アップルが「iPhone 8」販売終了、iPhone SE(第2世代)とスペック比較
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Appleが「iPhone SE (第2世代)」を発表したが、それに合わせて最後のホームボタンと言われてきたiPhone 8が直販サイトでの販売を終了した。
今後はApple製品取扱店で購入できるとしているが、すれ違いとなった2機種のスペックが似ていたので違いを詳しく調べた。その内容をシェアしたい。
アップル「iPhone 8」の販売を終了
なぜ「iPhone 8」が販売終了になったのか、理由を探してスペックを比較したところ2機種とも同じサイズで同じ重量であることに気付いた。
本体サイズ:138.4x67.3x7.3mm
重量:148g
以下、iPhone 8 とiPhone SE(第2世代)とのスペックを比較した内容を記載する。
画面サイズも4.7インチで解像度も1334x750と変わらない。ディスプレイで異なる点は3Dタッチが触覚タッチに変更となっただけで輝度など他の項目は全く同じだ。
防水性能もIP67等級で変わらない。
チップはA11で初代Neural Engineから、A13に第3世代のNeural Engineとなり、処理性能が向上している。AppleによるとiPhone 8から買い替えた場合、最大1.4倍も速いCPUで最大2倍も速いGPUになるという。
背面カメラは1200万画素の広域f値1.8と変わらないが次の項目が追加された。
進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード
6つのエフェクトを備えたポートレートライティング(自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)、ハイキー照明(モノ))
また、HDR撮影は「写真の自動HDR」からiPhone 11シリーズなどと同じ「次世代のスマートHDR(写真)」となった。
ビデオ撮影では次の3項目が追加されている。
- ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大30fps)
- QuickTakeビデオ
- ステレオ録音
前面カメラも同じ700万画素のF値2.2、機能はさきほどの「進化した~」と「6つのエフェクト~」に対応している。
通信では「4G LTE-Advanced」という項目がiPhone 11と同じ「ギガビット級LTE」に変更され、エクスプレスカードからiPhone 11と同じ「予備電力機能付きエクスプレスカード」となった。
認証機能はFace IDに対応せず、iPhone 8と同じ第2世代の指紋認証センサーを搭載したTouch IDとなっている。
バッテリー駆動時間については「iPhone 8とほぼ同じバッテリー駆動時間」とシンプルに書かれているほか、18W高速充電もiPhone 8と変わらないため、名称こそiPhone SEだがiPhone 8の後継モデルと考えても良さそうだ。
大きな違いの1つとしてはSIMカードで、nanoSIMのシングルSMだったiPhone 8に対して、eSIM+nanoSIMのデュアルSIMになっていた。
Appleのスペック比較を見た限りiPhone SE(第2世代)はiPhone 8の中身を変えたアップグレード版といった印象を受けた。日本で普及していないeSIMを欲しいというユーザーも少ないだろう。もしiPhone 8を持っているなら急いで買い替える必要はなさそうだ。
4インチであれば買い替えるつもりだったのに…。
iPhone SE(第2世代)だけのスペックを見たいときは前回の記事で確認できる。
⇒iPhone SE (第2世代)発表、スペック・発売日・価格