と、Fireにインストールした仮想ターミナル”Termux”を使った方法の２つが存在する。

今回も後者のパソコンを使わずFire タブレット単体で簡潔に済ませようと思う。
この作業と同じことを行っている国内外のウェブサイトがなかったため、タブクル独自のカスタマイズ方法となるが今のところ文鎮化もせず正常に動作している。

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それでは、はじめよう。

Fire HD 8 タブレットでTermuxを起動したら、実行に必要なデータベース管理システム「SQLite」（エスキューライト）をインストールする。

apt install sqlite

何故、SQLiteが必要なのかというと前回まではアプリに対して権限を与えたりすることで通常では実行できないことを実現していたが、ロック画面の変更はアプリではなくデータベース内の値を変える必要がある。
このことからもアマゾンがロック画面（の自社サービス広告）に注力していることがわかる。

続いて、過去記事を参考に[mtk-su]でroot権限となり、下記のSQLiteコマンドでロック画面に関するデータベースを設定しよう。

sqlite3 /data/system/locksettings.db “UPDATE locksettings SET value = ‘1’ WHERE name = ‘lockscreen.disabled'”

あまりに作業工程が少ないので、上記コマンドの解説をするとデータベース名「locksettings.db 」内にあるテーブル「locksettings」の「name」が”’lockscreen.disabled’”となっている項目に対して「１」に書き換えるという内容になっている。

この方法でロック画面が管理されている限り、Fire OSが対策アップデートをしても同様の作業が発見されるのに時間はかからないだろう。

以上で設定は完了だ。

・・・。

しかし、この状態で電源ボタンを2回押すとロック画面が表示される。これは先ほどのデータベースに書き込んだ値を認識させるのに端末を再起動する必要があるためだ。
ロック画面が有効か無効かを毎回チェックするはずはないので再起動は頷ける。

それでは、電源ボタンを長押しして「再起動」を選択しよう。

再起動に時間がかかり少し不安になるが、起動と同時にホーム画面が表示されると不安は影を潜め喜びに変るだろう。

解説付きで長々と書いてしまったが、やっていることは３つだけ。再起動を含めなければ僅か２工程の簡単カスタマイズだ。

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試しに電源ボタンを何度も押してみて欲しい、ロック画面が無効になったことでホーム画面の表示が早くなっているはずだ。指紋センサーや顔認証のないFire HD 8 タブレットでロック画面がなくなるのは大きな時短に繋がる。
また、ロック画面を解除するためにスワイプ操作をしている間のバッテリー消費を抑えられるのも嬉しい。

少し時間が経ってから何気なくFire HD 8 タブレットの電源ボタンを押して、サクッとホーム画面が表示されたとき思わず「ニヤリ」としてしまうだろう。

今回のレビューで使用しているFire HD 8 タブレットの詳細はAmazon.co.jpへ

続き⇒Fire HD 8でexeファイルを実行、『Wine』をインストールした話
前回⇒Fireタブレットのステータスバーやナビゲーションバーを非表示/カスタマイズする方法