第6世代iPad miniはイヤホンジャック非搭載と判明、第9世代iPadの価値
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Appleが先日リリースした新しいiPad miniについて、海外で「イヤホンジャックがなくなっている!」と話題になっている。その一方で同時リリースの第9世代iPadはイヤホンジャックを搭載、さらにLightningコネクタも受け継いでいた。
有線イヤホンの有無で何が変わるのか、2機種の違いと第9世代iPadの価値について考えたい。
第6世代iPad miniと第9世代iPadの価値
2年前に発売された第5世代iPad miniから大幅なアップデートにより、Proモデルと同じUSB-Cやベゼルレス化が実現された。
しかし、イヤホンジャックがなくなった。
おそらくUSB-C変換コネクタ経由で繋ぐ形になるだろう。
Appleの希望通りAirPods(またはワイヤレスイヤホン)を買えば良いが、次のような問題もある。
- バッテリー・駆動時間の制限
- 無線接続の障害・認証トラブル
- 本格ゲームや動画・音楽の音声遅延
特にバッテリーは月日と回数により劣化、短くなっていく。
もちろん電池を使うノイズキャンセリング機能といった恩恵もあるが、iOS/iPadOS更新でイヤホン接続不能となれば自己解決できる人は少ないだろう。
また、全てのApple製品をUSB-Cに切り替えて統一していないためiPhone用ケーブルと2本運用、Apple Watchを入れると3本運用となってしまう。
さらに新モデルでは第2世代Apple Pencilへの変更や筐体サイズ違いによるケース買い替えなど同じ名称「iPad mini」でも全く別物なので注意が必要だ。
少し古いアプリは第2世代Apple Pencilに対応していないこともあるので全て買い直してから「愛用アプリで使えないことが判明」とならないよう気をつけよう。
第9世代iPadの価値
ここで救いとなるのが枯れた技術を受け継ぐ第9世代iPadだ。
旧モデルと同じLightningコネクタとイヤホンジャックを備えている。
そのため、iPhoneでLightninngケーブル充電を行なっているなら1本で順番に充電するという流れが自然に行えて、AndroidやWindowsで使っていた高級な有線イヤホンも気軽に活用できる。
画像:第9世代iPadの製品ページより
無印iPadは教育用デバイスという位置付けもあるのかもしれない。理由はともかく有線イヤホンやiPhoneの充電ケーブルを一緒に使えるのだ。
さらに第1世代Apple Pencil対応ということで従来のiPadユーザーにとって余ったケーブルやペン、イヤホンを使いまわせるため安さだけではない価値のあるアップデート端末ではないだろうか。
Appleといえば将来的に全ポートを排除する方針という噂もあったが、次々とイヤホンジャックを廃止してマグネット充電(ほぼ有線充電)に切り替えていることからも現実味を帯びてきている。