SIMフリー版『AQUOS sense3 plus(SH-M11)』発表、無印SH-M12とスペック比較
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先日タブクルで購入した5.5型AQUOS sense3の大画面モデルとなる6.0インチ『AQUOS sense3 plus』のSIMフリー版「SH-M11」が発表された。
上位モデルとも称されるため2機種のスペックを比較、それぞれの強みをチェックしたい。
AQUOS sense3 plus(SH-M11)発表、無印SH-M12とスペック比較
はじめに2機種の主要なスペック情報を記載した表を掲載する。いずれもシャープの製品ページ(SH-M11とSH-M12)を参考にした。以下()内の型番で記述。
2機種の共通項目としては顔認証/指紋センサー、防塵防水IP68、おサイフケータイ、デュアルSIMスロットでmicroSDカード最大512GBサポート、USB-Cとイヤホンジャックという点が挙げられる。
つまり利用できる機能、サービスに違いはないことになる。
それでは2機種の違いを見ていこう。
CPUとRAM、ストレージ
スマートフォンの価値を決める処理性能では「SH-M11」がRAM6GBに128GBストレージと全てで上回っている。
2017年11月にリリースされたSnapdragon 636は、SH-M12に搭載されている同年リリースのSnapdragon 630と上位モデル660の中間に位置するミドルレンジ向けプロセッサで630と比べてパフォーマンスが40%向上、グラフィック性能も10%向上している。
そのため、SH-M12よりはアプリの体感速度が向上すると思われる。
次にRAM6GB、ストレージ128GBと強化されている。microSDカードスロットがSIMトレイを共有しているためデュアルSIMで運用し、かつ写真や音楽、動画といったデータを端末内に保存するのであればSH-M11は魅力的な選択肢となるだろう。
バッテリー、駆動時間
2機種のバッテリー容量は同じ4000mAhとなっているが、充電時間が異なっていた。
上位モデルともいわれているSH-M11はUSB PD急速充電を謳っているがフル充電にかかる時間は約190分、USB PDの文字が見当たらないSH-M12は約170分だった。
連続通話時間は次のようになっている。
SH-M11:VoLTE:約2,105分/3G:約1,760分/GSM:約970分
SH-M12:VoLTE:約2,680分/3G:約2,330分/GSM:約1,110分
次に日常のバッテリー持ちを知るうえで重要な「連続待受時間」を見てみよう。
SH-M11:VoLTE:LTE:約640時間/3G:約740時間/GSM:約695時間
SH-M12:VoLTE:LTE:約850時間/3G:約960時間/GSM:約850時間
結構な時間の差があった。これは大容量のRAMと高い処理性能、大きなディスプレイが影響していると思われる。
タブクルではモバイルルーター兼スマートフォンとして使っていくためSH-M12の長時間駆動は有難い。それ以上のアプリの処理性能を求めて、駆動時間も妥協したくないときはSH-M11が良いだろう。
カメラ性能、その他
2機種のカメラ構成は前面シングルカメラ、背面デュアルカメラと変わらないが画角と画素数が異なっている。かといってカメラにこだわりを持つ人が選ぶ端末ではないため、僅かな画素数と画角の差を気にする人は少ないだろう。
他には画面サイズが異なるため本体サイズと重量に違いが発生している。SH-M11は8gだけが重く、縦に2cm、横に0.5cmほど広く、厚みが0.2cm薄くなっていた。縦方向に2cmは結構な違いなので須磨―tフォンを収納するポケットに収まるのかチェックしたほうが良いだろう。
発売日・価格
SH-M11の発売日は12月25日でカラーはムーンブルー/ブラック/ホワイトの3色展開、すでにアマゾンなどで販売が開始されている。3色とも在庫ありで価格はプライム対応59388円となっていた。
SH-M12はプライム対応で3.5万~3.7万円にて販売されており、発売から間もないこともあって記事投稿時点ではスペックの違いを超えた価格差が発生しているようにも思える。
なお、タブクルではSH-M12のレビュー記事を公開しているのでチェックしてほしい。