Optimus Pad「L-06C」+IIJmioのテザリング開放方法(要root化)
公開日:
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最終更新日:2012/09/02
L-06Cタブレット
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Optimus Pad「L-06C」のテザリング開放手順
事前にやっておいたこと
- DropBoxのインストール(SDスロットがないので)
- apktoolのインストール
- 7zipのインストール
作業概要
間違えると即文鎮化というハードル高めです。
L-06CはSDカードがないためDropboxを活用します。
以前、Novo7 Auroraの際はSDカードを使いましたが、Dropboxのほうが楽でした。
- 「/system/framework/framework-res.apk」をDropboxへアップロード
- WindowsでDropboxからローカルフォルダへコピーしapktoolで解凍
- 解凍ファイルから「/res/values/bools.xml」を探し「true」を「false」へ編集する
具体的な手順
取得や解凍、書き換え後の圧縮まで1つ1つに手間暇をかけることができます。
L-06C側の作業
- OIファイルマネージャ等のルートディレクトリが見えるファイル管理アプリを起動します。
- 「/system/framework/」に移動します。
- フォルダの中から「framework-res.apk」を探してコピーします。
- Windowsから見えるフォルダにコピーします。例:「/mnt/sdcard/Download」
- Dropboxを起動して当該ファイルをアップロードします。
Windows側の作業
Windows7 64bitで作業しました。
- 環境変数のPATHに【AndroidSDKの「platform-tools」】があるか確認する。例:C:Program Files (x86)Androidandroid-sdkplatform-tools;
- L-06CをUSBで接続しファイル「framework-res.apk」をWindows側へコピーします。
- apktoolでAPKを展開します。例:java -jar apktool.jar d framework-res.apk apk¥framework-res(過去の記事を参照)
☆「apk¥」 はフォルダ名「apk」という意味です。 - 「framework-res/res/values/bools.xml」を開きます。
- <bool name=”config_tether_dun_required”>true</bool>という行を
<bool name=”config_tether_dun_required”>false</bool>「false」へ修正する - apktoolでapkファイルを作成する。(例)java -jar apktool.jar b framework-res framework-res_new.apk
- ここで画像のようなエラーが発生するケースは古いバージョンの「apktool1.4.1.tar.bz2」を使い解凍作業から行うと正常に再構築できると思います。
- 正常に再構築できた場合は、数行しか表示されません。
次は、署名ファイルのコピーを行ないます。
- 適当な作業フォルダを作成します。例:「work」
- 以下のファイルを作業フォルダへ移動します。
- framework-res_new.apk
- framework-res.apk
これで署名の準備が整いました。
次はコマンドプロンプトと7zipを使い署名をします。
- コマンドプロンプトで作業フォルダへ移動し以下を実行します。
- 7z x framework-res.apk
- 7z a -tzip framework-res_new.apk AndroidManifest.xml
- 7z a -tzip framework-res_new.apk META-INF
解説
「2」で旧ファイルから署名(1ファイルと1ディレクトリ)を抜き出します。
- AndroidManifest.xml
- META-INFディレクトリ
「3」と「4」は、「2」で抜き出した署名(1ファイル、1ディレクトリ)を新ファイルへ移動しています。
L-06Cへファイル「framework-res_new.apk」を還す
最終ラップに入りました。
ここでミスを犯すと文鎮化します。。。
- Windows側で作成した「framework-res_new.apk」をDropboxにアップロードします。
- L-06C側でDropboxから適当なフォルダへエクスポートします。
- ESファイルエクスプローラーを起動します。
- ESファイルエクスプローラーの設定画面で「ルートエクスプローラー」と「ファイルシステムをマウントする」にチェックが入っているか確認します。
- 「1」でダウンロードした新ファイル「framework-res_new.apk」を「/system/freamwork」へコピーします。
- 貼りつけたファイル「framework-res_new.apk」をロングタップしプロパティから権限を「rw-r–r–」に変更します。
- 旧ファイル「framework-res.apk」をロングタップし「framework-res_old.apk」等の名前へ変更します。
- L-06C内の「framework-res.apk」がなくなるためエラーが発生しますが作業を続けます。
- 新ファイル「framework-res_new.apk」の名前を「framework-res.apk」にします。
- L-06Cの再起動をします。
- docomoの文字から時間がかかり肝を冷やしますが問題なく起動しました。
以上でL-06Cのテザリングが開放されました。
これでデュアルコアのルーターが完成しました。
バッテリーも巨大で単体で十分活躍できるという頼もしいL-06Cなのでした。
次回は、L-06Cでテザリングを行う方法を書く予定です。
編集後記
ふとアマゾンの欲しいものリストを見てみたらL-06Cが値上がりしてました。
現在アマゾンで19,200円みたいで約1,000円の値上りですね
- アマゾン:L-06C(2012/06/30日現在で18100円)
オーバークロックもしてみたいですね