ズボラOKでパワフルな象印の加湿器「EE-RQ35」購入レビュー
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頻繁なフィルター交換やブラシ掃除が必要だったり、水を残して1週間も使わなかったらカビが発生してしまうといった世話好きに愛されてきた冬の定番家電「加湿器」。
ウィズコロナ時代に「加湿器のカビが原因かも」と言う可能性を予め除去できる象印の加湿器「EE-RQ35」を購入したので加湿スピードや騒音、肌の保湿効果やカビ、掃除に関してシェアしたい。
加湿器「EE-RQ35」購入レビュー
つい最近までは部屋の湿度が60%後半で快適だったが、気が付けば51%まで乾燥が進んでいた。
若い頃は気にもしなかった乾燥が近頃では牙を剥いていくる。そこで急遽、加湿器を調べたところスチームに始まり、気化式やハイブリット、超音波、様々な種類があった。
そこで、次の条件に絞って調べることにした。
- フィルター掃除やブラシ掃除、分解掃除をしたくない。
- 水を捨てるのを忘れても深刻にならない、カビを気にしたくない。
- 加湿能力が高い。
上記を踏まえると今回のスチーム式になってくる。
スチーム式のデメリットとしては消費電力があった。気化式や超音波が10W未満の製品も多い中、200W以上の電力を消費する。今回レビューする「EE-RQ35」も湯沸かし時に985W、加湿時305Wも消費するため、電気代を重視する人には勧められない。
それでも私がスチーム式の購入に踏み切ったのは掃除や水交換を忘れる可能性があると判断したからだ。それによって加湿器がカビを撒き散らす装置になってしまい、それで体調を崩すくらいなら電気代の方が安上がりと思った。
その中でも家電量販店や価格コムで辿れる数年前から現在に至って常に上位にいる象印のスチーム式を購入した。レビューも多いためトラブルにも対処できると思っている。
加湿器「EE-RQ35」を購入した理由。
象印は水容量別に3つの新モデルをリリースしており、価格コムなどで1位になっているのは最大容量モデルだが、私は「EE-RQ35」は最も小さいモデルを選んだ。
その理由として次のような内容がある。
- 持ち運びに便利な重量とサイズ(洋室10畳以下で使いたい)
- 消費電力量が最も少ない。
- 必要十分な加湿能力(350mL/h)
この「EE-RQ35」は絶妙な仕様になっていて容量こそ2.2Lと少ないが、加湿時間は弱設定で27時間運転(305W)と中間モデル「EE-RQ50」の弱24時間運転(410W)よりも長く、かつ消費電力が少ない。
それでも、レビューを見ると不満の頂点に君臨しているのは消費電力だ。
何故かというと3モデル共通で湯沸かし時には985Wを消費するのが理由で、それが2.2Lから4Lを沸騰させている時間がかかる。しかし、これについてはレビューを読みながら答えは出ていた。
ガスでお湯にしてから移す。この方法により圧倒的に安いガス代で済み、かつコーヒーなども一緒に用意できる。それを試したくて購入したところもある。
「EE-RQ35」の購入レビュー。
「EE-RQ35」に付属品などない、電気ポットなのだから。
デザインについては今後に期待するとして、家電として見れば無駄のないフォルムとも言える。電源コードは弱めのマグネットで着脱できるタイプなので地震などが発生しても安心だ。
蓋はロック解除レバーを押しながら「押す」をプッシュすることで開く、中身は象印の電気ポットなので、そこへ水を入れることになる。
上図の網目状になっている箇所にスチーム噴射ノズルがあり、アロマなど洒落たオプションは考えられていない。ただ愚直に65度まで冷ました霧を放っていく。
水を入れたら「入」ボタンを押して任意のモードを選ぶ、「弱」にすると頻繁にON/OFFを繰り返して電気代がかかりそうだったので「強」を選んでいる。
「強」運転を開始したところ30分もせずに51%から61%にまで湿度が跳ね上がった。霧の勢いが良いので天井が低いところに設置するのは避けた方が良いだろう。
音は電気ポットを沸騰している音に霧を発生させる際の風切り音を加えたような状態で、無音の部屋では「動いてるな」とわかる程度に聞こえる。
まだ夜をともにしておらず部屋を暗くした写真で恐縮だが、LEDランプの明るさは上図のような感じになった。
やかん作戦の結果
撮影技術の問題で伝えられていないが、結構な霧が出ている。
まず、やかん作戦。
やかんで沸騰させた熱湯を「EE-RQ35」に注いで「入」を選択すると、予想通り「沸騰作業なし」と評価できる1〜2分後の蒸気発生を確認できた。
冬の冷たい2.2Lを985Wで沸騰させる時間と、それにかかる電気代がなくなったのは嬉しい結果と言えそうだ。
保湿による肌改善とカビの境界線。
次に肌の保湿効果、冬になると肌の乾燥により痒みやあかぎれ、ひびに湿疹と皮膚科への受診が増えるらしい。その原因となる乾燥について、肌の種類別に見ると次のような湿度が良いとされていた。
- 通常肌=50%前後
- 乾燥肌=50%〜60%
医者のブログなどをチェックすると、冬は気温が低いため湿度が40%でも空気中の水分量は相対的に少なくなるという。その一方でカビに関する専門家は60%を超えると一気にダニやカビの繁殖が始まると警告を鳴らす。
私は乾燥肌に近いので、60%を目指して加湿することにした。
「EE-RQ35」を強運転していると、あっという間に64%や65%まで加湿してしまうので扱い方を注意しなければならないが、夜に痒くて目が覚める、足の指などが乾燥してしまうといった症状があれば処方薬や市販薬よりも先に生活環境を整えるのも良い。それで改善されたら電気代は安いものだ。
(追記:弱運転していても湿度が上昇してしまったので使用方法を模索中。)
ちなみに加湿器を使わずに湿度を上げる方法として次のような内容があった。
- 水掛け(掃除ロボットの水拭きなど)
- 濡れタオル(菌の繁殖や匂い問題あり)
- 水を置く(コップや桶など、加湿力が弱い)
- 霧吹き
上記に関する情報を多く見かけたが、個人的にはシンプルに水を多く摂取することが大切だと思っている。意外と忘れがちなのでアプリなどで管理するもの良いだろう。
感想、まとめ。
ガジェット系のブログなのでUSBタイプからパワーのある超音波式など様々な加湿器をレビューさせていただいてきた。(今回の「EE-RQ35」は自前)
その中で最もパワフルなのは「EE-RQ35」だった。
全く手間がないというわけではなくクエン酸で綺麗にする作業が必要だ。旧モデルの購入者は水タンクにサビが発生した際にクエン酸で消えたと報告していたほか、購入から4年間も使えていると伝えていた。それ以上の手間はかからないのかもしれない。
冬になって肌トラブルが発生した際に、加湿器のカビやら掃除不足やらを疑う項目を排除できることは電気代よりもはるかに重要で、「EE-RQ35」は家電として優秀だと思った。
最初は北欧風などデザイン重視で探していたが、数年前の個人ブログから医者のサイト、価格コムや家電量販店の人気ランキング上位のモデルにあった製品のページ仕様から最新のレビューまで調べた結果、満足できる加湿器に出会えた。
安心、安全で手間が極端に少なく、加湿という本来の目的をスピーディーに果たしてくれる。
もう大満足!と言いたいところだが、デザインだけ、何とか、、大きい電気ポットにしか見えなくて、、、。
→今回のアマゾンでは販売されていないためビックカメラで購入した。