Amazon Fire Toolbox V6.5公開、mtk-su対応でFire HD 10の一時rootへ準備
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Amazon Kindle Fire
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XDAで公開されているFire HD 10 (2019)をサポートするハックツール「Amazon Fire Toolbox」の最新バージョン6.5が昨日リリースされた。前回チェックした際のV6.1とは異なり「mtk-su」に対応、一時的なroot取得が行える可能性が記されている。
Amazon Fire Toolbox V6.5公開
昨日の投稿を見ると最新『Amazon Fire Toolbox V6.5』はアルファビルド2という状態のため、正しく動作する保証はできないとしている。
『Amazon Fire Toolbox V6.5』の標準機能を見ると前回2019年11月5日に取り上げた際のV6.1に関する記事と比べて機能が増えているのがわかる。
その中に次の一行が加わっていた。
Temporary Root Shell: Thanks to @diplomatic’s AMAZING and OUTSTANDING mtk-su script the Toolbox now supports spawning a temporary root shell!
同ツールはrootを取得しなくてもAmazonアプリをアンインストールしたり、ロック画面の壁紙を変更したり、音声アシスタントをAlexaからGoogleアシスタントに変更するといったことが行えることで支持を集めていたが、新たに一時的なrootを取得できる「mtk-su」をサポートした。
もちろんFire OSの抜け穴が見つからなければ意味はない。しかし、同ツール経由でフルカスタマイズを行いつつ、発見されたらroot化するといったことが可能になった。
root化によりシステムアップデートを行わないといったことができると小さなアップデートのたびにホーム画面が強制的に戻るといったわずらわしさはなくなるだろう。
しかし、Google Play経由のアプリはともかくプライムビデオやKindleなどのAmazonサービスはシステムバージョンが古いと不都合が生じる可能性も懸念される。その際はGoogle Play経由でAmazon関連アプリを入手すれば良いかもしれない。(そう考えると代替機を想ってしまう。)
root化できたら実施したいことの1つにロック画面の無効化がある。Fireタブレットは他のAndroid製品と異なり標準でパスワード画面は表示されないが、広告を表示するためにロック画面を表示する。そのため、毎回スワイプ操作を行う必要がある。これをなくしたい。
過去にFire HD 10 (2017)でロック画面を無効化したが、非常に快適だった。
「mtk-su」をサポートしたとしても他のFire端末が対象だろう。それでも期待を込めて『Amazon Fire Toolbox V6.5』をFire HD 10 (2019)にインストールしてもよいと思った。
Source:Amazon Fire Toolbox V6.5