8.9型『GPD P2 Max』のクラウドファンディング開始、早くも目標額を突破・価格・出荷時期
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GPD GPD Pocket
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中国メーカーGPD Technologyは日本時間6月26日、予告通りクラウドファンディングサイトINDIEGOGOにおいて日本語キーボードが選べる8.9インチ小型ノートパソコン『GPD P2 Max』(GPD Pocket 2 Maxだと製品名が長くなるため省略した模様)のキャンペーンを開始した。
最小構成の価格は530ドル、出荷は2019年9月を予定している。
8.9型『GPD P2 Max』の価格・出荷時期
世界最小Ultrabookを謳う『GPD P2 Max』はiPad mini 4同等の本体サイズと軽量650gを実現した8.9インチ(2560x1600)解像度に日本語キーボードが選べる小型ノートパソコン。
画面占有率は80.9%、10点マルチタッチによる操作とスタイラスペン入力をサポート。このペンについてはリリース直前になって製品画像に登場した程度、今回も詳細は明らかにされていない。
しかし、INDIEGOGOに掲載された画像を見ると物理ボタンが存在するほか、内蔵バッテリーや乾電池で駆動するタイプに見かける太さがあった。
同社によるとASUSや東芝、LenovoにAcer、HP、DELL、LG、ThinkPadなどメーカー各社から発売されているUltrabookの8.9インチから10インチの画面サイズで700g以下を実現できた製品は存在しないとしている。
そして、同サイズは欧州や米国で身長180センチの男性がキーボードを打つのに制限されないQWERTYレイアウトで、さらに13歳ほどの女の子が片手で持ち運び、小さなバッグに入れることができる大きさとして、8.9インチのサイズ感について説明した。
キーボード面にはマウス機能と指紋センサーを搭載、インターフェイスはUSB-C、USB-Ax2基、ヘッドホンジャック、MicroHDMI、ディスプレイ下に前面カメラを備える。
本体サイズは213x149.5x5.5~14.2mm。
CPUとRAM、ストレージの構成による価格は次のようになっている。
- Intel Celeron 3965Y/8GB/256GB SSD=530ドル(一般販売後は637ドル)
- Intel Core m3-8100Y/16GB/512GB SSD=705ドル(一般販売後は842ドル)
上記の価格は日本語キーボード版を選んでも変わらない。
これらのCPUやメモリを小さな筐体に詰め込んでいるため液体冷却による放熱パイプとフォンを搭載、動作クロックを落とさず快適な操作感を維持できるとしている。
バッテリー容量は9200mAh、ローカル動画再生で8時間の視聴が可能。充電にはPD2.0の30W急速充電をサポート(しかし、以前から告知に使われていた製品画像とスペック画像は24Wと記載されてたままだった)。
GPD社が2019年5月下旬に予告として公開したスペック表を見ると680gとあったので、僅か1か月の間に650gとなったことになる。同社は毎回のようにキャンペーン中にアップグレードすることがあるため、今後のサプライズも期待してしまう。
そのアップグレードが行われるかは出資額が大きく関わっており、目標額89622ドルに対して6月26日午後7時時点で151469ドルを突破している。これは169%の達成率で残り45日、今後が楽しみなキャンペーンとなっている。
前回の話
大型UMPC対決、8.9型GPD P2 MAXと8.4型OneMix3Sでスペック・価格を比較
リンク:INDIEGOGO