ATM/POS等に危険迫る、WindowsXPなどのソースコード漏洩か
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銀行のATMやクレジットカード決済を行う際のPOSシステム、組み込みデバイスで未だ使われている既にサポートが終了したWindows XPについて、そのソースコードが漏洩したことが伝えられている。
クラッカーによる大規模なハッキングが行われる可能性が出てきた。
WindowsXPソースコード漏洩か
2020年9月25日、4chanフォーラムにWindowsに関する43GBものソースコード漏洩が行われたと海外メディアが一斉に報じた。
そのアーカイブには2020年5月にリークされたWindwos NT3.5とXBOXソースコードダンプをはじめ、次のMS DOS時代からのソースコードまで含まれているという。
MS DOS 3.30
MS DOS 6.0
Windows 2000
Windows CE 3
Windows CE 4
Windows CE 5
Windows Embedded 7
Windows Embedded CE
Windows NT 3.5
Windows NT 4
これらのファイルは既にトレントで配布されており、リーカーによると「Windows XPのソースコードを見る限り何年間もの間ハッカー同士で受け渡しされていたもの、これまで公にリリースされていないデータ」と答えたという。
Windows 10の内部ビルドは2017年にリークされ、先日はMicrosoftのプライベートなGitHubリポジトリがハックされて内部プロジェクトがリークされていた。
いくつかの海外メディアがMicrosoftにWindows XPのソースコードなのか尋ねているが「現在調査中」という回答だったという。
タブクルではリーク元へのリンクを掲載しないが、トレントで共有されている以上、ソースコードは世界中でダウンロードできる状態になっている。
カスペルスキーは2020年9月6日に公開した日本向けの記事でWindows XPが今もOSとして一部の組み込みシステム(ATM・POS含む)で使用されていること、その危険性を訴えていた。
また、TechRadarProが投稿した2018年11月の記事を見ると、その時期でも稼働しているWindows XP搭載ATMが数多く存在していることが伝えられていた。
多くの人は今からハイリスクな旧OSを利用することはないと思うが、独自システムを運用するために現在もWindows XPを動かしている企業や海外でカードによるPOS決済・ATMを利用する人は注意した方が良さそうだ。
Source:Twitter