Fire HD 10 (2019)でSDカードは壊れるか、プライムビデオやアプリを試す

Fire HD 10 (2019)でSDカードは壊れるか

今回テストに使ったmicroSDカードは新品ではなく、ソフトバンク契約時のXperia XZと一緒に購入して長く使ってきた正常に動作することが確認できているアイテムだ。

事前にSDカード内のデータをWindows 10へ保存し、「FAT32」へと通常フォーマットしてから挿入した。しかし、Fireタブレットでもフォーマットするので意味がないかもしれない。気分の問題で実行している。

それではFire HD 10 タブレット第9世代でmicroSDカードを使っていこう。

※これより先は、Fire OS 7.3.1.1で動作する第9世代Fire HD 10タブレットの話となっている。

microSDカードのセットアップ

はじめてFireタブレットにmicroSDカードを挿入すると上図のセットアップが表示された。使用目的により2つの選択肢があり、今回は壊れたという報告が多いように思える「タブレットのストレージ」を選択した。

「外部ストレージ」を選択すると他のデバイスでも使えるようになるので用途によって選ぶと良いだろう。

「タブレットのストレージ」を選ぶとフォーマットの確認が表示された。ここではストレージデバイスのフォーマットを選択する。

フォーマットが開始された。ここで20％という表示のまま5分ほど変化がなく、大いに慌てたのは言うまでもない。

無事にフォーマットが完了するとコンテンツ移動の確認画面に切り替わるので移動を選択した。

無事にセットアップが完了した。

少なくともセットアップが完了しないということはなかった。次にSDカードへコンテンツを保存して動作を確認していく。

SDカードを使う

設定メニューからSDカードの保存状況を確認、セットアップでコンテンツの移動を選んだため1.47GBの個人ファイルが保存されていた。

ここからメインとなるアプリをSDカードに移動して使えるのか試していく。「アプリを移動」を選択して4本のアプリをSDカードに移した。

SDカードに保存された防衛ゲーム「Kingdom Rush」のプレイ中を撮影、特にアプリが固まったり落ちるといったことはなかった。

次にプライムビデオを試す。

任意の動画でダウンロードオプションを選択、最高画質でSDカードへ保存した。その後、視聴したところ問題なく最後まで視聴することができた。

続いて「Kindleアプリ」にて雑誌をダウンロード、こちらも問題なく読むことができた。

最後に再起動してから上記３つを確認したところ、いずれも削除されることなく楽しむことができた。ちなみに、Kindle本の消失についてはSDカードを使わなくても朝になると消えているという話もあったのでアプリの問題かもしれない。

SDカードを使った感想

とても身構えていただけに何だか寂しい気もするが、正常に使えたので良かったのだろう。Fire OSのバージョン番号は変わらないがアップデートが11月11日に配布されていたので何かしら改善があったのかもしれない。

今回は外部ストレージとして使っていないので、そっちが「ババ」だったという可能性もある。次回は外部ストレージ編としてSDカードが壊れないか試した内容をレポートする予定だ。

Fire HD 10 タブレットのレビューは205件（全レビューを新しい順で表示）となり、11月12日には400GBの大容量SDカードを使ったら確認画面で止まるという新しい報告があった。過去には大量のKindle本を読んでいるユーザーから問題が報告されていることもあり「大量・大容量」がキーワードなのかもしれない。

続き⇒Fire HD 10 (2019)でmicroSDカードは壊れたか、外部ストレージ編
前回⇒Fire HD 10 (2019)のroot化はできるのか、調査編