約12万台からHDD故障率を公開、信頼できるメーカーほか
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周辺機器
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低コストなクラウドバックアップやストレージサービスを展開するBackblazeは現地時間2月11日、同社の主要サービスを運用するデータセンターで稼働している122,507台のハードディスクドライブについて故障率をメーカー別に表にまとめて公開した。
メーカー別のHDD故障率が公開
Backblazeは2019年12月31日時点で124,956台のHDDを動かしており、そのうち2229台をブートドライブとして使い、残りの122,658台をデータドライブとして使っていたようだ。
今回公開されたHDD故障率は122,658台のデータドライブを対象にしているが、その中からテスト目的のHDDと第4四半期中に5000日の運用実績がないHDDを除外、最終的な検証結果は122,507台のHDDになっている。
そして下図が2019年末に集計されたメーカー、モデル別のHDD故障率リストだ。
2019年に障害が一度も発生していないHDDは1つだけ、東芝4TB(型番:MD04ABA400V)だったと伝えている。しかし、ドライブ数が99台と少ないため数が増えれば変わってくるだろう。
年間の運用を見ると、HGSTが運用台数が多いなか1%未満の年間故障率を実現している。次に先ほどの東芝、最後にSeagateという並びになる。
2013年から2019年までの故障率
同社は更に2013年4月20日から記録しているデータを加えた表も公開しており、それを見るとHGSTの故障率が低いことがわかる。東芝も同じく1%未満だが台数が少ない。
下記リンクでは、同社の考察や活動メモも書かれており大容量化への試みなどクラウドサービス運用の裏側を垣間見れるほか、ハードドライブ統計データが無料でダウンロードできるようになっている。
Source:BACKBLAZE